『踊る大捜査線３』を観て来ました

フツーに面白かった。と言ったら、あまり褒めていないように思われてしまうでしょうか。
しかし、７年ぶりの映画。テレビシリーズなんて１３年も前の作品なのに、面白さが全く衰えていない・相変わらずの面白さを保っているってのは、めちゃめちゃ凄いコトなのではないかと思うのです。

『踊る大捜査線３』
本日公開の映画を、初日に観て来てしまった私。

そんなにも待ち望んでいたのかというと実はそうでもなくて、前売券を買ったのは公開2日前。
『３』の製作が発表された時は確かに気持ちが盛り上がりましたが、「ま、そのうち観ればいいか」程度の待ちっぷりでしかなかったのが、テレビでのCMや特集等に煽られて、まんまと観たくなり、どうせ観に行くのだから安い券をゲットしておこうと前売券を買い（しかもコンビニ発券のあの味気ないやつ）、ネットで座席を眺めたところガラ空きで「もしや始めのうちのほうが空いてるのかも」と思い、それなら早いほうが（ネタバレとか思わせぶりなCMに悶々とせずにすむうちに観てしまうほうが）良いだろうと思ったため、「公開初日の初回を観る」などという、コアファンのような行動になってしまったというワケです。

正直、初日はコアファンで映画館には長蛇の列ができあがるだろうと思っていました。
だから「そのうち観ればいいや」と思っていました。一人で並んでまで見る元気は無いわー、と。
しかし、予想外のガラ空き。
ちょっと不安になりました。あれ？みんな、楽しみじゃないの？と。
あの『踊る』シリーズが盛り上がってないだなんて、実はデキが良くないのかしら、面白くないのかしら、と。

でも、観に行って正解でした。
２時間半、全く退屈することなく、すごく快適に物語を楽しむことができました。
無理なく、「当時のあのカンジ」そのままです。
ファンへの「くすぐり」が散りばめられていて、ＩＴ的・アキバ的な環境の世相が現れていて、正義か政治かの葛藤もあり、ドキドキハラハラもある。
素直に、面白かったです。観に行って良かった。

きっとこれから混んでいくんじゃないかなと思います。
「衰えてないよ、面白いよ」という口コミが広がって。
空いた頃に観に行こうと思ってる方がいたら、むしろ今のうちに行くことをオススメしたいと思います。


画面の隅々に仕掛けられた「くすぐり」を探しに、私はとりあえずもう1回は観に行くだろうと思います。