みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

型想いによる複製

2011年01月28日 20時34分12秒 | AFV(英・チャーチル)
 光硬化パテの流動性の話をしたのはなぜかと申しますと、これをやってみようと思ったからなんですね。またまた分かりにくい写真ですが、ワークの「型想い」でチャーチルのキャタピラを複製しようとしているところなんです。エッシーのチャーチルMk.Ⅲ、現在イタレリから出ているやつ。あのキャタピラは、昔のビニル製の頃のも、後のプラ製のものも、なかなか出来がよいと思います。Mk.Ⅲは組み立て説明図の通りに組む限りはキャタピラのスポンソン上側はすっぽりとフェンダーの中に入ってしまい、見えません。だから、ビニル製の時もそこでがっちり焼き止めして止められたんですね。プラ製になってからは、せっかくの連結式プラキャタピラを見えないところにもずっと使うのがもったいないので、見える部分だけ使って、余ったキャタピラは昔のキットに流用、ってことも考えていました。他にも、車体や砲塔にぶら下げて補助装甲とするにも使えますし。
 さらに、ミリキャストのチャーチル各型。レジンの抜きの問題で、どうしてもキャタピラの見える部分が傷んでいることがあります。これを修正するのは大変なんですが、エッシーのものを複製して部分的に継ぎ接ぎにできれば、少なくとも見える部分はしっかり補正できます。このくらいの大きさのパーツだと、1/72と1/76の違いはほとんど問題にはならないようです。
 ということで、そうした使い道を考えると、余ったプラパーツだけだとどうも資源不足。そこで、いくつか複製して使ってみようと考えたんですね。古いエッシーのビニル製キャタピラに、お湯でよく熱した「型想い」を押し当ててみました。結構細かいところまで型取りできるようです。問題はこれに流し込む材料を何にするか。もちろん一番よいのはレジンですが、少量ずつ使おうにも、ご存じの通りレジン樹脂は開封後そんなに保存期間が長くない。このためにわざわざ買ってくるのももったいない。
 そこで、光硬化パテを使ってみることにしたんです。型に流し込むには、やはり流動性が高くなければなりません。粘度の高くなったものはやはり使いにくい。それで前回のようにぽかぽか暖かいところにしばらく置いてみたわけですね。
 そしたら、こんな感じで流し込めました。これはまだ硬化させる前の状態です。表面はあまり盛り上がっておらず、自然に流れてかなり平らになっているのが分かると思います。これに、ライトペンの光を当てるわけです。

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