●D7200を買いました（２）暗所での合焦能力

	１１月１８日（金）に届いた ニコンのD7200。その後、２日経つわけですけど、あまり使っていません。
	１９日（土）はＯＢ会の仕事で出かけることになっていたので、そのついでに何かを撮ろうと思っていたのだけど、あいにくの雨でした。それでも、かつどんのかつどん家さんでロースかつ定食を食べたりしたので、その写真を撮りたかったのだけど、なんと、SDカードを入れ忘れました。 　D7000やD7200には、SDカードが２枚入ります。PCに画像データをダウンロードした後、SDカードを戻し忘れるということはよくあるのだけど、２枚目のカードで写真が撮れたわけです。カードを忘れたり、カードがいっぱいになって写真が撮れなかったことは一度もありません。 　ところが、D7200に入れていたのは１枚だけで、その１枚を戻し忘れたので、予備はありません。この日は、帰宅するまで何の写真も撮れなかったということになります。
	２０日（日）は何の用事もなかったし、天気もよかったし、どこかに出かけてもいいところだったんだけど、日曜日だし、渋滞したり混雑するのが嫌だったのでひきこもっていました。それでも、新しいカメラのことは気になっていたので家の中で写真を撮りました。

	カエサルの机の上を、１０mm（フルサイズ換算１５mm）で撮りました。 　１枚目と２枚目は、ノートリです。元画像（6000×4000）を、そのまま598×399に縮小しました。トリミングしていません。 　３枚目と４枚目は、ピクセル等倍です。元画像のうち598×399の部分をトリミングしました。縮小していません。
	１枚目と３枚目は、同じ写真です。F/5.6、SS/100、ISO/400です。 　２枚目と４枚目は、同じ写真です。F/3.5、SS/800、ISO/25600です。
	感度を上げる（ISO/400→25600）と画質が悪くなるというのは当然のことなんだけど、ノートリでこのサイズまで縮小するならほとんど気にならないレベルなんじゃないかと思いました。ピクセル等倍でも、許容範囲なんじゃないの・・・という気がしています。

	机の上に置いた福沢諭吉先生を、２７０mm（フルサイズ換算４０５mm）で撮ってみました。 　１枚目と２枚目はノートリ、３枚目と４枚目はピクセル等倍です。 　１枚目と３枚目が同じ写真、２枚目と４枚目も同じ写真です。
	１枚目と３枚目は、F/6.3、SS/800、ISO/6400です。 　２枚目と４枚目は、F/6.3、SS/3200、ISO/25600です。
	まず感じたことは、ISO/6400での画質が上がっているということです。 　これに比べると ISO/25600の画質は明らかに劣るわけですが、カエサルの世界では許容範囲だと思いました。

	ベランダからお向かいさんの工事中のところを撮ってみました。１７時前でしたけど、すでに夜という感じで、D7000だったら 撮ろうとは思わなかったような暗さです。 　３枚とも、ノートリです。１８mm、６５mm、２７０mmで撮りました。 　Ｆ値は若干違いますが、いずれも、SS/15、ISO/25600です。 　程度の差はありますが、いずれも露出アンダーでした。
	どのように撮れるかではなく、オートフォーカスが効いてくれるかどうかの勝負というつもりでした。１枚目は難なく、２枚目もそれなりにフォーカスしてくれましたが、３枚目はかなり迷っていました。でも、フォーカスしてくれたということになります。
	暗いところで撮った写真の画質が悪くなるのは当然です。問題は、暗いところでフォーカスが合うかどうかだと思います。よくコンデジとかで、Ｆ値がどうのこうのだから暗いところに強い・・・なんていう広告を目にしますけど、そういうところで合焦できるの？と思っていました。それと、ストロボ撮影禁止の所でAF補助光を使って撮影している人がいたりしますけど、みっともないと思っていました。 　D7200は、感度が上がった（ISO/6400→25600）だけではなく、暗所での合焦能力が上がった（中央1点は－3EVで合焦可能）という話を聞き、数値の意味とかはよくわからないんだけど、「暗所での合焦能力」に言及しているというだけで食指が動いていました。

	先日の横手舞組10周年記念公演、D7000で撮った写真です。 　「火の鳥」で「酒屋唄」が終わって衣装が替わったところですね。サムネイルを見たとき、撮れた！と思ったんだけど、ブレていました。
	この公演では2600枚くらいの写真を撮って、そのうち１３０枚くらいをセレクトしてUPしているのだけど、UPできなかった写真の中にはこういう写真がいっぱいあります。UPした写真の中にも少なからずあります。それはカエサルの撮影技術の未熟さに他ならないのだけど、そういう未熟さをカバーしてくれるようなカメラが欲しいと思いました。
	還暦記念で新しいカメラを買うということを思い立ったのがいつだったのかは忘れましたけど、この公演の前だったかもしれません。屋内での撮影になるし、暗いところに強いカメラが欲しいと思っていたことは間違いありません。でも、実際に秋田県まで行くかどうかがわからなかったということもあって、新しいカメラの購入までは考えられませんでした。 　このときのことがあったから購入に踏み切ったというつもりはなかったんですけど、無意識のうちに背中を押されていたのかもしれません。

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