さるすべりは、百日紅。この花は千日紅といいます。切花にして長持ちするのでこの名前がついたとか。千日もつとすると、3年!まさか。ドライフラワーにして色あせないと言う説もあります。中国では簪にしたとか。熱帯アメリカ地方原産。やっぱりこういう花が元気なのは、大阪が熱帯化している証拠かも。
フルートを吹くだけでなく、仕事にしても、勉強にしても、趣味にしても、それをやる良い条件や、環境が揃うのは稀(まれ)です。
身体的能力、住宅環境や、お金、時間、教育、家族の理解。欠けている場合の方が、多いです。
奇跡的に条件が揃っているからといって、続くとは限らない。でも、ある人は続け、ある人は辞めてしまいます。
どうしたら、練習し続けられるのでしょう?
息子が10歳頃。「何かが得意になるにはどうしたらいいのか?」
みんながそれを得意になるように新聞を書きなさいという、課題を出されました。
参観の時、息子の新聞を読んでみると、虫好きで当時、「虫博士」と呼ばれていた彼は、「虫が得意になるにはどうしたらよいか?」について、書いていました。
そこには「①まず、虫をよく見る。そして、好きになる。」とかいてありました。
それから、
「②飼ってみる。」
「③虫のことを調べる。」
手のひらに虫をのせている絵が描いてありました。
当時はおかしくて、仕方ありませんでしたが、最近、案外そんなものかもしれないと思います。
どんな習い事や仕事も、初めからどんなものかを全てを知ってはじめる人はいません。
それは、「愛する」とか「信じる」とか言うのと同じような気がします。
相手のことや、対象に関心を持ち、興味を持ち続け、具体的に生活のなかでそれを現し続けること。
世界に向かって心が開かれている子ども達は、あらゆることに、関心があります。
それは永遠の「?」マーク。
「どうして?」「なぜ?」「なんで?」「やらせて。」「こうやるの?」
興味が持てなくなったら、人は言い訳を探し出します。「お金がない。」「時間が無い。」etc.
でも、もしかしたら、それは、ワンパターンに陥った。一つのやり方に固執してしまったのかもしれないし、わかった気になってしまったのかもしれない。
今の世の中、あらゆることにチャレンジすることができるし、嫌になったら何でも他のものや、人に移ることもできる。
でも、人間の命の長さには限りがあり、愛する時間の限界はそう昔と変らない。自分の費やした時間や、人を使い捨てていると、人生が荒れてしまう。
今の社会、そうやっている人や、時間が多すぎる気がします。
好きになったら、その自分の気持ちを信じて関心を持ち続けることが、人を潤おし、豊かにすると思うのです。
そして、そういう自分を創り続ける努力をすることが、人生を意味あるものにすると、思うのです。
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いつもパスカルさんの哲学話に
はっとさせられます。
結局
「自分が一生懸命向き合い、努力したこと」
だけが
自分の骨格というか芯というかを形成しているということに
一日も早く気付いて欲しいですね
その努力なくして
自分とは何ぞや
何のために生まれてきたか
何のために生きているか
の答えを導き出せるわけがない
…そんなことを感じました。
いつもありがとうございます
世の中とか書いてしまいましたが、人事ではなく、自分が、結構無為に生きてきて、言い訳ばかりしてきたなぁ…と、思って。
それも一生懸命やっているつもりで、気付くと無為の砂漠に漂っていたり、ワンパターンになっていたり。
そろそろ、いろんなこと整理しなくちゃという自己中心的な思いでブログも書き始めました。
なのに、こうやって深く受け取めてもらえて本当にうれしいです。