カトリック高円寺教会ANNEX

2004年に晴佐久昌英神父様により成人洗礼をうけた『おやじ』の[信仰告白]風コラム

『半分』

2006-06-30 07:55:46 | Weblog
 さっき会社のデスクトップのカレンダーであらためて気がついたのだけれど



 今日は6月30日



 ということは



 一年の



 『半分』



 が経過しようとしているってこと。






 早かったのか



 永かったのか



 薄っぺらだったのか



 濃厚濃密だったのか



 だらだら過ごしてたのか



 ハシハシしてたのか



 ただただ呼吸してただけだったか



 今日も生きてるよろこびをしっかり実感しているのか



 あと『半分』のスケジュールが見えているのか



 短距離感覚で突っ走っちゃったのか



 ギューって弓を後ろに大きく引っ張れたのか



 絶叫マシーン的なジェットコースターに乗ってたのか



 ユラユラ大海原でサーフボードの上で寝ころがってたのか



 絶望という崖っぷちで、ただただ立ちすくんでいたのか



 希望に満ち溢れて感謝してルンルン鼻歌なんか出ちゃったのか



 なんとか乗り切って



 調子よく加速して



 それぞれの半年。



 さまざまに『半分』。





 まぁ、ゆっくり、



 それぞれのペースで、



 ときには休憩などとりながら



 顔を上げて



 前向いて



 歩いていきましょう。




 話はガラッと変わって


 最近、寝る間を惜しんでDVDやら映画を観てる。


 「ベニスの商人」(アル・パチーノがイイ。有名な話だけど内容を始めて理解した。おすすめ。)


 「ハッカビーズ」(ジュード・ロウ出てるんだけど精神世界という哲学的というか難解。)


 「ビヨンド・ザ・シー」(ケヴィン・スペイシーの最高傑作じゃないかなぁ。)


 「アイ・アム・デビッド」(12歳のベン・ティンバーが泣かせる。のちに「パッション」でキリストを演じるジム・カヴィーゼルもイイ。)


 「カサノバ」(カトリック司祭が悪者だったり、枢機卿がキーポイントだったりするのだけれどたぶん教会的にはNG(笑)ヒース・レジャーが男前かどうかは好みが分かれるところかな。18世紀のヨーロッパが舞台の映画結構ツボなんです。)


 これから観てみたいのは


 「ゆれる」


 「初恋」


 「笑う大天使(ミカエル)」


 「タイヨウのうた」


 あとなんてたって


 「ダメジン」




 今週末は堅信式。




 神に感謝。
Copyright© 2006 Luke8488

『ヒガイシャとマスコミとオーディエンス』

2006-06-28 08:12:23 | Weblog
 「日本の警察の素晴らしさに本当に感謝している。」



 女子大生の娘を誘拐されたお母さんが記者会見で最初に発した一言。



 最愛の娘さんが無事(心に大きな傷を負ったことでしょう)に帰ってくるまでのなんとも言えない苦しみから解放されてよかったですね、お疲れ様でしたと言いたい。





 でも事件に対するマスコミの報じ方ってどうなんだろう。



 罪を犯した人よりも



 「時給100万円」とか



 「セレブな女医」とか


 
 「カリスマ美容外科医」とか



 たしかにメディア戦略に非常に高いスキル(またはブレーン的な人)を持っていて華々しいのも否めないのだけれど。



 今回のヒガイシャも



 「「美人」女子大生」などと冠がついたり



 何となくなんだけど



 「テレビに出たりして調子に乗ってるからさぁ



  それ「有名税」みたいなものでしょうがないでしょ。」



 みたいな論調を演出しちゃってるような気がしてならない。



 「視聴率優先でおもしろおかしく芸能バラエティーで取り上げる情報」と


 「凛とした報道」の


 境目がなさすぎませんかねぇ。





 それから、この国は「金銭的な成功」をおさめた人に非常に辛口だ。

 もちろん、「ルールを守らないで、法の隙間を狙って、わからないうちに」ってことでズル賢く稼ぐ人も多いし、それをまたマスコミが煽るし。



 「一億三千万総中流階級意識」っていう風に思い込まされているオーディエンスは出る釘を打ち続ける。



 つい先日も、、「貧しい暮らしを強いられている人々がいるのに“王家の富”を築く考えはない」と慈善団体に約370億ドル(4兆3000億円)の寄付をした金銭的に成功した人が海外にいた。



 温度差。



 まぁ、簡単に「成功」などと書いているが



 なにをもって「成功」というのか


 誰の、どんな「ものさし」や「はかり」でジャッジするのか



 お金に困らない生活? 


