11月も半ばを過ぎ、マフラーやストール、手袋は欠かせなくなりました。
12月くんも、そろそろぼくの出番だなと思っている頃でしょうか‥
『12月くんの友だちめぐり』
ミーシャ・ダミヤン 文 ドゥシャン・カーライ 絵 矢川澄子 訳
12月くんは、ふだんは人里はなれたじぶんの城にすんでいて、まい年ひと月だけ、
国をおさめます。風をおこしたり、枯れ葉をふきはらったり、雪をふらせて、
草花にあたたかいふとんをかけてあげたりするのです。
自分以外の他の「月」のことなど、12月くんは考えてみたこともありませんでしたが、
大風のアドバイスで、3月くん、6月くん、10月くんを訪ねてみることにしました。
すこしだけ自分の役割がつまらなく思えていたことが、それぞれの「月」の
魅力を知ることで、自分の中にも、また新鮮な気持ちが戻ってくるのを
12月くんは感じるのでした。
「10月くん、きみの国も、ほんとにすてきだった。きをつけて、いつまでも
このままでね。みんなにも、そうつたえてくれよ」
友だちの「月」をあとにするとき、12月くんは、決まってこう言っていました。
言葉にすることは、自分(自分が納める12月)への、再確認にもなったのかなと思います。
同じことを同じように繰り返すのは、退屈に感じることもあるけれど、良い所を
良いままで残すには、「気をつけて」いなければならない些細なことがたくさん
あるのですから。
カーライはうっとりする色合いと繊細なタッチで、12月くんや、その他の月の
王子(?)たち、まわりの景色、動物、植物などを描きます。
なんといってもステキなのは、それぞれの「月」がかぶっている帽子です。
12月くんは、巣箱に入っている鳥の帽子、表紙で彼と向かいあっている3月くんは
ユキワリソウの帽子‥などなど。
絵本の中で、11月はいつものかさをさして、と書かれています。
11月には、今日みたいな小雨降る寒々とした日が合っているのかもしれません。
12月くんの鼻にだけついている、赤い「鼻あて」がとても印象的ですが、
鼻の頭の霜焼け防止なのかなー(笑)、と思っています。
美しい絵本、手元に置いておきたい絵本がまた1冊増えました。
12月くんも、そろそろぼくの出番だなと思っている頃でしょうか‥
『12月くんの友だちめぐり』
ミーシャ・ダミヤン 文 ドゥシャン・カーライ 絵 矢川澄子 訳
12月くんは、ふだんは人里はなれたじぶんの城にすんでいて、まい年ひと月だけ、
国をおさめます。風をおこしたり、枯れ葉をふきはらったり、雪をふらせて、
草花にあたたかいふとんをかけてあげたりするのです。
自分以外の他の「月」のことなど、12月くんは考えてみたこともありませんでしたが、
大風のアドバイスで、3月くん、6月くん、10月くんを訪ねてみることにしました。
すこしだけ自分の役割がつまらなく思えていたことが、それぞれの「月」の
魅力を知ることで、自分の中にも、また新鮮な気持ちが戻ってくるのを
12月くんは感じるのでした。
「10月くん、きみの国も、ほんとにすてきだった。きをつけて、いつまでも
このままでね。みんなにも、そうつたえてくれよ」
友だちの「月」をあとにするとき、12月くんは、決まってこう言っていました。
言葉にすることは、自分(自分が納める12月)への、再確認にもなったのかなと思います。
同じことを同じように繰り返すのは、退屈に感じることもあるけれど、良い所を
良いままで残すには、「気をつけて」いなければならない些細なことがたくさん
あるのですから。
カーライはうっとりする色合いと繊細なタッチで、12月くんや、その他の月の
王子(?)たち、まわりの景色、動物、植物などを描きます。
なんといってもステキなのは、それぞれの「月」がかぶっている帽子です。
12月くんは、巣箱に入っている鳥の帽子、表紙で彼と向かいあっている3月くんは
ユキワリソウの帽子‥などなど。
絵本の中で、11月はいつものかさをさして、と書かれています。
11月には、今日みたいな小雨降る寒々とした日が合っているのかもしれません。
12月くんの鼻にだけついている、赤い「鼻あて」がとても印象的ですが、
鼻の頭の霜焼け防止なのかなー(笑)、と思っています。
美しい絵本、手元に置いておきたい絵本がまた1冊増えました。
つい「12月くん」と呼んでしまいます(笑)
それぞれの月の、それぞれの帽子。
素敵でしたね~
12月くんに巣箱に入っている鳥の帽子というのは、
ちょっと意外な気もしておもしろかったです。
私の住むあたりでは、11月になると晴れていても急に時雨れたりして
傘が手放せません(今日もそう)。
11月がかさをさしているのが、す~ごくよくわかります!
それにしても、どの月も12月くんが行くとやはり
季節外れの冷たい風が吹くのですね。
これからは春先や梅雨時にひんやりしたら、
あっ12月くんが遊びにきてるんだ、って思ってしまいそうです(笑)
ほんとにどの月も、この本を読んでからはくん付けで
呼びたくなりますね・笑。
カーライの絵の原画を今年の春に見ているのですが
そのときにこの絵本のもあったはずなのに、
そのときは、切手絵のあまりの細かさと小ささに
心が奪われ、12月くんの記憶が薄いのです。
もっとよく見ておくのだったと軽く後悔しています。
話は変わりますが‥
長女さんからコメント、嬉しいですね。
私も数年後、あんなやりとりできたらなあと
思ってしまいました。
近々定演があるのですよね?心からのエールを送ります♪
ソッコー注文しちゃいました♪
ありがとうございます。
今月は、「はじめまして~」でお会いできなくて
残念でした。
風邪ひいてしまったため、土曜日の方にも行かれなかったので
チョムプーさんのログ、心待ちにしていましたよ。
ほんとうに、あと数日で、12月くんがやってきてしまいますね。
そののんびりした装いとは裏腹に、とても忙しい月ですよね、12月。