January 31, 2013
1月29日(火)
今年最初の理数点訳の講習会。一緒に講習を受けている方が欠席だったため、いつもより早く終わった。お天気も良かったので、代々木八幡界隈を少し散策した。始めて気がついたことだが、本屋が一軒もないのが不思議な気がした。本屋に足を止めるという土地柄ではないのだろう。渋谷をはじめもっと都心へ出かける人々の通り道であり、少し道を外れれば、松濤の高級住宅街といった場所には、立ち寄って本も覗いてみるという暇人とは無縁なのかもしれない。帰宅して、はちみつ入りのリンゴジャムを作った。暮れからお正月にかけていたいたリンゴがまだたくさんある。砂糖は控えたいのでネットで探していたら、はちみつ入りリンゴジャムのレシピが見つかった。トロっとした感じで出来上がったので、この頃飲んでいるしょうが紅茶に入れて、ロシアンティーにしてもいいかもしれない。
1月31日(木)
図書館で本を返却し、パウンドケーキ用の紙型を買う。さらに有隣堂で「POSSE」という雑誌について調べてもらう。実は今日の朝日新聞の「オピニオン」欄の高橋源一郎さんの時評を読んでいたら、この雑誌からの引用が多かった。知らなかったので書店で見てみようと思ったが、売り場に見当たらなかった。有隣堂には置いてないという。家に帰りネットで調べると、日本で唯一の若者による労働問題を扱った雑誌だという。今問題になっている生活保護や貧困問題にも切り込んでいるようだ。まあこの雑誌のことはさておいて、最近の政治関連のニュースは、全く見る気がしない。「安倍ノミクス」とかいってメディアが調子に乗って騒いでいるのが腹立たしいのだ。一方それではいけないのではないかということも分っている。皆が口をつぐんでしまったために戦争に突入した戦前の大衆と同じではないか、と思うからだ。 この時評で高橋源一郎さんは、「政治家たちはダメだ、話がぜんぜん通じない、というのは簡単だし、たぶん当たっているんだろう。けれど、政治ジャーナリストたちは、いい加減な返事が出来ないと彼らを恐れさせ、勉強しなきゃいけないと思わせるような質問をしてきただろうか。」(朝日新聞、2013年1月31日)と書いている。政治ジャーナリストだけでなく、高橋氏は、対話の大切さを語っている。 いろいろなことについて、見方の違う人ともあきらめずに対話する必要性を、私も感じている。