 何らかの目標を達成したとき?


 個人の欲求を満たしたとき?




 書いてて「お前自身も評論してるじゃん。」て思えてきたのでやめます。




 なるべく「限りあるモノ」に惑わされたり、悩んだりしないで



 「際限なく降り注がれるモノ」を



 信じて


 伝えて


 いければ


 イイなと。




 「真夏日」に負けない


 むしろ


 よろこんで、大歓迎して


 上を向く


 向日葵みたいにさ。




 神に感謝。
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『とにかく動け、歩け』

2006-06-27 07:59:35 | Weblog
 「パパ、あと10分食休みしたら行くからね。」



 「お、おう・・・。」



 妻が早速、食事に気を使ってくれたり、娘もなんだかノリノリで応援してくれるので



 夕食後、30分間くらい、石神井川の遊歩道を歩くことにした。いや、厳密には重い腰を上げさせられた。



 運動不足が露呈し、「一日一万歩を目標に歩いてみましょう。」という指導を受けたのだが、その一歩が出ず、グズグズしていたら周りが敏感に環境つくりをし始めてくれた。



 ボクサーが減量に使うサウナスーツに身を包み



 サッサッサッサッサって歩く。



 ダラダラ歩いてはいけない。



 かといって苦しい顔して走ったりしてはいけない。



 ニコニコ笑顔でいられるくらいのペースで



 スイスイスイスイ歩く。



 胸を張って、ひざを前に出して、腕を振って



 程なくするとジワ~っと汗がにじんでくるわけですよ。



 なんだこれ、



 気持ちイイじゃん



 気分爽快



 わかってたんですけどね。



 「疲れた」とか「そんな余力無い」とか「とりあえずビール」とか



 言ってる場合じゃなかたってこと。



 『とにかく動け、歩け』



 今はとにかく「動けるか、動けないか」ってことを



 あれこれ考えるんじゃなくって



 『とにかく動け、歩け』



 心身ともに「走り続ける」のはむずかしいしい、たぶん無理。



 だから『とにかく動け、歩け』



 ニコニコ笑顔でいられるくらいのペースで



 スイスイスイスイ歩く。



 どこかのブログにもあった



 「♪歩こう~、歩こう~、わたしは元気~♪」



 間違っても



 「♪アルコ~ル、アルコ~ル、わたしは便秘~♪」



 じゃないし。



 「ふんづまり」



 解消のために



 ぼくは今日も歩きます。





 神に感謝。
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『ふんづまり』

2006-06-26 10:27:14 | Weblog
 先週の金曜日に飲んだバリウムが全部出てきてくれないような


 なんとも『ふんづまり』な週末を迎えることになってしまった。


 他愛もないことで、でもその瞬間にはどうにもこうにも言って欲しくない一言で


 まさに


 「激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。」(マルコ4章37節)



 ぼくが舟なのか、それとも荒れ狂っている風なのかもわからないほどに。



 最近どうも良くない。



 こんなことの繰り返し。



 居間のソファで寝転んで眼を閉じると



 ソファーが際限も無く地下に向かって落ち始める。



 サンシャインのエレベーターより早いくらいに。



 ため息でブレーキをかける。



 ネガティブなパワーだからブレーキ踏んでるつもりでアクセルふかしてる。



 また、ド~ンって加速して落ちてく。



 何度も何度も「神様、神様」って心の中で叫ぶ



 楽しいことを思い浮かべようとするが灰色のような霧がかかってて何も思い浮かばない。



 我が家の天使ちゃん(娘)はこの空気をいち早く察知し、あの手この手で修正、手助けしようと必死で考えてアプローチしてくる。



 子供に気を使わせるなんてって思って


 また


 スト~ン。



 おどけてみせる娘の姿に



 ほんの少しだけほぐされる。



 そんなこんなで、ようやく日曜日にたどり着く。



 侍者で気分が引き締まり


 
 またほんの少し解(ほど)かれる。



 

 「イエスは起き上がって、風を叱り、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。」(マルコ4章39節)



 この福音朗読を聴いて



 シ~ンとするほど心が穏やかになった。



 そしてダメ押し



 
 「イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」(マルコ4章40節)



