Viva!双子母への道

2008年1月10日に双子を出産!
2010年6月11日に三男を出産!
日常を徒然なるままに書いている日記。

福島市の実家、玄関前地面(土)すれすれ、1.75マイクロSv/h

2011年08月20日 13時59分11秒 | 3歳
仙台~松島~福島市と旅行してきました。

天気はイマイチだったけど、涼しくて過ごし易かったです。


三人は初めての船。松島湾の遊覧船に乗ってカモメの大群にびっくり。
3号は眠くて愚図ってしまいずっと抱っこでしたが、デッキで顔に風を受けたり、波しぶきを見るのは楽しかったみたい。

前日はマリンピア水族館に行ってきました。
入ってすぐのペンギン水槽に「3.11この高さまで津波がきました」という案内にただただ驚き。
息子たちは完全に水の中に入ってしまう。
比較的、被害が少ないと聞いていた松島町ですが、やっぱり津波は甚大な被害をもたらしたんだと
実感しました。

松島町をはじめ仙台市内も運転しながらですが、手持ちのガイガーカウンターで簡易計測。
平均して0.1~0.15の間でした。
0.2マイクロSv/h以下は誤差の範囲だと思っているので、正確ではありませんが、
大田原市より低い事は確かです。


大田原市~松島町間を往復して、一番放射線量率が高かったのは二本松市周辺でした。
帰路、福島市から二本松ICまで4号線を南下しましたが、車内でも1.13マイクロSv/h超えを記録。
平均0.8以上でした。

心配していた夫の実家、福島市渡利では家の外で0.6前後、室内では0.4前後でした。
(単位は全てマイクロSv/h)
ただ、夫が玄関前の地表面(土)すれすれを測ったところ、1.75マイクロSv/hを記録。
特に雨水も溜まるので、やっぱり高かったという印象です。

実家の周辺は草がボウボウに生えているので、もっと高い場所もあると思います。

今日が夫が早出勤なので、2時間の滞在で実家を後にしましたが、帰路の高速道路運転中に夫と
もし実家のような状況だったら、自分たちはどうしていたかを話しました。

仮定の話なので、実際に住んでいる方々からしたら、笑われそうですけど。

確かにすぐに病気になるような数値ではない。
けど、外遊びが制限される、食材選びに苦労するなど、生活全般の不便さを考えたら
やっぱり自主避難かなぁと話しました。
いつ収束するか分からない状況が、余計に心理的負担を増大させている気がします。


息子たちが笑顔になった東北旅行でしたが、福島の復興への道のりがいかに厳しいかを考えさせられた旅行になりました。
瓦礫を撤去したり住宅や漁港を整備して街を再生する以前に「除染する」という
ワンクッションがあるだけで、復興への人為的金銭的負担が全然違います。


私は代替エネルギーもままならない現時点で、全部の原発を停止せよ!とは言えないと思ってますが、
この地震大国で原発を維持していくのは恐怖を感じます。
ダメダメ総理の菅さんだけど「脱原発依存」という方向には賛成です。

もう日本は放射能汚染と共存していくしかないんですよね。
店頭に「セシウム134 ◯Bq/kg 検出米」なんてパッケージに印字されたお米が並ぶ日も
そう遠くはないかも。

福島県内を走る高速道路から見た青々とした田園風景。
このお米からセシウムが検出されたら…と思うと胸が苦しくなりました。

東大早野教授によれば、空間放射線量率が0.15~0.2マイクロSv/h前後から
もしかすると米にセシウムが検出されてくるかもしれない、とのことなので
大田原市周辺だって他人事ではありません。

厳しい基準値をクリアしてくれますように。
基準値500Bq/kgとか馬鹿げたのは無視して、独自に厳しい基準値を設定して検査して、
隠蔽せずに全てを公表して欲しいです。

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