カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・白鳥日和(5)幼鳥

2015年02月03日 | ☆野鳥とか    

 白鳥日和シリーズ、5回目ということになりました。
 今回のテーマは、オオハクチョウの幼鳥です。


 白鳥には「みにくいアヒルの子」という話があるわけだけど、どう考えても、この体の大きさでアヒルと間違われるということはありえないという気がします。




 オオハクチョウの幼鳥です。
 体(羽根)は灰色、頭は茶色、くちばしの付け根はピンク色。いずれも「くすんだような」という形容詞をつけたいような色で、けっして美しいものではありません。アンデルセンが「みにくいアヒルの子」を発想したのも、こうした姿に起因しているのではないかという気がします。


 少し大人になった白鳥さん。
 体(羽根)は白いし、くちばしの付け根も黄色になっています。でも、頭はまだ茶色いんですね。「本当は真っ白けなのに、何かで汚れてしまった」みたいな感じに見えます。


 これこそは大人の白鳥・・・と思ったんだけど、よく見てみると、まだちょっと茶色っぽいですね。


 真っ白けの白鳥さんの写真を探してみたのだけど、なかなかないのですよ。
 こういう全身を撮ったような写真ならあるんですけどね。顔をアップで撮ったやつとなると、みんな、幼鳥なのです。


 これなんかも微妙ですよね。「真っ白け」とは言い難いです。
 ひとつ考えられることとしては、大人たちは川の中腹に、若者たちは川岸近くにいたということです。顔をアップで撮ろうとすると、川岸近くにいる白鳥を撮ることになりますから、必然的に若者ばかりを撮ってしまうことになるわけです。
 あるいは、大人になっても、頭は真っ白になるわけではないのかもしれません。


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