 海底深く、大きな氷の塊となって沈んでいたぼくの心は、水面から差し込む太陽の光に向かって、その塊を小さくしながら浮かび上がり始めた。



 ご聖体を拝領し



 久しぶりに



 「プハ~」って海面で呼吸をした。



 これでしばらく大丈夫かな。



 信仰って



 いまのところ



 こんな風に



 ぼくを救ってくれているのです。





 神に感謝。
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『悪玉』

2006-06-24 09:44:21 | Weblog
 「はい、それでは別室で保健相談になりますのでついて来てください。」



 いつもだったら、健康診断の最後に医師から検査結果について一言聞いて終わりだったのだが今回は居残り、別室にて「補習」となった。



 毎年この時期にやる生活習慣病検診。



 早朝の新宿歌舞伎町を通り抜け、検診センターに向かう。



 この時間の歌舞伎町も久しぶりだけど、なんとも「欲望のハキダメ舞踏会」から朝陽によって夢が覚めちゃったシンデレラ城の生ゴミ置き場みたいな風情はなつかしいような「はかなさ」に満ち満ちている。



 なぜか胸を張って歩く仕事帰りのキャバ嬢にまとわりつくハエのような若い男の子。



 彼はいつになったらその「夢の国 ワンダーランド」から目覚めるのだろう。



 そんなことは簡単だ。



 「金の切れ目が縁の切れ目」って言葉を噛み締める時はそんなに遠くない。



 それも経験。



 そう、今そこに捨ててあるゴミ袋とカラスの関係。



 袋破られて、おいしいところだけつっつかれて、バラバラ、ボロボロになって、でも最後にいつかはゴミ収集車が来て運んでいってもらえる。



 「夢の島」ってゴキゲンな名前の無間地獄へ。



 


