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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

1年間継続して資金純増のファンド(2014年6月末時点)

2014-07-29 16:02:33 | 投信

『投資信託事情』2014年8月号が届きました。毎月恒例の「1年間継続して資産純増の人気ファンド」を見てみましょう。これは1年以上継続して、資金の流入額から解約額を差し引いて、資金が純増している投信を調べたものです。

2014年6月末時点で「1年間継続して資産純増のファンド」(純資産30億円以上、DC、SMAなどの専用ファンドを除く)は71本(前月比+2本)。順位は1年間の資金増加額の順です。ここでは年1回・年2回決算のものをピックアップします。

19位:野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信・米ドルコース・年2回(野村AM)

22位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(成長型)>(三井住友トラストAM)
24位:MHAM物価連動国債ファンド<未来予想>(みずほ投信)
25位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(安定型)>(三井住友トラストAM)

35位:日興レジェンド・イーグル・ファンド(アムンディ)
39位:フィデリティ・USハイイールド・ファンド/資産成長型(フィデリティ投信)
43位:トレンド・アロケーション・オープン(国際投信)

53位:結い2101(鎌倉投信)
56位:バリュー・ボンド・ファンド/年1回決算型・為替ヘッジなし<みらいの港>(三菱UFJ投信)
57位:のむラップ・ファンド・保守型(野村アセット)
60位:フィデリティ・USリード・ファンド/資産成長型・為替ヘッジなし(フィデリティ投信)

62位:スマートファイブ・1年決算型(日興アセット)
63位:グローバルCBプラス<Wレインボー・ヘッジなし>(国際投信)
65位:ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド<1年決算・ノアリザーブ1年>(ピクテ投信)
66位:eMAXISバランス<8資産均等型>(三菱UFJ投信)
68位:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)
69位:しんきん公共債ファンド<ハロー・インカム>(しんきんAM)
70位:DIAM国内債券・パッシブ・ファンド(DIAMアセット)

71位:三菱UFJライフセレクトファンド<安定成長型>(三菱UFJ投信)

*結い2101(鎌倉投信)は3年以上資金純増、eMAXISバランス<8資産均等型>、SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)は2年以上資金純増となっています。

*優良日本株ファンド<ちから株>(三菱UFJ投信)、明治安田米国中小型成長株式ファンド(明治安田)、中小型株式オープン<投資満々>(三井住友トラストAM)、RS日本株式ファンド<市場リスク配慮型日本株式ファンド>(日興AM)、みのりの投信(ポートフォリア)など、日本株のアクティブ投信が軒並み姿を消しています。この半年でランクインする顔ぶれもだいぶ変わってきましたね…。


インデックス投資ナイト休止を発表

2014-07-27 17:56:17 | イベント

2009年1月の第1回から6回にわたって開催されてきた「インデックス投資ナイト」ですが、実行委員会より「2015年1月開催予定の次回のインデックス投資ナイトを休止する」という発表がありました。

詳しくは ↓
インデックス投資ナイト次回休止のお知らせ 

私も第1回から登壇する機会を頂戴しましたし、思い出もたくさんありますので、残念ではあります。
ただ、あれだけのイベントを全員ボランティアで(本業がある!)行うのは本当に大変なことです。実行委員の皆様、これまで本当にありがとうございました&お疲れ様でした。また、再開できる日を心待ちにしています!


投信概況(2014年6月末時点)

2014-07-16 10:01:32 | 投信

2014年6月末時点の投信概況についてみていきましょう。発表元は一般社団法人 投資信託協会です。

●全体の概況

契約型公募証券投資信託の純資産は83兆5640億円(前月比プラス1兆5444億円)となっています。

内訳は
・株式投信:68兆7,801億円(前月比+1兆2,644億円。うち運用等増1兆462億円)

・公社債投信(MMF含む):14兆7,839億円(前月比+2,801億円)

●運用状況(6月中)

・国内株式→4,202億円の売越し
・外国株式→1,349億円の売越し
・国内公社債→6,142億円の売越し
・外国公社債→104億円の売越し


●主体別残高状況

・証券会社経由:54兆6,992億円(株式投信:40兆5,832億円、公社債投信14兆1160億円)→シェア65.5%
・銀行経由: 28兆3,226億円(株式投信:27兆6,574億円、公社債投信:6,651億円)→シェア33.9%
・投信会社経由(直販): 5,422億円(株式投信5394億円、公社債投信28億円)→シェア0.6%

*公社債投信はMMF含む。


お知らせ(7月の予定)

2014-07-07 10:49:40 | 近況

2014年7月のセミナーや勉強会の予定などをご紹介いたします(一般の方が参加できるもの)。ご興味があれば、ご参加いただけると嬉しいです。

●ビジネスパーソンのためのマネープランセミナー(家計の総合相談センター主催)

