今日の御言葉 20110705 ローマ5：6～11

7月5日（火）
現在のテーマ「恵みの豊かさ」
今日のテーマ「現された愛」
■聖書　ローマ5:6～11 (8)
■聖句 「しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました」。(8)
■解説
神との和解の成立条件として、聖霊によって注がれる神の愛について語ったパウロは、その実態、源泉を示します。それは言うまでもなくキリストの十字架です。注目したいのは「わたしたちがまだ弱かったころ」、「不信心な者のため」(6)、「罪人であったとき」(8)という言葉で、神の愛の先行性を強調しています。キリスト教における救いが「恵み」であり、「信仰」によるものであるとすれば、そのためには、私たちの状態によらずに神の愛がまず示される必要がありました。罪人が良い行いをしたという事実に対する対価としてではなく、罪人が罪人のままで、ただ信仰によって救われるために、神の愛は先行的に啓示されたのです。その愛は御子の行いによって示され、「死」という現実、事実によって現されたものです。そして示された神の愛によってもたらされるもの、それは完全な和解であるとパウロは言うのです(9～11）。
■祈り
私たちが罪の状態にありながら、キリストは十字架に上られました。それを見て、私たちすべての者が信じることを期待して、神の愛の真実をその死によって示されました。