 別室に行くとオシャレなめがねをかけた保健指導員らしきお姉さんが、まあお姉さんといってもぼくより全然年下ですけど席に座るやいなやこう聞いてきた。



 「LDLコレステロールの値が基準範囲を大きくオーバーしてます。「『悪玉』コレステロール」って聞いたことありますよね。」


 「はい。」


 「この値が良くないとどうしていけないのか知ってますか。」


 「え~と、いわゆる成人病っていうか生活習慣病の要因になるからですか。」


 「そうですね。それでは具体的にカラダのどんなところに影響が出るんですか。」


 警察のお世話になったことはないが、「なんだか取調べってこんなのかな」と思いながら質問に答え続けないと負けのような気がして頭をフル回転させる。


 「「動脈硬化」発症要因になるからですか。」


 「そうですね。では日ごろの食生活について質問します。」


 この彼女、決してやっつけ仕事って感じはしないし、説明もわかんではないけれど、どうにもリズムがあわない。


 まるで今朝やってたサンバのノリのカナリヤ軍団と昭和演歌のサムライブルーの試合のリズムがかみ合わないようだ。


 まあとにもかくにもこの『悪玉』を減らすために


 禁酒、禁油っこいもの


 アルコール、マヨネーズ、揚げ物、菓子パン、たらのこやいくら、霜降りの牛肉、皮付き鶏肉、うなぎ等々を控えましょうということになった。


 「一ヵ月後に精密検査を受けてもらいますので、それまで意志を強く持ってがんばってみてください。」




 昨日の夜8時からバリウム飲む準備で空腹なときにこんなこと言われたってって思ったけど


 「オイ、お前、最近自己管理がなってないぞ。」って天から言われてるんだと思って


 ちょっとだけ節制してみようかな。


 でもさ、なんか昔から「そろそろ勉強しなさいよ。」とか言われると


 「いま、やろうと思ってたのに~、やるきなくなっちゃうよ~」って。


 もう、帳尻合わせられる歳じゃなくなっちゃったってことですかね。





 神に感謝。
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『生き残る秘訣』

2006-06-22 08:46:52 | Weblog
 最近よく映画やらDVDを観て気分転換をしようともがいている。


 「かもめ食堂」


 「嫌われ松子の一生」


 「インサイドマン」


 「オープンウォーター」


 「ポセイドン・アドベンチャー」


 「ALWAYS 三丁目の夕日」


 「ロード オブ ウォー」




 きのう観たDVDの「ロード オブ ウォー」の終わりに


 こんな字幕が流れた。




 その前にニコラス・ケイジが武器商人に扮するこの映画は


 「戦争」ウェルカム、「和平交渉」くそったれ って感じに進む


 そして自分が供給した武器によって誰がどうなろうと感知しない。


 そうそう、はじまりがたしか


 「今、世界に5億5千万丁の銃がある。

  ざっと、12人に1丁の計算だ。」


 嘘、嘘、嘘つきまくりなのだが、生活や収入が嘘に追いついちゃう。


 そんな映画の最後に




 「米、仏、中、露、英


  この国連安全保障理事会常任理事国の5カ国が武器輸出国のトップ5なのだ。」


 と流れる。



 そして

 もうひとこと



 『生き残る秘訣は




 「戦争に行かないこと。」



 と結んでいる。



 自分の国だけを守る約束だった


 日いずる国の「自衛隊」は


 いつの日からか


 急に「軍隊」に変身し


 だれも線引きをすることなどできない「非武装地域」「非戦闘地域」へ派遣され


 援助活動をしている。


 陸上自衛隊のみの撤退が決まったらしいが


 「従順のしるし」のような呪文「show the flag」


 などという言葉に踊らされて


 米国の


 目ざとく戦闘地域を見つけて、または、自ら創り出して


 正義をふりかざしながら


 大量殺戮兵器を送り込み、大量虐殺している


 そんな国の


 ご機嫌伺は


 そろそろ


 止めませんかねえ。





 『生き残る秘訣』は


 「戦争しないこと」でしょ。



 書いててテンションあがっちゃった。あした半日人間ドックでお酒飲めないからこんな風に発散してみました。



 Love&Piece



 神に感謝。
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『エルニーニョ』

2006-06-21 08:38:21 | Weblog
 「クリスマスの頃に南米のペルー沖にあらわれる暖流(エルニーニョ海流)により発生する局地的、季節的な気象現象」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)



 『エルニーニョ』



 このスペイン語には


 
 もうひとつの意味がある



 「男の子」=「子どもの(頃の)イエス・キリスト」



 豪快に予選リーグF組を突破した「無敵艦隊」に



 『エルニーニョ』と呼ばれるプレーヤーがいる。



 FW(フォワード)のフェルナンド・トーレス(22歳)



 彼は小さい頃、スペインで放送された



 「Oliver y Benji(オリベルとベンジ)」という日本産のサッカーアニメの主人公に自らを投影して今日に至ったのだそうだ。



 「オリベルとベンジ」なんて聞いた事がないでしょう。



 しかし


 オリベルは大空翼


 ベンジは若林源三


 といえば


 そう


 「キャプテン翼」


 ちなみに


 岬太郎はトム、石崎はブルースってことになってるらしい。


 まぁ、ここまでは新聞の受け売り。




 今回のワールドカップはどうやら「番狂わせ」「サプライズ」がなく決勝トーナメントがはじまりそうな風向きだ。


 しいていえば、かなりの苦境にたたされているサムライブルーくらいか。


 もちろん、まだあきらめるわけではないが


 どんなにカナリヤ軍団の重箱のスミを突っついても


 勝ち上がるための条件を満たすことは、なんとも言い難い状況だ。


 ましてや、カンガルー軍団が勝った時点で帰り便の飛行機のエンジンのスウィッチがオンになる。


 そうなると残りの期間を楽しむためにどこかご贔屓を選んでおかなければならない。


 好きなプレーヤーがいるチームを選ぶのか


 観ていて楽しいゲームを展開するところを選ぶのか


 「ユニフォームフェチ」としてはお気に入りのデザインのチームを選ぶのか


 やっぱりカトリック信徒数の多い国を選ぼうか


 決勝トーナメント進出が決定している国でカトリック信徒の多い国は

 スペイン、ポルトガル、ドイツ、オランダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン


 可能性を残してる国では

 フランス、イタリア、クロアチア、チェコ、スイス、韓国


 そうそうたる面々ですね。




 そうだなぁ、我が家の天使(娘)ちゃんの学校つながりでスペインかなぁ

 『エルニーニョ』もいるし


 イタリアにはルカ・トニというFW(フォワード)がいて今期のセリエAの得点王。なんてたって同じルカ(luke)だし


 ユニフォームはアルゼンチンのアウェー用、フランスのホーム用がイイなぁ



 でもやっぱり


 可能性のある限り


 サムライブルーを応援しよう。


 天使が微笑んでくれるのを祈って。




 神に感謝。
Copyright© 2006 Luke8488

『レジにて』

2006-06-20 08:45:17 | Weblog
 微妙に梅雨で


 じと~っと


 ジメ~って


 むしむし暑くて


 山手線降りて


 女子高生達に囲まれながら


 会社まで歩く


 汗が背中をツ~って伝わるのを感じる




 ほとんど毎朝、会社のビルの一階部分にあるスーパーマーケットに飛び込みます


 7時35分くらいかなぁ


 缶コーヒーやペットボトルのお茶などがコンビニや自販機で買うより安いことと


 やっぱり夏場はクールダウンになるから。


 スーパーマーケットって冷蔵、冷凍ストッカー(商品が陳列されているところ)が多い為か野菜や果物などの生鮮品の扱いが多い為かで涼しい環境のところが多いでしょ。(先週教会帰りに立ち寄った高円寺のOKショップは凍えるほどに寒かった)


 そんなことしてないで「すぐに会社に入れば」って思うヒトもいるでしょう。


 ところが、これにはちゃんと理由がある。


 まず、ぼくがだいたい通勤一番乗りで会社のフロアは夏場だと「どよ~ん」と暑く、冬場だと「ぴき~ん」と寒い。これあたりまえ。エアコンは入ってないから。


 それと昔からのクセというか習慣で、多少暑くても寒くても経費節減で誰かがスイッチオンするまでエアコンはつけないことにしている。「会社では」ね。時間も早いし。(そうそう、だからぼくはかれこれ15年くらい前から「地球に優しい」)


 話がそれた。


 その会社の一階にあるスーパーマーケットは朝早いこともあって三つあるレジのひとつしか稼動してなくて、当然ガヤガヤ混雑する時間帯でもないのでレジ待ちで行列などということはほとんどない。


 缶コーヒーとヨーグルトを手に持ち、レジに向かうとめずらしく列が出来ている。


 ぼくも含めて4人だけどね(笑)


 先頭から、見た目だからさだかではないが、80歳代後半のご夫人、次に60歳代後半のご夫人、ぼくの前に20歳代後半のサラリーマン、そしてぼく。


 レジ担当は50歳代後半の男性。


 先頭のおばあちゃんが財布からお金を取り出すのに時間がかかってるらしくレジが混んでる。


 レジ担当も微妙にイラッとしながらそれでも笑顔で「少々お待ちください。」とぼくらに声をかける。


 時間にすればたいしたことはない。


 ようやく先頭のおばあちゃんが精算を終えて次のおばちゃんの番になるその時におばちゃんはぼくの前に並ぶ彼に振り向いてこう言った。




 「急いでるんでしょ、会社行く前だから。あたしは時間に余裕があるから先やっていいよ。な~んにもやることないし。」




 ぼくの前の彼は


 「そんなに急いでないんで。」と申し入れをやんわり断った。


 おばちゃんはぼくにもアイコンタクトしてきた。




 「大丈夫ですよ。」



 ぼくは答えた。




 せかせか何かに追いまくられるように時代や時間や人の流れに乗り遅れまいとしてカラダも気持ちも動かし続けて、そしてなんだか疲れて。


 癒されたいから酒飲んで、映画観て、音楽聴いて、究極の癒しでミサに与かって


 クールダウン


 スローダウン


 スローライフ


 パワーアップ 




 でもさ


 おばちゃんここでそんなに気を使わないで


 逆にさびしくなっちゃう


 話し相手とかいるのかなぁ


 余計なお世話だけど






 田舎の母を思い出した。




 神に感謝。
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『自分のカラダに』

2006-06-19 10:21:36 | Weblog
 きわめて天使に近い


 ちびっ子たちの


 初めての聖体拝領



 清々しい。



 こころ洗われるようです。



 これからの人生で何回拝領することになるのだろう。



 ただのセレモニーではなくて



 これまでの人生、この日までの一週間を


 悔い


 改め


 『自分のカラダに』


 新しい息吹を注がれる。




 神様が


 『自分のカラダに』入ってくる。




 


 神父様は頻繁に


 そしてハッキリと宣言される。




 「ミサは究極の天国の実現です。」

 



 話はガラッと変わって


 どうしても代表チームに勝って欲しかったので


 仲間と賭けをしました。


 「日本が勝ったら」3ヵ月後に新郎になるちょっとやせ気味の彼が5kg太る。


 「クロアチアが勝ったら」ちょっとリバウンド気味で太ってきたぼくがふたたび5kgやせる。


 「そういえば「引き分けだったら」どうするの?」


 そこに気づいちゃった3ヵ月後に新婦になる彼女が巻き込まれて


 「引き分けだったら」より美しくウェディングドレスを着たいんだけど、やっぱりまだ切羽詰ってなくて、薄っすらと「やせなきゃな~」って思ってる彼女が5kgやせる。


 こととなった。




 結果はご存知の通り。



 守護神が絶体絶命のピンチを何度も切り抜け



 ドイツ紙ビルト(新聞)が


 「(元ドイツ代表の)フェラー氏ならギプスを着けた足でも決めている」


 というような決定的なチャンスを外し


 

 彼女が「美」を追求していただくこととなりました。





 必要な時に、必要なところに、必要なだけ


 神様は「お恵み」をくださる。




 神に感謝。
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『ステージのそでで』

2006-06-17 11:17:38 | Weblog
 ぼくは確かに見ました。



 出番を待つ



 ピアニストの



 パウロ文雄くんは



 ステージに出て行く前に



 『ステージのそでで』



 十字を



 切った。



 それは



 気高く



 美しく



 そして



 なんとも



 格好のイイ



 空間、瞬間だった。







 「満席」



 「大盛況」




 気持ちの良い響き




 ソプラノのソリストえりちゃん



 「オペラ」のパートでのストリーテラーのもも


 
 譜メクリスト(譜面めくり)のあやちゃん



 みんなそれぞれにコンディション調整をして



 その空間に



 そのときのマックスなピークを用意しようといっしょうけんめいだった。




 癒しのコンサートで



 「本当に癒された」と何人もが涙し



 パンフレットに書いてあった



 「「いま」だけのきらめき


  「ここ」だけのひびき


  「このひと」だけの


  神宿る一瞬」



 まさに天国がそこにあった。



 準備に携わったスタッフのみなさん


 獅子奮迅の活躍だったあかねちゃんお疲れ様でした。


 チケットの販売をお手伝いいただいた教会家族のみなさんお疲れ様でした。




 パウロくんからメールがきた。



 「昨日、本当に一瞬演奏している最中にフ~ッと風が吹くのを感じました。」



 これだよね。






 あとね、ナレーションで泣きそうになるとは思いませんでした。





 神に感謝。
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『あっさり』

2006-06-16 07:55:22 | Weblog
 「できることなら」というか


 「積極的」にというか


 自ら望んでは決して行きたくない場所


 ってところに行ってきた。





 とりあえず



 いまのぼくには、ちょっと「重すぎる荷物」をいったん降ろすために。






 すべてはすでに整っていて


 
 その「儀式」みたいなものは



 『あっさり』したものだった。



 このほんのおおよそ5分間のために



 いままでどれほどのヒトやモノや時間や感情や思考などを浪費してきたのか



 あやうく



 ほんとうにたいせつなもの



 まで



 手放さなきゃならない



 ぎりぎりのところまで



 すさんで、逃げて、後悔して、その場しのぎ、先送り



 そして



 嘘までついて。




 もしも



 教会や信仰や家族や仲間に恵まれてなかったら



 たぶん間違っている自分をなんとか取り繕い正当化しようとして



 自分だけがその苦しさから逃れようとして



 どんどんと鋭利な刃物みたいに



 触ったものをすべて破壊する爆弾のように



 「おおかみがきたよ~」と嘘つきまくって最後に誰も助けてくれなくなって、おおかみに食べられちゃった少年のように



 髪の毛や垢などの老廃物が詰まって水が流れなくなっちゃったお風呂の排水溝のように



 真っ黒い水あめの中を



 いまもなお、あがきながら歩いていたことだろうと思う。



 だから



 しっかりと前を向いて



 ほんの少しでも恩返ししたい。






 元気出していきますよ~



 相変わらずちょっとだけカッコつけていきますよ~



 いいトシして子供みたいにわがままで、はしゃぎますよ~



 弱々しくへこみますよ~



 でも「ボンヨヨヨ~ン」って元に戻りますよ~ 





 雨が降ったら傘をさせばイイ


 傘がなかったら雨宿りすればイイ




 傘の置いてあるところ


 雨宿りができるところ


 たいせつな場所


 ぼくは知ってる。


 ぼくは信じてる。






 さ~てと。






 神に感謝。
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『もし都合が』

2006-06-15 08:54:49 | Weblog
 「新橋に着いたよ。うん、いまSL広場口に向かって階段下りてるとこ。」



 「わかりました。いまコジャレた立ち飲み屋でかる~く一杯やってまってたんです。すぐ迎えに行きます。」



 「よろしくね~。」



 新橋の駅前広場のけっこうな人波のなか満面の笑顔で近づいてくる見慣れた顔。



 手を振りあい、出会ったぼくらは思わず抱き合った。(笑)






