自転車事故で、追突相手を死亡させた事件があり、その賠償額が決まりました。
何と、9400万円です。
記事は、ここを参照:
記事の抜粋:
2015年に高知市の歩道で男子高校生(当時17)が自転車で警察官に衝突し死亡させた事故で、警察官の遺族が高校生だった男性に約1億1900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が高知地裁であり、西村修裁判長は「過失は重大」などとして男性に約9400万円の支払いを命じた。判決は(2020年2月は、加筆)4日付。
判決によると、男性は15年8月14日夜、高知市長浜蒔絵(まきえ)台1丁目の歩道を無灯火の状態で自転車を走らせ、警察官の職務質問の際に逃走した。近くにいた高知南署の男性巡査部長(当時25)が停止させようとしたが、そのまま衝突した。巡査部長は転倒し、意識不明の重体となり、2カ月後にびまん性脳損傷などで死亡した。
男性側は「警察官が自転車の面前を横切ろうとしたのは全くの予想外」として過失相殺を主張した。だが西村裁判長は、徐行しなければならない歩道上を無灯火で時速44キロで走行していたと認め、「暴走と評価せざるを得ない」と指摘した。
以上
この記事から言える事。
・無灯火は、違反。
夜はただでさえ、見えにくいです。灯火は、自転車に乗っている人が、走る道を明るくするためだけでなく、相手(自動車、歩行者等)に自転車がきていることを知らせる働きがあります。こっちの方が、有効です。だから、自転車ライトは明るくなくても良いのです。
・知っていてほしいことは、自転車でも、相手(歩行者)を倒したら死亡させることがあることです。
そして、働き盛りの人を死亡させたら、億の単位の賠償金が掛かることです。
それを回避させるのは、自転車保険です。
3億円まで保障する保険は、年額7千円です。一日に換算したら、約20円です。
結構、安いのです。
→ https://pro.ms-ins.com/personal/netins/cycle/price_2016.html
私の提案は、無灯火の自転車の罰則化を図って欲しいことです。
無灯火自転車を罰則化した時は、2千円の罰金(交通違反キップを切る)にして欲しいことです。
罰金を2千円にすれば、ライトを買う値段と変わらなくなります。
交通違反キップで2千円払うなら、自転車用ライトを購入する動機になると考えます。
それと、今回の新聞記事から学んで欲しいのは、自動車保険に入る必要性です。
保険料は意外と安くて、一日に換算したら、たったの20円です。
それをケチらないで欲しいです。
億の保険金は、余程のお金持ちでない限り払えません。
事故は、自分一人では起こりません。
相手が気が付かなければ、損害賠償せざるを得ないことを、改めて認識して欲しいです。
私も、暗い道から突然自転車を見つけ、怖い思いをしたことが何度もあります。