言霊・言の端

言葉のマジックをどこまで行使できるか?そんな想いで言葉を綴っています。

西日

2016-07-31 17:04:19 | 言の葉






今日連れて西日ゆかんとすを見定む







二度とはない今日という日を、西方浄土へと導く陽よ....





季語 西日  晩夏






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The end of study

2016-07-30 12:47:53 | 言の葉



高校時代に読んだ英文



* not A but B  : AではなくB 構文





The end of study is not to possess knowledge as a man possesses the coins in his purse,but to make knowledge a part of ourselves, that is, to turn knowledge into thought, as the food we eat is turned into the life-giving and nerve-nourishing blood.



James Bryce,  University and Histrical Addresses






学ぶ目的とは、財布の中に小銭を持ち歩くように知識を有することではなく、
知識を己が一部となすことにある。
つまり私たちが食べる物が血液に生命の源となる活力を与え、気力を養うように
知識を咀嚼し思想と化すことである。





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ここのところ暑さは控えめな日々が続いており、日中は汗を酷くかくけれど、扇風機が使い物になっているから有難い。


キーボードはトルコの三拍子の曲を練習している。


ゆっくりとしたほのぼのと沁みいる曲で、オカリナの音色を選んで弾いてみたらぴったりだった。


セタールは二週間前キーボードで練習した曲でイランの曲だけれど、リズムは二拍子なのでキーボードのパーカッションをアラブのリズムにセットしてみたら面白い感じになった。




稽古、練習と言いながら、文字通り私は音を楽しんでいるのだけれど....

音楽からも何か学べているといいなと思う。








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ダックスフント 4ヵ月半♀


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細切れ練習

2016-07-28 12:26:46 | 言の葉






昨日と今日は曇りがちで風があって過ごしやすい。

最高気温は36度ということだけれど、

テヘランのように乾燥気候で風があれば夏の天候としては理想的といえるのではないかと思う。

なかなか更新できないのは、30分以上の時間を作るのが難しくなっているからで、

家事炊事、息子のサマースクールや塾の送り迎え、

ペットの世話などの義務以外のことでやりたいことは山ほどあって、

やりたいことの全てに毎日一時間を割きたいという希望はあるけれど私には無理で、

15分から20分間、その時間がないときは十10分でも練習するようになった。


朝おきて朝食やら、洗濯ものなどの家事を終えて、

15分セタールか、キーボードの練習。

圧力鍋をかけているあいだに腹筋、ダンベルを使った筋トレをしたり・・・


そんな細切れ練習の日々が続いている。

わたしの脳の許容量、需要量、集中力の臨界点などを考えても、

15分を目安にした細切れ練習は効果的であるように感じている。


そういうわけで、記事を書き、アップする時間も細切れにして、なんとか更新頻度をあげたいな・・・


っとついさっき思いついたので、さっそく実行に移すことにした。



キーボード、セタール、筋トレなどの運動、そして始めて一ヶ月程の習い事は、

なんとか毎日触れていたい・・・その思いだけで思いついた時間の過ごし方。



そこまで趣味に酷くこだわり、執着しているけれど、私は習い事が上達することで、

資格やら仕事を得たいとか、誰かを喜ばせたいとか、人に見て聴いてもらいたいとかいう考えはほとんどなかったりもする。まったくないとは言えないけれど、そのパーセンテージは極めて低い。



それでもそこまで趣味にこだわれるのは、きっと私が  ”おそろしくわがまま者” だからだろうと思う。





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I don't know any stronger power than ”continuation”.       



                                            by    Hiro-Maryam








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瞳凝らすも

2016-07-22 22:20:19 | 言の葉



今日からKHORDAAD月(太陽が獅子座宮に入っている月)が始まった。

夏の三ヶ月の真ん中にあたる月で、夏本番・夏真っ盛りのひと月。

その朔日だった今日は、最高気温が40度で体感温度が42度で、

明け方近くなっても27度しか下がらない予報。

夜になっても暑い。

屋上にいって打ち水をしても暑さにさほど変化はない。


この間記事を更新した頃に比べては時間的余裕はあるけれど、

なんだかんだで言葉を紡ぐよりは、スマホでみられる小説やらニュースやら、

言葉にたいしても受身となっているのは、脳が暑さと疲れでよく働かないからなのだろうな・・・

っと思う。

英語辞典をみていてわかったのだが、とうとう老眼の兆し。

まあ、47年と2ヶ月余りという年齢を考えれば当然なのだ。

ポケット辞典に記載されている文字が読めなくなった。

まだ普通の大きさの辞書ならば大丈夫だけど、それも数カ月かな?



