マックンのメモ日記

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放射性物質と食品について

2011-06-28 18:07:40 | 健康・医療・スポーツ
福島第一原発事故が起きてから、放射性物質による食品への影響が心配されていますが、まず「放射能」「放射線」「放射性物質」の違いはというと、簡単に言えば、人体に害を及ぼすのが「放射線」であり、放射線を出す能力を「放射能」、放射能を持つ物質を「放射性物質」というということは、すでに多くの記事でも解説されています。そして外部被爆についての報道は多いですが、内部被曝についての重大性も最近は多く聞くようになりました。内部被曝とは、体の中に取り込まれた放射性物質による放射線被曝のことです。

つまり内部被曝とは放射性物質によって汚染された食べ物を食べたり、放射性物質を含む空気を吸ったりしても体の中に取り込まれ被曝してしまいます。体の中に入った放射性物質はだんだん減ってきますが、長い間放射線を出し続け影響を与え続けるものもあります。放射線は、細胞の中の遺伝子に傷をつける恐れがありますが、細胞には修復能力が備わっていて、少々の傷は修復して行ってくれるのですが、それが多過ぎると修復が追いつかなくなってしまいます。つまり修復能力を上回ってしまうほど放射線を浴びてしまうと、ガンなどの病気になる可能性が高まってしまいます。なかでも子供さんは細胞分裂が活発なため、影響を受けやすいのです。

と言う事で、内部被曝には注意する必要があるのです。汚染された空気を吸わないようにするには原発事故が発生したところから遠くに離れるしかありませんが、食料品については注意すればある程度防ぐことができます。どの程度なら問題ないのかの目安ですが、厚生労働省は食品に含まれる放射能物質の「暫定規制値」を3月半ばに急遽決めています。それは国際放射線防護委員会の勧告を踏まえて、セシウム134,137の場合、1年間に5mSvまでは体内に取り込んでも問題ないとしました。そして食品全体を飲料水(200ベクレル)、牛乳・乳製品(200ベクレル)、野菜(500ベクレル)、穀物(500ベクレル)、肉・魚・卵など(500ベクレル)5つのグループに分け、上限の5mSvを5等分し、私達がどのくらい食品を摂取しているかを考慮して決めました。この数値を超えると出荷が制限され、市場に出回りません。ちなみにベクレルとは、 物質が放射線を「出す」量のことで、1秒間に1個の核分裂が起きて放射線が出る量が1ベクレルです。

放射性物質を除くための調理例として、きゅうりを水洗いすれば、セシウムはなくなりストロンチュウムの除去率は50~60%(表面汚染)です。ホウレンソウは茹でておひたしにすれば、セシウムは50~80%除去でき、ストロンチュウム(表面汚染)はなくなります。グリーンピースは酢で洗い茹でるとセシウムは50%、ストロンは70%(根からの吸収)。トマトは食塩水1%で洗うとなしで、ストロンは20~60%(表面汚染)。マグロ・魚肉は水洗いでセシウムは50%ストロンはなし(体内汚染)。カワマスは身を煮れば、セシウムは50%、ストロン(表面汚染)はなくなります。

ちなみに、セシウムは(134,135)は筋肉を中心に広がり、ストロンチュウム90は骨に溜まりやすいそうです。

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