大袈裟なタイトルつけてしまいましたが、ついにというか、ようやくというか、やっと、ナル二ア国ものがたり1『ライオンと魔女』を読みました。あまりにも、「今さら」なので、恥ずかしいをとっくに通り越しています‥。
今春の映画化で話題になった時に、全巻セット(岩波少年文庫)を娘のための買い、彼女が読み終わるのを待って、順に1冊づつ読んでいく計画でした。1,2巻は、もう前に「まわってきて」いたのですが、私がハリー・ポッターに寄り道していたもので‥それで、すこし前にやっと第1巻を読み終えることができました。
この物語のおもろしさを、子供時代に知らなかったことを悔やんでもしかたがないので、大人になってから読むことができてよかった点を考えることにします。
それは‥なんといっても、瀬田貞二さんの日本語訳を、とても美しいと感じることができるところです。
この箇所↓がとてもいいと思うのです。いつでもすぐに読み返せるように記しておきたいと思います。
そして、ちょうどナル二アの国土が海に出会うあたりーあの大きな川の河口のあたるところーに小さな丘があって、その上に何かきらめくものがありました。それは、城でした。ピーターのほう、つまり夕日のほうにむいた窓という窓が、おりからの入り日をうけて、きらきらとかがやいていたのです。それがピーターには、大きな星が一つ、海辺におりてやすんでいるかのように、思われました。
ナル二ア国ものがたり1 『ライオンと魔女』P179より
今春の映画化で話題になった時に、全巻セット(岩波少年文庫)を娘のための買い、彼女が読み終わるのを待って、順に1冊づつ読んでいく計画でした。1,2巻は、もう前に「まわってきて」いたのですが、私がハリー・ポッターに寄り道していたもので‥それで、すこし前にやっと第1巻を読み終えることができました。
この物語のおもろしさを、子供時代に知らなかったことを悔やんでもしかたがないので、大人になってから読むことができてよかった点を考えることにします。
それは‥なんといっても、瀬田貞二さんの日本語訳を、とても美しいと感じることができるところです。
この箇所↓がとてもいいと思うのです。いつでもすぐに読み返せるように記しておきたいと思います。
そして、ちょうどナル二アの国土が海に出会うあたりーあの大きな川の河口のあたるところーに小さな丘があって、その上に何かきらめくものがありました。それは、城でした。ピーターのほう、つまり夕日のほうにむいた窓という窓が、おりからの入り日をうけて、きらきらとかがやいていたのです。それがピーターには、大きな星が一つ、海辺におりてやすんでいるかのように、思われました。
ナル二ア国ものがたり1 『ライオンと魔女』P179より
日本語訳が素晴らしいな、と私も読みながらひしひしと感じていました。
現代にはない、とても上品ながらにユーモラスな日本語で…。
実は1巻があまりに素晴らしかったので、2巻の途中でとまってしまっている私なのですが
すべてを通した壮大なテーマがあるでしょうから、やはり読破したいものです。
私も、子どもの頃に出会いたかったと思いました。
何もかも行き詰まっていたところから、ナルニアのおかげで、なにかふっきれたようになったことも、そして、ナルニアというこんなステキな世界を教えてくれた主人に感謝です。
遅いということはない、大人になってからでも、心からナルニアの世界にひたれるなんて、本当にすばらしいシリーズ6冊だと思ってます。
瀬田貞二さんの訳は大好きです。ファンタジーの世界にぐいぐいとひきこまれる、ステキな訳ですよね♪ホビットの冒険などもそうで、訳のおかげでナルニアと同じものを感じさせるとこるがあります。
私も、ちょうど読み終わったところなんです!で、今日私もブログにUpし終わって、こちらに寄ったら、偶然にも同じ頃読んでいて、うれしくなりました。
本当に瀬田さんの日本語訳はステキで、何度も読み返したくなります。
映画化されたときにもう一度挑戦するつもりでしたが、ブームが去ってからにしようと、結局そのままに・・・(汗)。
そのことが後ろめたくて、映画も見に行きませんでした(原作読んでから見たいし)。
しかも、子どもたちも途中で挫折しているんですよね。
イギリスの児童文学は『トムは真夜中の庭で』や『時の旅人』など、けっこう好きなのですが、ナルニアとグリーンノウは挫折したまま。
最近の読みやすいファンタジーばかり読んでいるせいでしょうか。
あるいは、子どものとき読んでいたら、すんなり入っていけたのかも・・・。
今度は訳を味わうつもりで、じっくり読んでみようと思います。
でも、最近の「読みやすいファンタジー」もののとりこになっている彼らには、なかなか感情移入しにくかったようです。
兄は全館読破しましたが、弟は途中で止まりました。
私もです。( ̄∀ ̄;)
こうしてあらためて、拝見すると、やはり心ひかれる文章ですね。
また、読み直してみたいと思いました。
ところで、rucaさんは「いのちのあさがお」は読み聞かせされたことがありますか?
もし過去の記事にありましたら、ごめんなさい。
今日の私の記事は、この本の紹介なのです。
もしお時間がありましたら、コメントはけっこうですから、いらしてください(なんて図々しい!(*_ _)人ゴメンナサイ))
今日も、蒸し暑い愛知県でした・゜・(*ノД`*)・゜・。
「なんといっても、瀬田貞二さんの日本語訳を、
とても美しいと感じることができる」
って、ほんとステキなことですね
私も、読んだ当時は物語の展開にしか
目が行ってなかった気がするので、
すごいわかります。
新歌さんが子供時代にナルニアを読んでいなかったこと。
2巻の途中でとまっているということ、とっても意外な
感じがしました。と同時に、なんか親近感を覚えて
しまった私でした。
ゆうべ、第2巻を読み終わりました。あれ、もうここで
終わっちゃうの?というのが正直な感想かなあ。
一旦ここでナルニアはお休みして、図書館で借りてきた
本を読破していきまーす。
ミニーのママさんの「ナルニア秘話」素敵ですねえ。
ご主人さまが薦めてくれたということは、思い出の本と
いうことですよね?読書家なのでしょうね‥。
他にはどんな本を読まれるのでしょう。御夫婦で同じ本を
共有したりしてますか…?
うちは…私の夫は、ノンフィクション派というか、ほとんど
小説を読まないんです~。私と娘がナルニアの話をしていて
MOEに特集が組まれているのを見て「なんかおもしろいかも」
とは言ってましたけど…たぶん、これから先も読まない
だろうなあ。
ほんとに「嬉しい偶然」ですね。
percyさんは、ハードカバー版で読んでいたのでしょうか。
私は、ずっと前に「わくわく本」の海五郎さんが薦めていた
少年文庫版のセットを、思いきって買ったのですよ~。
初めての少年文庫のソフトタイプが娘には嬉しかった
らしく、とても喜んでくれました。
くっちゃ寝さんも2巻の途中で挫折‥意外です。
映画化された時、私も見たかったけど、やはり原作読んで
ないとねえと思い「我慢」?してました。もうすぐ
『~王子のつのぶえ』も映画になりますよね?
ゆうべ2巻読み終わったので、今度は堂々と映画を見に
行かれるなあと思いました。
「最近の読みやすいファンタジー」のくだり、なんか
わかる気がします。日本語訳をうつくしいと感じるのは
今はあまり会話の中で使っていない言葉が、使われて
いたりするから、というのも感じていますし…。
うちの娘も、かなり苦労して『ライオンと魔女』を
読んでいました。すぐに聞くんですよ~、これどういう意味
って?? え、それもわかんないの? というの
ばっかりなんですが、普段の会話では使ってないものね~
とも(実は)思っていました。