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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
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今度こそファンドの統合は進む?

2011-01-13 11:49:44 | リンク
今年4月に中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行が統合されます。

1/8の日経新聞朝刊には住友信託銀行社長、常陰均氏のインタビュー記事が掲載されていましたが、その中で「アセットマネジメントや不動産関連会社の統合が優先課題だ」というコメントがありました。

それぞれの傘下の運用会社といえば、
●住友信託銀行→住信アセットマネジメント、日興アセットマネジメント
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●中央三井トラスト・ホールディングス→中央三井アセットマネジメント      
(詳しくはこちら


ここで注目しているのはファンドの統合です。
日本では運用会社が合併しても、(2007年に法的整備が進んだにも関わらず)ファンドの統合は実施されていません。

しかし、運用会社の合併等があった場合には、同じような運用方針・運用スタイルの投信を統合する意味はあると思います。
アクティブはむずかしくても、インデックスファンドの統合は規模も大きくなり、効率性を高めることにもなります。
そして、規模が大きくなっていけば、将来的にさらにコストを引き下げることにもつながり、受益者のためにもなるはずです。

低コストインデックスシリーズをはじめ、複数のインデックス投信を運用する両社の動向に注目したいですね。

<参考>
モーニングスター代表取締役「朝倉智也氏のツイッター」
2010-11-12「インベスコはモルガンスタンレーから一部の運用資産を譲り受けたが、ファンドの統合は行われない。米国と違い、日本では運用会社の統合がファンドの統合に繋がらない。いろいろなハードルはあるだろうが、同種のファンド統合は効率性を高める」

<参考>投資信託の統合の必要性

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ファンドの統合 (munger1924)
2011-01-13 19:17:26
日本の場合、ファンドのランニングコストは高杉ですからね。インデックスファンドが統合されたら規模の経済が働きますよね。

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