ものみだか日記~平井堅のことばかり考えるまいにち(仮)~

ものみだかい私が、ふなふな書いております。
柔軟剤はダウ●ー、料理は卵かけごはん。
そんなマスターに今夜もズキュン!

映画館の片隅で、ツッコミを呟く ※ご注意:ネタバレ有※

2004-05-08 23:24:08 | (日々のたわごと)
『世界の中心で、愛をさけぶ』を、公開初日に観て来ました。

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  ご注意!以下はネタバレがあります
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先に弁解します。すいません、私はラブストーリーわからんちん女でした。
私に純愛はアンダスタンド不能でした。
いや、たぶん、いい映画なんだと思います。私が悪いんですぅぅぅ。
だめだ、完璧みるときの心構えを間違えた…(T T)
ウチに帰って、おとなしく録画しとた『ウラ関根TV』でも観て寝ます。

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上演時間中ずーっと、いつ柴崎コウが
「何いつまでもマリッジブルー野郎かましてんのよっ!!」
と大沢たかおをグーで殴るか、気が気でなりませんでした。
明らかに、トヨタカローラCMの影響ですね…。
 (でも、柴崎コウへんに気の強い女の子より、
  律子みたいな芯の強い役のほうが素敵かも)

アキ、かわいすぎです。
つーか、あのかわいさは、完璧「オトコ目線」だよなー!

心持ちアゴをクッとあげて、ちょっと生意気な口をきく
とか
長いすねを見せびらかすよーに、制服のスカートをひらひらさせて、
男の子のまわりを転げまわる

とか。
なんか、女の目で見ると「うきゃあああああ!!!」と
頭抱えて突っ伏したくなるくらい恥ずかしくなってくるような。

なんか、なんかこの現実の女子高生にはない感じ~
どっかで見たことがある~~
どこでだったっけなぁぁぁぁ~~~

サクの男友達が言った一言で思い出しました。
「広瀬(=アキ)ってさぁ、成績良くて、スポーツ万能で、大人っぽいっつうか
なんか他の女子と違うんだよなあ

わかった! あだち充のまんがだっ!!
(と思ったら、サクの部屋に「みゆき」があって、変なところでひとりでウケちったわ)

いや、現実にも「なんでもできる美人の子」って、いくらでもいるんだけど、
もうちょっとヌケっつーか愛嬌があるというか、そうでないと嫌われるというか…
顔はともかく、こうゆう所作って、クラスの女子の前でやったら
いかにも「オトコの気を引いてる」って言われてハブよ、ハブ。
女子高生って、同性の目をかなり気にしてないと、生きにくいよー、ホント。
(と、いかにもその他大勢の「他の女子」の高校生だった私は思うのでした。
女子高だったからかな。共学だったらこんな子もいたんでしょうか)


しかし、いかにも普通っぽい、森山未来くんのサクはもー、
ひとたまりもないでしょ、こりゃ。
30過ぎてまでトラウマにもなるでしょ、そりゃ。
と思ったのでした。

まぁ、好きな男の前では、女の子は多かれ少なかれそういった面もあるのかも
とも思ったのですが、アキについてはそれ以外の部分が全然書かれてないので
余計、なんかリアリティないっつうか、
正直言って「いねぇよ、こんな女子」って気分になってしまったのでした。

そういえば、ラジオ特番でアキ役の長澤まさみちゃんが、
「行定監督が、女の子のかわいさにすっごいこだわっていた」
「男の子からみたら、こうゆうところがかわいいのかーと思った」
と言っていた
けど、これかー!!
ちなみに長澤まさみちゃんの演技、表情の作り方とかしゃべり方とか、広末涼子にそっくりです。

感情移入できないと、映画の中盤まで繰り広げられる2人の交際を見てても
なんかもーカユくてカユくてたまらんです~ 勘弁して~ となってしまったのです;

でも、それを言ったら「いかにも不器用で一途で、普通の男の子」って感じのサクも、
昔の少女マンガに出てくる男の子の類型と考えられるわけで。(生臭指数:極低)
ここに至って、私は自分の過ちに気づいたのです。
この映画はファンタジーなのよ!
なまじ舞台が自分とほぼ同年代だから目くらましされてたけど、
もともとありえないんだわ、こんなん。リアリティ求めちゃだめなんだ!
昔の『別冊少女マーガレット』を読むのと、同じ心持ちで臨むべきでした。
すいません~ 私がわるかったです~~。

でも、高校生の頃に男女交際をしたことある人は、リアリティあるのかな?
以前、松尾スズキが劇中で、夭逝した男の子の役に
「女の人におちんちんをぷらんぷらんされたことがある人生と、
ぷらんぷらんされたことない人生は、絶対違う!」

と力説させてて、私は「さもありなん!」とすっごい納得したのですが、
高校時代に男の子とつきあったことのある人生とない人生も、けっこう違うのでしょうか?


ただ、私が唯一感情移入したところ。
死を前にしたアキが、サクに向かって
「私がいなくなっても、サクの世界は大丈夫だ」
というようなことを、繰り返し言うんですよ。
自分が家族やら彼氏やらを残して死ぬとしたら、やっぱこういい残すよな。
と思ったら、ちょっと胸を突かれました。

あと、よく言われることですが、
大沢たかおと森山くんの顔がそっくりなのは、ものすごいメリット!
(冒頭に出てくる寝顔は、目を開けるまでどっちか本気で判断できなかった…)
あまりにも違和感がなかった。

森山くんは、何箇所か全力疾走するシーンがあるのですが、
これが、この映画の象徴のようにも思えました。
短い時間を、疾駆している感じ。
森山くんは体中を自在に操れる感じがして、
それだけで語れる演技もあるものだ、と感心しました。
で、大沢たかおのダッシュもまた、味わい深い!
年齢的には走れるほうと思うんだけど、30過ぎだから、どっかぎこちないのよ。
二人の走る姿の違いが、アキがいなくなってからの年月の長さを感じさせて、
顔が似ている以上に、なんだか同一人物だわー、と思わされました。


……ところで気になることがひとつ。
エンディングロールで名前を見て気づいたのですが
近藤芳正さんはどこに出てたんですかーっ!?
見落としてた自分がショック…(T T)


そしてさらにその夜、「オトコ目線」について考えを深める出来事が…

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