マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

マダイづくし

2010年04月18日 | 料理
前回10日に釣った二枚目のマダイは通算150枚目の記念すべきマダイでした。
五郎丸の常連さんには一月で64枚釣った人がいるので、数としては全然ですが・・・

<150枚目のマダイ 1.45キロ、44㎝>



さて、このマダイですが、さばいてみると脂がほんのりと乗っていて実にうまそうです。
毎月マダイを食べているとはいえ、この時期、このサイズはまさに食べごろと
いっていいでしょう。
で、半身はおつくりにしました。



お味は、釣った翌日でしたが、まだまだ歯ごたえがあり、脂の乗りもよく、腹の身は
白身とはいえ、トロみたいです。
日本酒と実によく合います。まさにこの季節だけの贅沢です。

二品目はから揚げ。
天然マダイをぜいたくにから揚げにします。皮を引いたマダイの身に
軽く塩をして、カタクリ粉をまぶし、
新品の油であげるだけ。シンプルですが、マダイならではの軽い食感で、とても
おいしいです。メダイもうまいのだけど、ちょっと身が詰まった感じで、やや
重い食感です。




三品目はタイめし
我が家のタイ飯は三枚におろして骨を抜いた身を使います。
これは鱗や小骨が残ると妻も子供もすごくいやがるので・・
炊き込む水の代わりにタイ三枚分のアラで取った出汁を使います。
直接炊き込むより濃厚な味になります。
しょうゆはほんのちょっとで出汁の味でたべさせる感じがいいと思います。




他にタイ飯の残りの出汁でつくったみそ汁とサバの龍田揚げも作りました。
3枚のタイは一回の夕食ですべて食べてしまいました・・・恐るべし。
またぜひ食べたいですね。




マダイとハナダイ

2010年04月12日 | 魚の話
マダイとハナダイの識別ですが、以下のポイントがあります。

(1)尾の淵の色、マダイは黒ですが、ハナダイは赤です。
(2)えらぶたの淵、ハナダイは血がにじんだような赤です。
(3)背びれの第3、第4棘突起が特に長いのがハナダイです。

そのほか、ハナダイは体形が全体的に丸く、ころっとした印象を受けます。
船長は近くでみなくても、海中で見ただけですぐわかるみたいです。
おそらく体形の違いで識別していると思います。

この写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、尾の淵の色の違いは
わかるでしょうか?
魚屋などで見分けるときは、ここをポイントに見るとよいと思います。
食品の表示が今ほどうるさくなかったころは、ハナダイをマダイと称して売って
いました。最近はどうだろう?


4月10日 マダイ釣り 春の海

2010年04月10日 | コマセマダイ釣り
桜の季節の乗っ込みマダイを狙って久里浜五郎丸へ行ってきました。

この船宿は、五郎丸という屋号で五郎丸、仁助丸、勇丸の3隻の船を
出しています。いつも乗っているのはマダイ乗合は仁助丸という船です。
今日はその船が仕立て出船のため、
いつもはハナダイのウイリーしゃくり乗合に出ている五郎丸に乗りました。

久しぶりの(と言っても3週間だけど)久里浜沖はだいぶ春めいていました。
沖アミはすぐ溶けるし、潮は春の濁り潮だし、釣り場の水深も浅いし、
餌取りどもの活性は上がって、すぐに餌がなくなるし・・・
餌取りもないまま(もちろん本命のアタリも)吹きすさぶ寒風の中、
修行のような時間だけが過ぎる真冬の落ちダイ釣りよりは少しはましな釣り言えます。


<近くをながす”仁助丸”(いつも乗っている船)>




それにしても船が多い。乗っ込みの時期だけにどこの船宿もマダイ乗合を出しているようです。
竿入れから、他船でぽつぽつと小型が上がります。たまにキロ~が顔を見せる感じ。
今日はいい日にあたったか・・と思いましたが・・・
なかなかアタリなく、手持無沙汰になって、ペットボトルに手を伸ばした瞬間、
竿がごんごんと引き込まれ、合わせるとマダイの手ごたえ。
小型とは言え、タイらしい引きで700gゲット。
これは幸先いいと思ったものの・・・その後小サバがまわり、苦戦。
今日も小ダイ一枚でおわりかなぁとなかばあきらめましが、
周囲を見ていると仁助丸で2キロ級が
取り込まれるのが眼に入り、俄然やる気が出てきました。
潮が行っていないので、棚を+1mにとり、コマセもうえで巻くようにすると、
竿先が一気に突っ込んだ。
さきほどとは明らかに違う手ごたえ、何度か心地よい突っ込みを見せ、
引きからは2キロぐらいはあるかなと思って期待したのですが、タモどりされたのは
1.5キロのきれいなマダイでした。やはり春のタイは落ちダイよりずっと元気があって
引きも強いです。
その後ハナダイ1枚追加しておしまい。

結局、マダイ700g、1.5キロ各1、ハナダイ1、マサバ1
しかして、船中6名でマダイはこの2枚だけ、あとハナダイが1枚出ました。





他の釣り人にもハリス切れ、天秤折損???などあり、アタリはそこそこあってようです。
他船では良型交じりでぽつぽつ釣れており、仁助丸では8枚出たとのことで、真冬よりは状況よくなっているみたいです。
明日は春のマダイでいっぱいやろうと思います。