”焦点を探り瞳を凝らすとも点定まらずして心焦らさる”





新しい習い事をして新しい友人ができて、15歳と20歳、24歳と30歳という女性たちで

彼女たちから35歳以上にはとても見えないけどいくつなの?なんて聞かれて

嬉しくなったものの、身体はやはり正直で、身体能力には誤魔化しも開け胡麻のおまじないもまったく通じないのだ。



私の身辺では義両親との関係が急激に悪化してきた。

私のせいでも義両親のせいでもないのだと思うことにしている。

いろんな理由は挙げられるけど、なんというか距離が離れるように道が伸びていたとしか言い様もなく

それで良いと思って深く考えないことにしている。

一般的にここで問題となってくると予想される夫、その人も義両親だけでなく、

私と息子ともほとんど一緒に過ごすことがなくなって、私と息子が彼らとどうなっても、

忙しくて、関わる時間もなく、めんどくさいといった立場でおり、

息子からいろんな報告を受けて、私も仕方なく言葉を添えると、

いいよ別に・・・と言うのでそれは有り難いことっと思い、私も放っている。


二十年という歳月が経過して、いろんなことが、いろんな人が、状況が、

思いもよらない方向へと進んできているのを眺めているところ。


将来設計をすることは確かに大切なのだろうけれど、

将来設計をしたところで全く予測することができないことが起こることもまた必然で、

未来を描くことが大切なくらい、未来を描かないことも大切なんだろうな・・・


というのが答えにちっともなってない私の答えさね!なんて思っている。



最近、夫の はとこさん がシェアしてくれた海外の動画を見ていて、


こんなことを知った


OWN イコール NOW



わたしが感じていたことが的確に示されていて

目からウロコ だった!!




”過ぎ去るも今急ぐ吾も吾ならず過去の自身は今は虚像に”





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陽は落ちるも熱冷めやらぬ

2016-07-15 00:36:16 | 素描





陽の落つも熱冷めやらぬ夜、
今宵の月は如何ばかりかと、きざはしを昇り空仰ぎ見れば、未だ半ばの御身なれど影は、いとさやかにて闇をうち照らしおはす。




その場を掃き清め、例となりし打ち水をすれば、その水の面(おもて)を涼やかなる風の御手が愛で撫づる如くに来ては去り、去りては来(く)。

風は分け隔てなく、あめつちのさかひ馳せ、この罪深き身にさへ慈を吹き篭むる。吾が手もまた、おのづから傍らに伏す犬の長き鼻面(はなづら)を撫でつゝしばし今宵の月を眺め居る。





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陽は落ちたもののそんなにすぐには熱気が冷めない夏の夜、
今夜のお月様は如何なものか?と階段を昇って屋上に行って空を仰ぎ見ると、
まだ半分ほどしか満ちていない御身ではあるけれど、その光はくっきりと澄んでいて闇を明るく照らしてらっしゃる。



屋上を掃き清めて、いつものこととなった打ち水をすると撒いた水の上を涼しい風の、風神様の御手が優しく撫でていくように去来していく。



風は、風神様は分け隔てなく天地の界を駆けて、罪深い私のこの身にさえも慈愛を吹き込む。風に慈しまれたのを感じたこの私の手も自然と私の横に伏せをしている犬の長い鼻面を撫でながら、しばしの間今宵の月を愛で眺め居るのだった。













レイラとマジュヌーン いとしのレイラ

2016-07-14 18:30:36 | 趣味




ひと月ほど前に習った曲




”マジュヌーン ナブダム”

(僕はマジュヌーンではなかった)






マジュヌーン ナブダム

マジュヌーンナム キャルディ

アズ シャハレホ(KHO)ダム ビルーナム キャルディ


僕はマジュヌーンじゃなかった(のに)

君が僕をマジュヌーンにして

故郷から僕を追い出したのだ





とサビ部分では歌ってます。


マジュヌーン ナブドム

マジュヌーンノムキャルディ

アズ シャハレホドム ビルーンノムキャルディ


っというように民謡なので、

生まれも育ちもテヘランの息子も地方訛りで歌います(笑)







この歌は有名な物語


ライラとマジュヌーン


ペルシャ読みではレイリ(レイラ)とマジュヌーン


に由来があります。

美しいレイラに恋焦がれマジュヌーン(狂人)となった少年……。

エリック クラプトンの 名曲 ”愛しのレイラ ” も

この物語のヒロイン レイラ のことだそうです。



詳しくはWikipediaのこちらをどうぞ









なほ恋ふや

2016-07-10 07:39:46 | 言の葉






熱放つ陽をなほ恋ふや西空へ後追ふ如く雲の流るゝ




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午前中にすでに地表温度を高くあげる

夏の太陽が沈むと

人も動物もほっとするのに

それでも心惹かれ恋しく思うのか

たくさんの雲が陽の後を追うように

西の空へと流れていくよ





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