今年も無事に、娘と私のお誕生日週間が過ぎました。
ことり文庫さんにたのんで送ってもらった絵本はこんなステキな
お包みで届きました。
日めくりカレンダーをつかうアイデア、さすがですね~。
選んだのはこの絵本。
AMAZONに、作者 いせひでこさんからのメッセージが掲載されていました。
◎いせひでこさんからのメッセージ◎
絵と音楽の結婚のような絵本が描きたいと思いつづけてきた。
13歳のとき、チェロは天から降ってきた。以降現在にいたるまで
ぼそぼそと弾きつづけている。
34歳のときには、偉大なチェリスト、カザルスの魂に導かれるように
ピレネー山中の村プラードを訪ねた。それからいくつもの国境を越えて
たくさんの風景を歩いた。私は絵描きになっていた。
スケッチをしていると、色とことばと音の境がなくなっていくような感覚におちいる。
手から生み出された線や色、それは記憶以前のものから生まれてくるのかもしれない。
スケッチを続ける旅のなかで、どうしても私の手がひきつけられるモチーフがあった。
それが木だった。雪をかぶった切り株や、私をころばせた大きな根……。
いつしかスケッチ帖は木々でいっぱいになっていった。
やがて描きためたスケッチ帖の中から、しずかな音楽が滲み出てきた。
それはあまりにもピアニッシモだったけれど、それこそが私がほんとうに
たいせつにしたい音だと思えた。
その音を懸命に聞きとるようにしてこの絵本を描きました。
絵と音楽はひとつになれたでしょうか。
いせひでこ
物語は、 「ルリユールおじさん」や「大きな木のような人」のように
繋がっていくはなし。
最近、勉強の本以外は1ページも繰っていない受験生の娘も、
タイトルをみただけで興味を示し、とても喜んでくれました。
弦楽器なんてどれもやったことないのに、弾くのなら、断然
チェロがいいのだそうです。
そしてこちらは、誕生日に娘が贈ってくれた写真たて。
すっごくいいもの見つけたでしょ、と、自信たっぷりで手渡してくれたのと、
朝から10回くらい(ほとんど嫌みの域?笑)言ってくれた
「おたんじょうびおめでとう」が、(それでもやっぱり)嬉しかったです。
母娘、ともに8月生まれなんですね。
いせひでこさんの新しい絵本、知りませんでした。
わたしも木が好きです。
ていうか、いせさんの絵を知ってからさらに好きに。
そして、私の愛読書も主人公が樹木の勉強をすることになるっていう終わり方。
すごく共時性を感じてしまいました。
10月末にやる個展でも、木モチーフの作品とともに「ルリユールおじさん」などを展示しようと思っています。
おたんじょうびメッセージ、ありがとうございます。
なんとなく秋が早く来たので、誕生日月だった8月が
遠いむかしのことのように思えます。
いせさんの新しい絵本、私も知らなくて、
娘へのプレゼント本を探しているなかでみつけました。
とてもいせさんらしい本だなーと思いました。
繋がっていく感じがとてもいいです。