 夕方の5時少し前だった。携帯にメールがきた。




 「『もし都合が』いいのであれば一杯飲みませんか?」




 仕事で外回りに出ていたぼくは小躍りするくらいうれしかった。





 お互いに「ちょびっと落ちている」状況だったのだが彼はぼくのブログを読んで救いの手を差し伸べてくれたのだ。


 夕方の6時半を過ぎていたがまだまわりは明るかった。


 「明るいうちから飲めるのってひさしぶりでうれしい。」


 仕事が忙しく事実そうなのだろうが、そんな風にして無邪気にはしゃぐ彼のやさしさが、ぼくに元気の種をくれた。


 新橋に勤めるもうひとりの仲間と合流してとりあえず乾杯です。


 もう普通にニコニコモードになってます。


 かる~く一杯のはずが三杯やって次のお店に。


 そこで東銀座方面からもうひとり合流。


 またまた乾杯。


 「酔心」という広島の冷酒をあおって


 やっぱ締めはお歌の時間です。





 「終わらない歌を歌おう~、クソったれの世界のため~」


 などと絶叫して


 クソったれな自分のクソったれな部分をクソったれに垂れ流し、吐き出して


 決してこの時が現実逃避やその場しのぎじゃなくて


 元気の種に水や肥料や太陽の光をあげるのもであることをよ~く認識して


 ふわふわ空を漂ってるんだけど、上昇気流を感じて、それにタイミングよく乗っかれればと思いました。




 誘ってくれてありがとね。


 つきあってくれてありがとね。


 ほんとに


 ほんとうに


 たすかったんだ。




 神に感謝。
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『こころが』

2006-06-14 08:07:28 | Weblog
 たとえば



 会社のパソコンが開くのにすっごく時間がかかったり



 整列乗車っていうルールを守れないヤツがいたり



 混んでる駅の自動改札で必ず自分の前の人が「キンコーン」ってなっちゃたり



 朝、髪の毛がどうにもこうにもうまくまとまらなかったり



 はずしたメガネが見つからなかったり



 やっと家に帰り着いてもひとりで定食屋でご飯を食べているようなさびしさに我慢できなくなったり



 今の仕事に対して途轍もなくモチベーションが下がっているのにそんなこと微塵も出さずに淡々とこなさなきゃならなかったり



 どうしても避けて通れないような約束や試練みたいなものに正々堂々としたふりして立ち向かわなきゃならなかったり



 信仰はすべてを救ってくれるのだけれど、それを信じてるのに、信じきれない



 じと~っと湿って、重く、なおかつ何色だかハッキリしない梅雨空のような不安感にべた~っとのしかかられているような



 そんな毎日だと。



 「『こころが』萎えちゃってる」



 「『こころが』しなしなしちゃってる」



 状態。



 アンバランスな状況の中で、いっしょうけんめいバランスをとろうとしている。



 まぁ、生きていくってことはこの繰り返しなのはわかっちゃいるんだけど。



 夜、プイッと、ひとりで散歩に出る。



 家族に何のメッセージも残さないで。



 おとなのすることじゃないけど、ひとりで被害者ぶってるみたいで、わがままにすねてて、バカみたいだけど。



 石神井川にかかる橋に座って夜空を仰ぎ見る。



 東京の空だから星など見えるはずもない。



 鳩のように聖霊が降りてくるのが見えたりもしない。



 十字を切り



 目を閉じる。



 街の喧騒が耳からすうっと消えていく。





 いつかどこかで読んだ



 「雪吊り(ゆきつり)」は強くて固い幹を持った木にするのだそうだ。


 日本海側の雪っていうのは北海道で降る雪とは違って、水分を多く含んでベタベタ重い。


 ぼくの田舎でもよく見たし、有名な公園なんかを映し出したニュースでもよく紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、木に雪が乗っからないように、厳密には滑り落ちるように三角形の傘みたいな囲いがかぶせられてるのです。


 それが「雪吊り」


 竹や柳みたいに「しなやかな幹」を持ってると、グググって反り返るんだけど、自分で雪を振り落とせる。


 「びよ~ん」って元に戻る。


 立派な枝ぶりの固い幹は「ボキッ」って折れちゃう。


 だから「「しなしな」しててイイ」のだと。


 「しなしな」しなやかなこころの持ち主だから「こころが萎える」んだって。


 