7/19(木)19時~家計の見える化をしよう!】新宿
これからは人生の一部として、仕事と同じように「お金をマネジメント」することが必要です。「家計を見える化」、そして「公的保障や企業内保障のみえる化」をすることで、不透明な時代を乗り切りましょう。著書プレゼント付です。
・詳細お申込はこちら

7/25(金)19時~ 【個人型確定拠出年金活用術セミナー】新宿
NISA(少額投資非課税制度)が盛り上がっていますが、老後資金用なら、個人型確定拠出年金を活用する選択肢もあります。メリット・デメリット、活用などを解説します。加入対象である、第一号被保険者(自営業者の方やフリーランス)の方、会社に企業型年金制度がない方(中小企業退職金共済(中退共)のみに加入している方はOK)はぜひご参加ください。著書プレゼント付です。
・詳細お申込はこちら 

<8月>
8/6(水)19:30~ 【コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ(東京)#51
コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べは、投資信託やETF(上場投信)などを活用して、コツコツ投資しながら資産形成をしたい・しているという方が自由に語り合える「場」です。「投資信託事情」編集長の島田知保さん、投信ブロガーのrennyさん、竹川の3人が発起人となって毎月第一水曜日に定期的に開催しています。ご興味のある方は一度のぞいてみてください。ベテランの方も、初心者も、女性も学生さんも大歓迎です。
・詳細・お申込はこちら
・コツコツ投資家がコツコツ集まるファンページはこちら


1年間継続して資金純増のファンド(2014年5月末時点)

2014-07-04 15:01:20 | 投信

『投資信託事情』2014年7月号が届きました。毎月恒例の「1年間継続して資産純増の人気ファンド」を見てみましょう。これは1年以上継続して、資金の流入額から解約額を差し引いて、資金が純増している投信を調べたものです。

2014年5月末時点で「1年間継続して資産純増のファンド」(純資産30億円以上、DC、SMAなどの専用ファンドを除く)は69本(前月比+9本)。順位は1年間の資金増加額の順です。今回から年1回・年2回決算のものをピックアップします。

20位:野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信・米ドルコース・年2回(野村AM)
24位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(成長型)>(三井住友トラストAM)
27位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(安定型)>(三井住友トラストAM)

31位:優良日本株ファンド<ちから株>(三菱UFJ投信)
33位:日興レジェンド・イーグル・ファンド・資産成長(アムンディ)
35位:明治安田米国中小型成長株式ファンド(明治安田)

41位:フィデリティ・USハイイールド・ファンド/資産成長型(フィデリティ投信)
44位:トレンド・アロケーション・オープン(国際投信)

53位:結い2101(鎌倉投信)
55位:中小型株式オープン<投資満々>(三井住友トラストAM)
56位:RS日本株式ファンド<市場リスク配慮型日本株式ファンド>(日興AM)
58位:みのりの投信(ポートフォリア)
59位:フィデリティ・USハイイールド・ファンド/資産成長型・為替ヘッジなし(フィデリティ投信)

61位:グローバルCBプラス<Wレインボー・ヘッジなし>(国際投信)
63位:ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド<1年決算・ノアリザーブ1年>(ピクテ投信)
65位:eMAXISバランス<8資産均等型>(三菱UFJ投信)
66位:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)
67位:DIAM外国債券・パッシブ・ファンド(DIAMアセット)
68位:しんきん公共債ファンド<ハロー・インカム>(しんきんAM)
69位:三菱UFJライフセレクトファンド<安定成長型>(三菱UFJ投信)


*結い2101(鎌倉投信)は3年以上資金純増、eMAXISバランス<8資産均等型>、SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)は2年以上資金純増となっています。
*RS日本株式ファンド<市場リスク配慮型日本株式ファンド>が初登場、野村Jリートファンド(野村AM)が姿を消しています。


鎌倉投信・結い2101が100億円達成

2014-07-03 23:50:36 | 直販投信

独立系直販投信のひとつ、鎌倉投信が運用する「結い2101」の純資産総額が7月1日に100億円を突破しました。設定から4年3カ月で大台にのりました。

独立系投信の草分け、さわかみ投信が誕生してから15年。先日、ありがとう投信が通期黒字化。レオス・キャピタルワークス、セゾン投信も通期黒字化が射程内に入ってきました。そして、今回、鎌倉投資が100億円に達したことで、独立系直販投信もようやく厚みがでてきたように感じます。

長期投資をうたうのであれば、運用会社の黒字化→経営の安定は大前提。その上で、運用理念、投資プロセスに沿った運用・実績が伴ってこそ、だと思います。鎌倉投信の100億円はひとつの通過点だと思いますが、当初の理念とブレることなく、このまま突き進んでほしいですね。