May 30, 2010
5月28日(月)
朝日新聞、月曜日の俳壇・歌壇のコーナー、私はどちらかというと歌壇の方をしっかり読む傾向があるが、最近歌壇があまり面白くなくなった。そのひとつに子供の歌を取り上げ始めたことだと思う。子供の歌がつまらないというのではない。しかしそれは別のコーナーで扱ってもいいのではないか。さらに、短歌と俳句を左右に掲載した真ん中の場所に、「俳句時評」、「短歌時評」というコーナーが、週替わりで設けられている。これはプロの作家の作品についての時評だ。ここに取り上げられている作品と、左右の投稿作品との間の違いがあまりに大きいことに違和感を覚える。どちらがうまいとか下手とかではなく、うまく言えないが、何かこのコーナーの主旨がはっきりしないことだ。投稿作品の場所であるならば、作品に対する添削の場にこの空白を使ってもいいのではないか、といったことを感じた。でもこの日も心に響く作品がいくつかあった。次に掲載させていただく。
原発の世に千の御手差しの述べて立木観音の深きまなざし (福島市) 美原 凍子
青き月見上げて聴けばボブ・ディラン恋の歌さえ祈るが如し (岡山市) 佐藤 茂広
波に我呑まるるごとく夏来たる (下関市) 野崎 薫
庭に咲くものの小さき暮春かな (富津市) 三枝 かずを
(朝日新聞5月28日「歌壇・俳壇」より)
5月30日(水)
朝日新聞を開くと、一面いっぱいに、中村格子『大人のラジオ体操』(講談社)の広告が載っていた。実は私も昨日、本屋で見つけて買ってしまった。身体の衰えを感じることが多いここ数年、ウォーキングをはじめ、いろいろエクササイズを試みるが、長続きしない。「美客・小尻・くびれ・若返り・肩こり解消… たった3分ですべてが叶う!」と帯に書いてある。私はそんなことはどうでもいい。何しろ今の体力を維持していきたい、それだけだ。ラジオ体操は、運動嫌いだった私も、音楽を聴けば体が反応する。パソコンを始める前に、本についている「DVD」をさしこんで、1日1回はエクササイズを実行しよう。
画像は、「センテッドゼラニューム」。この花は私のベランダの環境があっているらしく、差し木をしてもすぐつき、1年中花を楽しめる。