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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

サーカスのしろいうま

2016-03-24 16:08:34 | ひらきよみ(読み聞かせ)

先週の金曜日は、今年度最後の読み聞かせ当番でした。
ペアさんと二人で、5年生のクラスへ行きました。

もう何年も一緒に図書ボランティアをやっているのに、ペアになって
読み聞かせをやったことがない友と、初めて一緒になり、
選書の段階で、先に私が読みたい絵本を伝えたので、それに合わせて
彼女が絵本を選んでくれました。
自分ひとりで、絵本を選んで、組み立てていくのも楽しいけれど、ペアで
入ると、この選書の段階からすでに楽しいです。

で、先にこの絵本を読んでくれました。



火事の中から赤ん坊を助け出した「風来坊」がその子を「風」と名づけ、
大切に育ててゆきますが、ある時偶然入った団子屋で、赤ん坊を助けた印に
置いていった木彫りを見つけ、風だけをそこへ残し、自分は団子屋の暖簾を
くぐらず、姿を消す風来坊‥。
2時間の時代劇だったら、そのラストシーンで泣いていたかも、という、
感動的なお話です。

語り口調で読むペアさんに、聴いていた5年生もすっかり引き込まれている
様子でした。



そして私が読んだのはこちら。


大好きな、ささめやさんの絵と石津さんのお話の絵本です。
どこかのサイトで読んだところによると、ある時、ささめやさんが描いた
白い馬の絵を石津さんがとても気に入り、それにお話をつけたのだとか。

身寄りがなくサーカスに引き取られたミハエル(男の子)は、何も得意な
ことがなく、せっかくまかされた白い馬のニジンスキーに芸当を教え込む
こともできず、ある日逃げられてしまいます。
追っていった先は、教会のそばにおばあさんと二人で暮らしている
ニーナ(女の子)の家。ニーナが奏でるバイオリンの音にしばしうっとりする
ミハエルとニジンスキー。
ニーナの計らいで、おいしいニンジンと、おいしいしょうがパンをもらい、
むかしお母さんが歌が上手だったとほめてくれたことを思い出すミハエル。
‥そして、しばらくののち、サーカスから招待状が届き、ニーナとおばあさんは
ミハエルとニジンスキーの晴れ舞台を観に行くことになるのです‥。

といったストーリーなのですが、1冊目と2冊目で、がらりと違う絵本を
楽しめるのも、ペアで入ればこそ、です。


どちらのお話も、5年生、じっくり聴いていてくれました。


今年度の記録をみてみたら、全部で15回お当番に行き、27冊の絵本を
読んでいました。そのうち今年初挑戦した絵本は、(たぶん)15冊。
来年度も、季節や学年や組み合わせなどを考えつつ、良い絵本、楽しい絵本を
探していきたいなあと思います。



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