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腹筋運動は時代遅れ、米軍が体力測定から除外へ!

2016-01-04 11:57:01 | 健康・医療・スポーツ
両手を頭の後ろで組み、肘が膝に当たるまで上体を起こす――このようにジムのマットの上でもがいたことのある全員にとって朗報がある。標準的な運動としての腹筋の支配が終わるかもしれないのです。

 著名なインストラクターや軍の専門家らは、体力テストの基本要素である腹筋が背中を痛める非常に大きなリスクを抱えていると論じています。

 米海軍専門誌「ネイビー・タイムズ」は最近掲載した論説で、海軍兵士が毎年2回パスしなければならない体力測定から腹筋運動を除外するよう要求しました。論説には「時代遅れの運動は現在、腰回りを痛める主要な原因だと見なされている」と記されていました。また、カナダ軍は最近、けがにつながる可能性と実際の軍の仕事との関連性が低いことを理由に、体力テストから腹筋を除外しました。

 米国で人気の高いエクササイズビデオ「P90X」シリーズを制作したトニー・ホートン氏は、もう腹筋やクランチ(腹筋運動の一種)はしていないと話します。同氏は「伝統的で古風となったクランチの時代は去り、今は変化の時だと本当に信じている」と述べました。

 カナダのウォータールー大学で脊柱バイオメカニクスを専門とするスチュアート・マッギール教授は、腹筋運動をすれば脊柱に過重な圧力が加わる可能性があると指摘する。同氏は腹筋で加わる力が、屈曲運動の繰り返しと相まって椎間円板(椎間板)を狭める可能性があることを発見しました。この組み合わせが最終的には椎間板の突出を引き起こす原因となり、神経を圧迫して背中の痛みにつながり、潜在的に椎間板ヘルニアを発症させる恐れがあるといいます。

 伝統的な腹筋運動の態勢から腹部を鍛えたいという人のために、マッギール氏は自身が開発した「修正カールアップ運動」を提唱しています。これは両手を腰の部分に敷き、両肩を床からわずかに離すというやり方だ。

 クランチやバランスボールを使った運動など、腹筋はさまざまな方法で鍛えることができます。こうした腹筋運動でけがをするリスクは正しい動作をしているか、または個人の肉体的制限に依存しています。しかし、インストラクターの中には修正された腹筋運動でさえ捨て去る人もいます。

 「プランクポーズ」と呼ばれる動きはヨガ教室から派生したもので、腹筋に代わる運動として広く活用されています。プランクポーズは腕立て伏せの上がった状態に似ており、かかとから肩までの部分を水平に保つ。また、肘を床につけた格好で行われることも多いそうです。専門家によると、プランクポーズは胴体あるいは体幹の前部と側部、背部の筋肉を使うが、腹筋運動は筋肉のほんの一部しか必要としないといいます。

 米海軍兵学校の体育学部でエグゼクティブオフィサーを務めるデービッド・ピーターソン中佐は、海軍が体幹を鍛える運動を体力測定に残す場合、カールアップの代わりにプランクポーズを取り入れることを提唱しています。2013年に雑誌「ストレングス・アンド・コンディショニング・ジャーナル」に掲載された記事で、同氏はプランクポーズの方がけがにつながる可能性が低く、海軍の実務により関連すると主張しました。

米海軍が20歳から24歳までの男女に課している体力測定の科目とその最低ラインは、最長2分間でのカールアップと腕立て伏せの回数、約2.4キロのミニマラソンの完走時間だそうです カナダ軍は昨年から段階的に体力測定の全面改定を行っており、約20キログラムのサンドバッグを3分半の間に30回持ち上げるという実用的な動作に力点を移しています。

 米軍兵士1500人を対象に実施したある調査によると、3部門に分かれた軍の体力測定から発生したけがの56%が腹筋運動に関連していたそうで、3.2キロのミニマラソンに絡むけがは全体の32%、腕立て伏せが11%だったそうです。(ソースWSJ)

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