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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

好きでいるってこういうこと

2007-02-08 16:15:04 | 好きな絵本
 もうすぐバレンタインズデイですね。

 この時期は絵本が売れると聞きました。

 好きな人に、好きな絵本を贈る女の子が、たくさんいるのかなあと思います。
今は、プレゼントにしたくなるような、絵本がたくさんありますものね。

 口ではうまく言えないことを、絵本の中味が代弁してくれたり。
 自分の気持ちまるごとを、絵本が表してくれたり。

 そういうのがベストにちがいないけれど、そうじゃなくっても‥
 たとえば、ラッピングに凝るような感覚で、あるいは雑貨屋さんであれこれ迷うように、
おしゃれ小道具のひとつに絵本が使われたとしても、それはそれでいいかな、と私は思います。

 贈られた人には、本1冊分の重みが手の中にあるし、贈った人の心には、「好き+何か」
の何かとしてその絵本が必ず残るから。


 
 


 私の船長さん
      『私の船長さん』
  M.B.ゴフスタイン 作 谷川俊太郎 訳


 ずっと前に、この絵本があったなら、きっと誰かに贈っていたと思います。
 誰かを、好きでいるって、こういうことだなあと、しみじみ、しみじみ思います。


    でも私たちには
    気にかけ帰りを待つひとがいる
    おだやかな航海を願いながら。

    そしてるすのあいだに
    起こったことはなんでも

    そのひとが帰ってきたときに
    話す値打ちのあることなのだ。


 
 

 
ゴフスタイン絵本にすっかり魅了されています。今頃って驚かないでくださいね。
なんとなくなんとなく気になっていたものの、本当につい最近なのです、読み始めたの。

 そして、今わたしの中では、この『私の船長さん』『ゴールディーのお人形』 
『ピアノ調律師』が、ゴフスタイン3部作と呼ばれています。

 


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も (こもも)
2007-02-08 17:16:30
最近、「ゴールディのお人形」を一人で、「ブルッキーのひつじ」を息子と一緒に読みました。ゴフスタイン。私も、最近、とても気になっています。
「ピアノ調律師」を始めて手にとったときは、あまりに絵がシンプルで、寂しそうだったので、ちょっと驚いたのですが、今は、それがとても気に入っています。
頭の中で、絵が、まるで動き出すような感じがするのです。物語が進むにつれ、生き生きと輝きだす絵。不思議です。シンプルならではなのでしょうか?
「私の船長さん」は、まだ未読。是非、読んでみたいです。
そうそう、「ブルッキーのひつじ」も、バレンタインのプレゼントにぴったりかも?
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またまた、おじゃまします (こうめ)
2007-02-08 20:27:38
去年のバレンタイン、
ブログに書いたのが、この絵本でした。

たぶん、今年のバレンタインも、
この絵本のことを書くと思います・・

ただ、想うだけの、恋。

この絵本、ブログで知り合ったおともだちのもとにも、
ことりから何冊か旅立っているのですよ。


大きな書店時代に、
やっぱりこの時期は贈り物用の絵本が売れるので
ことりでも贈り物によさそうな絵本を並べているのですが、
売れません・・

わたしは、若い人(そうでなくても)が、
絵本でなくても、大切な人に本を贈ってくれると、
すごくうれしいです。


そうそう、わたしは、小学校時代からのゴフスタインファンです!

出会わせてくれた人が、いたから。
(藤本おばちゃんです。)

rちゃんも、そうなるかな?







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こんばんは。 (はねうたゆみこ)
2007-02-08 21:04:46
ほんとー、おんなじテンプレート。
ふふふ、なぜか、安心感&親近感を、おぼえます・・。うれしいな。

ゴフスタイン、わたしも、読んだの、ほんと、最近です。でも、すごく、それから、なんだか、元気です。
(ブルッキーのひつじ、読んだんですよー。)

近くの本屋さんには、なくて・・。
ことりさんには、あるかな。
もし、会えたら、お話できるの、楽しみにしてますね。

なんだか・・、うれしくて、どきどきしてきました。
ふふふ。
いれちがい・・、でも、楽しそう~。

背が、高くて、ほっぺが赤かったら(すぐ、赤くなるので・・。)、わたしです!
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こんばんは☆ (フラニー)
2007-02-09 00:08:23
なんでしょう・・・↑ 不思議なつながりに感動です(笑)
ことりさん周辺でゴフスタインが流行中なんですね。
そういうわたしも、(そういえばペンギンブルーさんも)この絵本をことりさんから持ち帰ったのでした。

