
「人生の科学」を読んでいます。
なかなかの本です。「選択の科学」も面白かったけど、これもいいな。
デカルトが「無意識」という概念を考え出した。
私たちは意識が今でも主役だと信じて疑わない。
人を評価するのに実際的な能力ではなく、IQによって評価することが
広く行われている。
道徳や感情に関わる心の教育はどうしても後回し、
感情や直感についてしっかりと語れる人はいない。
もっとも重要な「人柄をどう磨けばいいのか」ということになると、
ほとんど何も言えなくなってしまうのではないだろうか。
-「人生の科学」より-
面白いですね、現代の「脳科学」「心理学」はこんなことまで
いろんあ事例が紹介されています。
その中で、
若い不遇な人たちをある金持ちの人たちがサポートするアカデミック(日本の高校)で
毎日の集会で体育の教師が生徒たちに問いかける。
「君たちはなぜここにいる?」
生徒たちは答える
「教育を受けるため!」
「君たちは何をする?」
「勉強!」
「君たちに大事なことは?」
「努力!」
「それと?」
「規律!」
「君たちはどこへ行く?」
「大学!」
「何のため?」
「自分の未来を自分で決めるため!」
「どうすれば大学へ行ける?」
「行けるようにすれば行ける!」
「不可能はあるか?」
「ない!」
人間の無意識に毎日刺激を与えることが大事です。
このやりとの中で
「自分の将来を自分で決めるため!」
不可能はない
このこと重要です、元気が湧いてきます。
今日大学で若い人たちに講演をしますが、このやりとりのフレーズを
紹介しようと思っています。
![]() |
人生の科学: 「無意識」があなたの一生を決める |
デイヴィッド・ブルックス | |
早川書房 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます