昨年12月に開催した<白たまり仕込み会>のご報告です。
研究会に、日本及び世界を飛び回りつつ
商品開発をしていらっしゃる方がおいでです。
(ワタシにとっては、「ちょっと名古屋まで」なノリで
ちょっとロス→シアトル行ってくる」なセリフがさらりと出る方w)
その方のご縁で
日東醸造さんとのコネクションをいただき
遠路はるばる名古屋から、社長の蜷川さんにお越し願っての会となりました。
意外と知られていないのでしょうか、白たまり。
麦麹+塩+水 のみで作ります。
これに大豆が原材料としてプラスされたら醤油。
もともとは色のつかない調味料ということで
料亭などで重宝されていたらしいです。
こちらは持参くださった
上段:こいくち・うすくち・たまり・再仕込み の醤油イロイロ
下段:白たまり・粗塩・海の精
の味比較。
白たまりはクセがなく、上品で甘みがあって~
味が決まらない、出てこない。困ったな。誰か助けてー
な時には白たまり(笑) もしくは梅酢。が持論です
水と塩で味が変わるそうで
美味しい水を求めて、廃校の井戸からくみ上げた地下水にたどり着かれて
その廃校を仕込み場所として、仕込み樽を設置されました。
今は、行政の指導により、水道水を使うようになっているそうで、
昔の本当の味を再現したいという、社長のお父様の想いを継いだ結果だと伺いました。
仕込み瓶、水は地下水、塩は海の精、麹は自社仕込み
これらを全部持ち込んでくださっての会でした
瓶に入れた水と塩が完全に溶けるのが一番のポイント!
というお言葉に、写真でぶれるほどの勢いで皆様、塩溶かしちゅう~(笑)
飽和食塩水レベルになっているので
この程度の塩粒残りだったらOKとのこと。
あとはココに麹をどーーーんと混ぜ込んで終了
仕上がりは4月中旬。
実は一度仕込んだことがあって、ワタシ個人は2度目の会。
出来上がった白たまりのあまりの旨さに、「も一度、お願いします!!!」と。
なので、出来上がりの味は、もぅ、知ってるんだー(笑)
濾した液体が白たまり、麦麹は「モロミ」という名称になりますが
このモロミがねー。美味しいのよー。重宝するのよぉ
うひ