 「こころが萎える」のは「こころがしなやか」に重くのしかかった雪を振り落とそうとしてるんだって。





 そうだよ。



 乾いてカサカサになったこころに


 聖なる水を注いでもらったんだよ。


 しなやかなこころでいられるように。


 ふぅ~。






 トントントンと肩をたたく二つの手。


 ひとつは大きくて、ひとつはちょっと小さい。





 ひとり夜の橋でたそがれてるわがままさんを


 迎えに来てくれたのは


 ぼくのたいせつな


 家族でした。





 神に感謝。
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『切り替え、切り替え』

2006-06-13 07:55:37 | Weblog
 リビングのドアのフックにサムライブルーの応援用ユニフォームがチョッとお疲れ気味にかかっている。



 なんとなく、ナショナルチームの試合の時にはちゃんとお風呂に入って、食事を済ませて心して、準備して、試合開始を待たないと気持ちが悪い。



 一昔前の大晦日のような心持ちになる。



 我が家の天使(娘)ちゃんも目を少し赤くしながら眠気と戦ったり、代表チームといっしょに戦ったりで大変だ。



 ぬくぬくとした毛布の誘惑に負けそうになるとぼくと妻が「あぁ~~!」とか「ぎゃ~~!」などとわめき騒ぐので



 「こういう時って人間のほんとうの姿が現れるよね。」などと的確な評論家に変身して眠れないクレームを口にする。



 後半からが始まってすぐくらいから妻がしきりに



 「つまらない、つまらない。全然攻撃しないじゃん。」とつぶやく。



 ぼくも迫り来る不安を口にしなくてはいられず



 「こんなことしてたら・・・。」





 試合が終わった。





 朝からいろいろなメディアで結果を速報し、分析し、評論している。



 結果についていろいろ意見もあることだろうけど



 まだ始まったばっかじゃん。



 試合後のチームの主将背番号5がインタビューに答えて



 「頭の整理が出来ない。」と言ってた。



 ぼくらも週の頭から言いようのないイライラ感と向き合う羽目になってしまったが「しっかり前を向いて」消化しよう。





 『切り替え、切り替え』





 責任論やしっかり準備してきた四年間がたった6分間で崩れたみたいなこというのやめて



 あとニ試合勝つことを願って、祈って



 いっしょうけんめい応援しようよ。



 と自分に言い聞かせる。



 『切り替え、切り替え』



 

 それにしても


 ゴールしたり、ピッチに入ったりするときに


 十字を切ってるのってカッコイイですよね。



 そうやって


 少しずつ


 少しずつ




 『切り替え、切り替え』




 がんばれ!ニッポン



 フォルツァ!サムライブルー



 

 神に感謝。
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『グランドピアノ』

2006-06-12 08:15:30 | Weblog
 小学校、中学校の講堂に置いてあった『グランドピアノ』



 鍵盤をカバーする蓋をあけると紫やアズキ色の「メガネを拭いたらそれはそれはきれいになるだろうなあ」というような布が掛けてあって



 一般の生徒は「さわってはいけないもの」として小さい頃から刷り込まれていて、なのに移動などにはかりだされて、その音色ではなくて、その重さだけは理解している。



 校歌の練習などをさせられるときに音楽の先生がミスタッチすると大したことじゃないのに妙に違和感を感じてチョッとムッとして



 大人になったら「愛の告白」の演出道具として「ピアノくらい習っとけばよかったなぁ」などと思い



 才能や先見性や財力のなさに打ちひしがれ



 かといって今さら動きようもなく



 そのうちに素敵な音楽、素敵な演奏家などの出会い



 やっぱり音楽は大好きで



 ピアノの音色も大好き。





 『グランドピアノ』の鍵盤じゃないほうの胴体っていうか、そう自動車のボンネット開けた時につっかえ棒するみたいなほうの蓋って開けたり閉めたりしたことありますか?



 めったにないでしょ。



 今度の金曜日にぼくがそれをやらなきゃならないことになった。



 目黒のパーシモンホールで19:00~今年の復活祭に当教会で洗礼を受けて教会家族になった若き天才ピアニスト、パウロ文雄くんとこちらもカトリック信者の歌姫えりちゃんがコンサートをするのです。



 総合プロデューサーは晴佐久昌英神父です。



 「凄音(すごおと)」のシャワーを浴びに行きましょう。



 イイ音聞いて豊かな気持ちになりましょう。



 一週間がんばった金曜日だし



 自分へのご褒美に。



 ワールドカップ日本代表戦も無いし



 そしてぼくが格調高く、美しく『グランドピアノ』の蓋を開けたり閉めたりするので上手くできたか様子を見に来てください(ウソです。)



 そうそう、曲間にも素敵な演出があるようですよ。見逃す手はありませんね。



 チケットなどの詳細は「カトリック高円寺教会ホームページ」か「天使の森」で確認してください。



 昨日歌姫えりちゃんを高円寺駅まで送りながら話をした。


 ぼくの質問はいつもチープだ。


 「やっぱり心身ともに充実してると良いパフォーマンスにつながるの?」


 「う~ん、やっぱりそうですよね。」




 「練習って言うか、「歌」って一日のうちにどれくらい歌ってるの?」


 「あまり歌いすぎないように気をつけてるんです。学校とかにもなるべく行くようにしたり。私の「楽器」は使いすぎちゃうと良くないけいこうがあるから。」




 自分の声、のど、カラダが「楽器」かぁ。



 納得。



 素敵な空間を大勢の人たちで分かち合いができるように神様お導きください。



 今日からぼくは自主トレ開始です。蓋に挟まれないように(笑)




 神に感謝。
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