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ボーイング787、中型機でも国際線に就航でき、乗り心地も今までとぜんぜん違う!

2011-10-29 19:11:40 | 経済・金融・投資
ボーイング 787は通称名ドリームライナーと言って、ボーイング社が開発・製造した次世代中型ジェット旅客機のことです。しかし中型機と言っても航続距離が長く、今までは大型機でないと行けなかった距離もボーイング787を使うことにより直行便として運行ができるようになります。日本では全日空、日本航空などがこれを導入するのですが、当面、国内で運行し乗務員の養成を兼ね、国際線への就航はその先になるようです。というわけでボーイング787という最新鋭のジェット機にしばらくは国内線で乗ることができるのですが、初試乗のとき、どうしても乗りたいがため225倍と言うオークションで、240万円で落札したと言う人もいたとか言う話で、それほどこのB787は海外も含め注目されているのです。

2011年9月28日、歴史的初号機となった全日本空輸向けの第1号機が東京国際空港に到着しました。実に4年の歳月がかかってやっと完成したものです。この後、同年11月1日より、羽田 - 岡山・広島を結ぶ路線で世界初の定期便による営業運航が開始される予定となっていて、さらに、2012年1月からは、同社の国際線として羽田 - フランクフルト線にも投入されることとなっています。しかし本来は中型機なので海外への直行便として使えないはずですが、そこには秘密があるのです。それが故、最新鋭のジェット機だと言うわけです。そしてB787は実は日本製ではないかと言えるほど多くの日本技術が使われているのです。

この最新鋭ジェット機は中型機なのに航続距離は15,700km、ロサンゼルスからロンドン、あるいはニューヨークから東京路線をカバーするのに十分であり、東京からヨハネスブルグへノンストップで飛ぶことも可能なのです。今までだと、B777が海外用として就航していてB767が国内用になっていたのです。しかしB787は国内線でも国際線でも飛べる能力があるのです。と言うことは国際線で大型機を飛ばしても利用頻度の少ない路線では採算があわないが、この中型機なら長距離飛行もできるので採算が取れる路線もあるというわけです。それ故に期待も高いのです。コストがそれだけ安くできると言うことになるからです。

外観からは、ぱっと見た感じどこが最新のジェット機?というほど同じに見えるのですが、50%が炭素繊維強化プラスチックの複合材でできているので、軽くなっているのと同時に強度は鉄の五分の一の強さということで、軽くて丈夫な機体になっているのです。のこりの50%は複合材でできないエンジン部分などのため、実質、機体は全て複合材で出来ているのです。ということは燃費も20%も向上しているし、航続距離も伸びているのです。だから中型機と言っても、海外直行便としても運行が可能なのです。主翼は三菱重工が担当、川崎重工業が主翼と中胴の結合部と中央翼、富士重工業がセンターボックスと主翼フェアリングを、炭素繊維は東レが全量担当しています。

この結果、日本企業の担当比率は合計で35%と過去最大になっています(767は15%、777は20%を担当)。この35%というと少ないように感じるかもしれませんが、数字はボーイング社自身の担当割合とおなじであり、実は今回の開発に当たって、機体の70%近くを、海外メーカーを含めた約70社に開発させる国際共同事業なのです。これによって開発費を分散することで各社の負担が軽減できるとともに、世界中の最高技術を結集した機体になっているのです。主翼を担当するのはアジアでは日本が始めてのことなのです。しかし心臓部であるエンジンはロールス・ロイス plc製トレント1000とゼネラル・エレクトリックのGEnxが担当しているのでちょっと残念なところはあります。

機体の中は、高さは従来のものより20センチ高くなっており、収納ボックスも大きくなっています。窓も5段階で開閉が出来る電子制御になっていて面積も広くなっています。と言う事でたいへん開放感があるそうです。また機内は機体の強度が増したため、気圧もより高くなっていて、耳が痛くなりにくくなっています。また肌の乾燥も搭乗したときと同じ程度に保たれるので、女性にも好評ではないかと言います。照明もLEDが使われており14シーンの色を使いわけることができるそうです。例えば、ブルー色やオレンジ色とかレインボウなど、気分に合わせて変化させること出来るそうです。トイレは日本のウォシュレットが使われているし、コクピットは揺れを最小現に抑えるように出来ていて、ジェト音も従来のものに比べるとかなり小さくなっているそうです。それに中型機としては座席も広くなっています。

このように航空ジャーナリストが言っていますが、今までのジェット機とぜんぜん違うと言っています。エンジン音が静かで、これが不快な音がしてこない。と言うのはエンジンのカバーの後の形状がギザギザになっていて音が静かになったそうです。出来れば国内線に就航しているときに、この全く新しいB787に乗れる機会のある人は乗ってみてはいかがでしょう。今まで書いたようなことから従来のジェット機と違うと言うことを実感できると思います。私は乗る機会がないのが残念ですが。

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