幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

『かくれ鬼の森』ver1.00(SHIMO)

2006-01-26 18:50:08 | プレイ日記(ネタバレあり)
ギャグテイストがとても楽しめるシナリオですね。
森の中の木をぶっ叩く時のセリフなど、会話から楽しさが伝わってきます。

今回のPCは「盗賊の目」と「魔法の瞳」のふたつの鑑定技能を持っていたので、そちらを使ったりもしましたが、やはり一番おもしろいのはケリを入れる調査方法でしょう。
それ以外の調査方法は単調なのですが、この方法だけはセリフのバリエーションがあるのでどのような反応があるのか楽しむことができます。
やはりゲームいうのはプレイヤーの行動に対して様々なイベントが起きてこないと退屈になってしまいますね。
それから調査カードをクリックした時にわざわざ確認のメッセージが出てきますが、クリック回数が増えるだけなので個人的には必要ないと思いました。
その部分も含めて全体的に操作が面倒なのがやはり残念に思いました。

ラストはボスを楽々撃破してミッションコンプリート。


【地理】
《カユラ村》
リューンの北西の山間にある、 質のいい材木で有名な村。
《カユラの森》
カユラ村の東の山麓にある森。

【戦った敵】
《トレント、エント、ドライアド》

【冒険した奴ら】
《ランド、ヤシモット、フー、ハリード、マイリーラ、レイジス》

それと今まで気がつかなかったのですが、ヤシモットを連れ込んだ際に所有している「オジヤカレー」はかなりやばい性能みたいです。

『賢者の選択』ver.1.25(斎藤 洋)

2006-01-21 11:54:52 | プレイ日記(ネタバレあり)
いやあ、本当におもしろいです。
今回このシナリオをプレイして改めて遊びとしてのRPGというものを堪能しました。
カードワースで高く評価される作品はプレイして楽しいというよりも、画面を眺めて楽しいという作品が多い傾向がありますが、やはり自分としてはプレイして楽しいという作品を高く評価したいですね。
自分がカードワースで意識して手法を真似た唯一の作者さんですが、もっともっと大勢の方が参考にしても良いと思うんですけどね。

ルートとしてはディマデュオに会ってからカナンの所に舞い戻り、ディマデュオに策にはめたことに対して文句を言ってから戦闘に入りました。
それにしてもディマデュオは強い!!
「炎の玉」一発でほとんどのPCが戦闘不能になるのがキツイですが、やはりこれぐらいは歯ごたえがないとね。
今回ばかりは、村人の命を助けることを報酬として要求したかったので再チャレンジしてしまいました。
カナンというキャラは見事なくらい強大なキャラとして描かれていますので、自分としてもこいつに認められたいという気持ちを自然と持ってしまいます。
カナンはやはりこの場で倒すのではなく、強敵のままでいてほしいですね。
いつかは倒しますが(爆)。

全体的にはひとつひとつの描写によって緊張感が凄く伝わってくること、また描写が簡潔でプレイヤーの負担になっていない所が素晴らしいですね。
そしてシナリオ内における“選択”がプレイヤーが役割を演じるのに効果的に使われているのも素晴らしいです。
やはり斎藤さんは凄いですよ。


【お気に入りのセリフ】
カナン「では行け、賢明なる者よ。我は永き眠りにつく。あるいは、再び合い見える事もあろう」
カナン「現世において、あるいは冥府においてやも知れぬが…その日を楽しみに待っておるぞ」

【地理】
《カナナン村》
地図にも載っていない小さな村。
《中央公路》
ヴィスマールとリューンを結ぶ街道。

【店】
《賢者の選択亭》
リューンより二日ほどの中央公路沿いにある宿。

【戦った敵】
《ディマデュオ》
呪法を得意とし、裏の世界では要人暗殺のスペシャリストとして名を知られている、数々の国家的犯罪に関わった熟達の魔法使い。
《グール、ゾンビ、スケルトン、ワイト》

【お知り合いになった人】
《カナン》
旧文明期初頭に栄えた帝国ソドム最期の王。勇猛なる王であったが、その晩年は理由無き虐殺を繰り返し狂王と呼ばれた。如何なる経路を経てか、彼は不死の肉体を得て、現在もなお存在し続けている。
《ミューゼル》
巡察官の任を受けたリューン騎士。
《アッベ》
カナナン村の村長。

【入手アイテム】
《カナンの魔剣、カナンの鎧、隠者の杖》

【冒険した奴ら】
《ケイン、ヒョウタ、マイリーラ、レイジス、ランド、マリア》

意外性を狙ってます

2006-01-09 20:09:22 | エッセイ
自分は高校サッカーは毎年見ているのですが、今年は残念ながら一試合しか見れませんでした。
で、その試合が優勝した野洲高校の試合だったのですが(相手はどこか忘れた)、ジダンのマルセイユターンのようなプレイが続出していて、最近はこういうプレイを平然とするようになったのかという感想を持ちました。
このあたりは松井大輔や中村俊輔の影響なのかなと思いましたが、監督の方からも意外性のあるプレイをしろと指導されているらしいですね。

意外性というのはシナリオ作りにおいても同じでして、自分は常にプレイヤーがびっくりするような展開というものを考えています。
ひたすら単調に続く展開よりもプレイヤーが驚くような展開の方がプレイヤーもゲームに引き込まれていくと思うんですけど、自分のシナリオをプレイされた方がその辺りをどう感じているのかあまり伝わってこないので、何かもやもやした物が自分の中にあったりします。

意外性に限らずシナリオを作る際にはシナリオ作者には狙いというものがあるわけですが、狙いが成功しているかどうかというのはシナリオ作者にはわからないんですよ。
もちろんシナリオ作者からすればおもしろいと思ったからこそ様々なアイデアを導入するのですが、それをプレイヤーに伝えられるかという事とは別問題ですから。
自分がプレイ日記などで良い部分を細かく挙げているのは、実はその辺りを考えての事だったりします。
つまりシナリオ作者が良いと思って導入した部分を実際に指摘することによって、作者の狙いが間違ってなかったと認識させるためですね。
やっぱり作者としては自分の狙いが狙い通りに行っていれば嬉しいんですよ。

話は変わりますが、以前コメントの方でトルシエのような規律重視のサッカーでのレベルアップがあってジーコの自由なサッカーがあるというような事を書いたのですが、一月七日の朝日新聞で宮本恒靖が同じような事をコラムで書いていました。
いや、まあそんだけの話なんですけどね。