12月ももう3分の1が過ぎてしまいました。
昨日の日曜日。やっとクリスマスツリーを飾ることができたので、今日からは、「クリスマスっぽい」と感じた絵本について書こうかなと思っていましたが、先週の金曜日の「開き読み」の本のこと、まだ書いてなかったことに気がついてしまいました。
1年生のクラスで、読んだのはこの絵本です。
![おやすみみみずく(偕成社)](https://www.bk1.co.jp/bookimages/0137/013749670000.jpg)
『おやすみ みみずく』
パット・ハッチンス 作
わたなべしげお 訳
ほんとうは、12月なので、何かクリスマスの絵本を読もうかなあと考えてました。『ぐりとぐらのおきゃくさま』とか。
でも、それをやめてこっちにしたのは、小4の娘が、すごくこの絵本をおもしろがったからなんです。内容はとっても簡単で、え~こんなんでそんなに笑っちゃうの???と私は思ったのですが‥。
朝。1本の大きな木にみみずくが一羽とまっている絵から、お話は始まります。
みみずくが あー ねむたい。
はちが ぶん ぶん
はね ならす。
みみずくは あー ねむたい。
りすが きのみを
かり かり かじる。
みみずくは あー ねむたい。
りすがやってくるのは、見開き3ページ目で、そのあとに、からす、きつつき、むくどり、かけすなどいろんな鳥が次々にやってきます。でも、みみずくは あー ねむたい と言うばかり。よーく絵を見ると、ウインクしたり、下を向いたりと、表情は微妙に変わっているのですが、発する言葉は、ひとつだけです。
その繰り返しが、おもしろいのでしょうね。
1年生も、すぐに「あーねむたい」しか言わないみみずくに気がつき、「なんでおんなじことばっかり言ってるんだよー」とへらへら笑っていましたね~。
私は、翻訳される前の英語版を開いてみたくなりました。
鳥が「鳴く」の表現だけでも、様々な使い分けがしてあって‥訳者の渡辺茂男さんの語彙の豊富さに感心させられたので、もともとの英語表記も見てみたいなあと思って。
からす→かーかーかーとなく
きつつき→たららら たららら きをつつく
むくどり→きゅる きゅる きゅるとおしゃべり
かけす→じぇー じぇーとさけびだす
かっこう→かっこう かっこうとよんでいる
こまどり→ぴい ぴい ぴいとなく
すずめ→ちゅん ちゅん さえずる
はと→ぜぜっぽーぽー(鳩だけは、鳴き声だけでした。)
どういう本のどういう箇所に書いてあったのか、どなたの著書だったのか、だいぶ前のことなので忘れてしまいましたが、語彙はたくさん持っているほどいい、というような言葉がありました。
おなかが痛いときでも、ただ「痛い、痛い」というのではなくって、それがどんなふうに痛いのか‥しくしくなのか、ずきずきなのか、きりきりなのか、むかむかなのか‥言葉で表すことが大切ということでした。使える言葉をたくさん持っているということは、考えの幅というか、気持ちの幅も広がるそうなんです。なんでもかんでも「ムカツク」の、ひとつの言葉で済ませていると、それ以外の感情を持つことが難しくなってくる、というお話だったような気がします。
鳥の声を聞いたとき。
カラスは鳴いていた、でいいけれど、スズメの時は「さえずる」が自然に使えるような人でありたいなあと私も思いました。
雨だって、ただ「降っている」のではなく、風だって、ただ「吹いている」だけではなく。
昨日の日曜日。やっとクリスマスツリーを飾ることができたので、今日からは、「クリスマスっぽい」と感じた絵本について書こうかなと思っていましたが、先週の金曜日の「開き読み」の本のこと、まだ書いてなかったことに気がついてしまいました。
1年生のクラスで、読んだのはこの絵本です。
![おやすみみみずく(偕成社)](https://www.bk1.co.jp/bookimages/0137/013749670000.jpg)
『おやすみ みみずく』
パット・ハッチンス 作
わたなべしげお 訳
ほんとうは、12月なので、何かクリスマスの絵本を読もうかなあと考えてました。『ぐりとぐらのおきゃくさま』とか。
でも、それをやめてこっちにしたのは、小4の娘が、すごくこの絵本をおもしろがったからなんです。内容はとっても簡単で、え~こんなんでそんなに笑っちゃうの???と私は思ったのですが‥。
朝。1本の大きな木にみみずくが一羽とまっている絵から、お話は始まります。
みみずくが あー ねむたい。
はちが ぶん ぶん
はね ならす。
みみずくは あー ねむたい。
りすが きのみを
かり かり かじる。
みみずくは あー ねむたい。
りすがやってくるのは、見開き3ページ目で、そのあとに、からす、きつつき、むくどり、かけすなどいろんな鳥が次々にやってきます。でも、みみずくは あー ねむたい と言うばかり。よーく絵を見ると、ウインクしたり、下を向いたりと、表情は微妙に変わっているのですが、発する言葉は、ひとつだけです。
その繰り返しが、おもしろいのでしょうね。
1年生も、すぐに「あーねむたい」しか言わないみみずくに気がつき、「なんでおんなじことばっかり言ってるんだよー」とへらへら笑っていましたね~。
私は、翻訳される前の英語版を開いてみたくなりました。
鳥が「鳴く」の表現だけでも、様々な使い分けがしてあって‥訳者の渡辺茂男さんの語彙の豊富さに感心させられたので、もともとの英語表記も見てみたいなあと思って。
からす→かーかーかーとなく
きつつき→たららら たららら きをつつく
むくどり→きゅる きゅる きゅるとおしゃべり
かけす→じぇー じぇーとさけびだす
かっこう→かっこう かっこうとよんでいる
こまどり→ぴい ぴい ぴいとなく
すずめ→ちゅん ちゅん さえずる
はと→ぜぜっぽーぽー(鳩だけは、鳴き声だけでした。)
どういう本のどういう箇所に書いてあったのか、どなたの著書だったのか、だいぶ前のことなので忘れてしまいましたが、語彙はたくさん持っているほどいい、というような言葉がありました。
おなかが痛いときでも、ただ「痛い、痛い」というのではなくって、それがどんなふうに痛いのか‥しくしくなのか、ずきずきなのか、きりきりなのか、むかむかなのか‥言葉で表すことが大切ということでした。使える言葉をたくさん持っているということは、考えの幅というか、気持ちの幅も広がるそうなんです。なんでもかんでも「ムカツク」の、ひとつの言葉で済ませていると、それ以外の感情を持つことが難しくなってくる、というお話だったような気がします。
鳥の声を聞いたとき。
カラスは鳴いていた、でいいけれど、スズメの時は「さえずる」が自然に使えるような人でありたいなあと私も思いました。
雨だって、ただ「降っている」のではなく、風だって、ただ「吹いている」だけではなく。
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