2ヶ月くらい前から、図書館で借りては延長し、返してはまた借りてきて‥を
繰り返していました。
すっごく、女の子こころをくすぐる本なんです。
『いつかはきっと‥』
シャーロット・ゾロトフ 文
アーノルド・ローベル 絵
やがわすみこ 訳
ONE DAY と「限定されている」日も、安心できていいけれど。
SOME DAY は、いつになるかわからない分、楽しみが倍増されるような気がします。
どのページも始まりは 「いつかは ね‥」というエレンの語りかけ。
いつかは ね‥
あたしが がっこうへいくと
みんなが いうの。
「まあ きょうは すごく すてき あたしも こんなかみのけ ほしいわ!」
いつかは ね‥
バレエのおけいこに いくと
バードせんせいが おっしゃるの。
「エレンを ごらんなさい あの じょうずなこと」
いつもは「うちのちび」と友だちに言っているおにいちゃんも、ちゃんと「ぼくのいもうと
です」と紹介してくれるようになり、かわいいブルドッグを飼ってそのお世話をして、
とっておきのお皿で、ママにディナーテーブルの用意を頼まれる‥空想の中で、
エレンはどんどんレディになっていくのだなあと、思います。
レディ(大人の女の人)になる前は、みんなレディに憧れるけど、大人になってしまったら、
レディになる前の少女だった頃が懐かしくなるのかな‥。
でも、「むかし女の子だったこと」を覚えている人は、いつもどこかに その時々の
SOMEDAY を持っていられるような気がします。
私も、まだまだ負けないぞ~(笑)。
この本を、繰り返し手元に置いてきたのに、今頃ここで紹介しているのには(実は)
わけがありまして。たった見開き1ページだけですが、とってもクリスマスというものを
よく表しているページがおしまいの方にあるのです。
いつかは ね‥
クリスマスツリーだって すきなように かざらせてもらう。
パパも ママも おにいちゃんも てつだいっこ なしよ。
たった3行のテキストだけれど、クリスマスツリーがいかに「特別」なものであるかが、
とってもよくわかります。憧れであり、喜びであり、うーんあとは何だろう。クリスマス精神の
すべてが集まっているような‥そんな感じを受けたのでした。
一般的にはぜんぜん「クリスマスの絵本」に入らないのだけれど、私が勝手に
「クリスマスっぽい」と思った絵本があと2冊あって‥今週と来週で、それについて
書けたらなあと思っています。
この絵本も大好きなんです♪今だって、私、いつかきっと!って今でも思ってます(*^^*)
それから、「しょうぼうていハーヴィ、ニューヨークをまもる」も、大切な絵本です。説教くさくなくて、こんなふうにナチュラルに語ってくれると、また深く残るものですよね。
シャーロット・ゾロトフさんは、子どものとくに女の子の気持ちを描くのがうまいですね。
ああ、こうだったよなとか、子どもってこうかもなとか、いつも感心させられます。
ところで、ぼくはけっこうクリスマス好きなのですが、それは絵本や映画、音楽などを通して知った「クリスマスを大切にする気持ち」みたいなものが好きだからです。
rucaさんがこのクリスマスの箇所に注目されているのを読んで、なぜだかとてもうれしくなりました。
やりとりがちょっと遠のいていても、春生さんのこと、
もちろんしっかりと覚えています。だからとっても
嬉しかったです。コメント残してくれて、どうも
ありがとうございます。(もしかして、コメント認証待
になっていましたか?すいません、TBが変なのが多い
ので、そっちを事前認証にしたつもりだったのですが)
ところで。
いつかはね、いつかはきっと‥の気持ちって
いくつになっても大切ですよね。何かを想ってみること、
それが叶うかどうかドキドキしてみること、なんかが
普通の毎日を、普通じゃない毎日に変えてくれるのだと
思います。
『オリビア』の新作が出たのですね~!!
早速開いてみたいです。
とても嬉しいです、ありがとうございます。
(↑にも書きましたが、コメント認証待ちになっていま
したよね?すいません。TBを事前認証にしたはずだった
のですが、間違えてしまってのでしょうねきっと)
>クリスマスを大切にする気持ち
そうそう、私もそういうこと伝えたかったのです。
儀式としてのクリスマスとは縁遠いし、だからといって
ただの行事で済ませるのではなく‥。
少し前に「わくわく本」で紹介されていた絵本の中にも
そういうクリスマススピリッツみたいなものが
感じられる本がありましたよね~?(というか、私が
勝手にそう感じているのですが)次回はそれについて
書こうと決めています。
上の娘と2人、よく読んだ絵本でもあるんですよ。
ローベルさんの絵ががまくんかえるくんとはちょっと違ったタッチで、ゾロトウさんのお話にぴったりですよね。
本当に、子どもの気持ちがどうしてこんなによくわかるのかしら・・・と感心してしまいます。
色合いも大きさも文も絵も、全部好きな絵本です♪
以前の記事ですが、こっそりTBさせてくださいね。
(TB事前認証にしたので反映されるのが遅くって
すいません。フラニーさんの所へは変なTB来てないです
か?今朝なんか10個以上もやらしいやつが保留になって
いて、フラニーさんのがなかなか探せない程でした)
本の話に戻りますが。
そうそう、このローベルさんの絵もいいですよね。
がまくん、かえるくんとはまるで違うので、えっこれも
同じ人が描いたの?と思ってしまいました。
フラニーさんがご紹介されていた『しあわせなもみの木』
も、すごく読んでみたいし、その他のゾロトウさんの
絵本、知らないのばかりなので、来年は図書館に予約を
入れて、たくさん読んでみようと思っています。
「いつかはきっと・・・」って、まるで私のためにある言葉じゃない!、と思って(笑)。
まあ、私の場合、そう思って安心しているだけですけど(いつかはきっと大掃除するぞ~とか)。
ゾロトウといえば、クリスマスに『しあわせなモミの木』を紹介したいなと思いつつ、時間がなくて。
まだ、飾りつけもしてないんですよ~(涙)。
ところで、rucaさんのところも不快なTBきてたんですね。
毎日チェックして消してたのに、留守してる間にいっぱいきてて、もう腹が立ちますっ!
みなさん、どうしているのかな、と思ってました。
jesterさんからも承認制のことを聞き、私もやってみようと思っています。
コメント残してくれてありがとうございます。
『いつかはきっと‥』 魅力的な言葉ですよね~。
ゾロトウさんの作品は、ほとんど読んだことがないのですが
今、片山令子さんとともに、私の中でブームになりつつ
あります(笑)。来年に向けて、集中して読んでみようと
思っています。
『しあわせなモミの木』
クリスマス当日まで、レビュー楽しみにしています。
(フラニ-さんとこの「みどりの船」でも、取り上げて
いました)