こんな絵本をさらりと贈られたら、それだけでぐぐっときてしまいますね。
ゴフスタイン、少しずつ手元にやってきてうれしいです♪
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本を贈る (くっちゃ寝)
2007-02-09 14:27:11
本を贈ったり、頂いたりするときって、そこにプラスαの気持ちがありますよね。
本とその本に託した想い、というか。
そしてその本が、「特別な本」になってしまったりするわけです。
rucaさんの文章を読んで、ふと若いころを思い出してしまいました(笑)。

ゴフスタイン、名前は聞いたことあるけれど、絵本を手にとったことはありません。
今度探してみますね。

『銀のいす』、TBさせて頂きました♪
返信する
こももさんへ (ruca)
2007-02-09 15:26:53
こんにちは。

『ブルッキ-のひつじ』私も借りてきて読みました。
まず、一人で読んで、その後寝る前に、娘と一緒に
読んだのですが‥

こももさんと、こももさんちの息子さんペアの方が
うちペアより、よりあの絵本を楽しんでいる!と
思いました。羊を犬に変えてみるとか‥おもしろい。
(そのあとのエンドレスな展開にやれやれとなる
母の気持ちもよーくわかりますが)

『ゴールディーのお人形』も少しづつ寝る前に読んで。
でも、10歳の子ってこんなにもわかんないの??
と質問の多さに、時折イラついてしまいました‥。

ゴフスタインの本、少しづつでも、手元に増やして
いきたいです。
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こうめさんへ (ruca)
2007-02-09 15:38:09
こんにちは。コメントありがとう。

そっか。去年のバレンタインの時の記事、読みたかったです。(でも、たしかフェアのところにこの本の紹介文が載っていましたよね)

『ゴールディーのお人形』は、去年の「工房からの風」の後に、こうめさんが書いた記事を読んで、知った本でした。もうすこし前に自分が読んでいたら、『森の絵本』ではなく、こちらを、らふとの稲垣さんにプレゼントしていたかも。

続けてゴフスタインの本を読んで‥久しぶりに、絵本で泣いてしまいました。『ピアノ調律師』でした。

rも、好きになってくれるといいなあ。
小学生の頃からゴフスタイン好きだったなあ、と言ってくれると、母は嬉し泣きなのですが。

もっぱら今は、「頭」で理解しようとしているのか、読んであげても質問が多くて困ります。もっとココロで読んでくれ~と思っているのですが、10歳ってまだそんなものなのかしら。

色々ゴフスタインページを覗いていたら、すえもりブックスのところで、「これはこうめさんじゃないかしら?」という言葉を見つけました。なんだかわけもなく嬉しかったです。

返信する
はねうたゆみこさんへ (ruca)
2007-02-09 15:44:43
こんにちは。来てくれてどうもありがとう。

同じテンプレートを励みに、思い切って、コメントして
みてよかったです。

ことりさんには、『ブルッキーのひつじ』きっとあると
思いますよ。

え、この本もあるの、えっこれも、え~これまでぇ~
というような本が揃っているのです。
お菓子の家の前に立ったヘンゼルとグレーテル状態です。

私は、こうめさんやはねうたゆみこさん世代より、↑
なので‥でも、気持ち的には、何も変わらないと思う
ので、メガネにボブ頭で‥声かけて下さい。
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フラニーさんへ (ruca)
2007-02-09 15:52:21
こんにちは。

ふふふ。ほんとうに不思議ですね~。
ゴフスタインの連鎖が始まってしまったのでしょうか。

ペンギンブルーさんが、『私の船長さん』を、ことりさん
で選んだのは知っていて、じゃあ私が行ったときには
もうないかも、と思っていたのです。

フラニーさんの分もお店にあったのですね。

ああ私はどれにしよう。どの絵本を買ったらいいか
欲しいものが多くって、お店に行く前から
もう迷っています。


こんな絵本をプレゼントしたり、されたり‥
いいなあ、そういうのって、ともう「思う」だけに
なってます(笑)。
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くっちゃ寝さんへ (ruca)
2007-02-09 16:01:41
こんにちは。

『銀のいす』のTB,ありがとうございます。
私は今『ホビットの冒険上』を3分の2くらいまで
読んだところです。おもしろい話にはちがいないけど
なかなか読み進んでいくのが大変です。なぜか、すぐに
眠くなってしまうのですね~。

上巻読み終わったら、お休みして、手元に来てしまった
川上弘美小説を読もうと思います。


『私の船長さん』
探して、ぜひ読んでみてください。とってもシンプルで
短いお話だけど、いろんなものがギュッと詰まって
います。若い頃のあふれるばかりの恋の気持ち、
というよりも、今だからこそわかる
静かに流れる、しみじみとしたものを感じました。
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