幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

ザ・ワールド

2005-01-03 10:43:58 | 世界設定
今回新たに世界設定というカテゴリを作りました。
内容としてはクロスオーバー企画ということになります。

自分がシナリオをプレイするときはそこにある世界を冒険するという意識があり、シナリオ作成するときにおいてはひとつの世界を構築するという意識があります。
もしかしたらストーリーやキャラクターを創造するよりもそっちの方が主眼となっているかもしれません。

どうせだったら一緒に同じ世界を作っていきましょうよというメーセージを込めて『蜃気楼の塔』のあとがきに、自分はASKの世界観と他の作者の設定を借りつつ、自分の世界を主張していくというようなことを書いたのですが、こういったことが好きではない人もいると思いますし、そういう人を排除するようなことには絶対なってはいけませんので、最終的には有志のみということになるでしょう。

仮に同じ世界観でやるとなるとやはりある程度のルールというのは必要になるわけで。
シナリオ作者にとってもプレイヤーにとっても引くべきところは引き、主張するべきところは主張するといった線引きが必要となってくるかと思いますし、人間なんて十人いれば十通りの考えがあるわけですから、そのためにもある程度の基準がなければバラバラになってしまいますよね。

そんなわけでDOLLには期待をしていたのですが、なんか進行する気配がまったくない感じ。
それなら自分なりにやっちゃおうかな~と(笑)。
やるといってもリューンの通りをひとまとめにするといった程度のものなのですが。
要するに多くのシナリオを強引にひとつの世界にするという感じです。
こういうことって誰かがやりそうで結局だれもやろうとしませんでしたから、とりあえずエッセイを始めたのを機に自分でやってみようかと。

念のために書いておきますが、これはあくまでもロードリヴァー個人の世界です。
簡単に言ってしまえばただの遊びです。
基準とするには自分の好みというものが反映されすぎますし、未プレイのシナリオもあったりしますので、参考にする分には問題はないでしょうが、明確な基準とするには無理があるでしょう。
ていうか基準とするのならば、自分一人で決めていいわけがないですよね。

話は変わりますが最近のシナリオをプレイするとクロスオーバーを意識している作者さんが多いようですね。
古いシナリオをプレイすると、むしろASKの世界を破壊する方向に意識が向いていたような気がしますが、当時としてはそれが自然の流れだったのでしょうか。
同じ世界観でやりたいと思っている人にとっては必ずしも歓迎する方向ではないかもしれませんが、結果的にはカードワース全体の幅が広がったと自分は思っています。
もし最初から世界観を明確に決めてシナリオを作成していったら、カードワースはもっと小さい世界で終わっていたかもしれません。
サッカーでいうなら最初に戦術があってそれに選手を当てはめていくのではなく、選手に合わせて戦術を構築していくといった感じではないかと思います。
そういう意味ではASKの判断は正しかったのではないかと。

世界設定についてはエッセイと違って加筆修正をしていくつもりですので、興味がありましたらカテゴリの世界設定の項目を暇な時にでも見ていただけたらと思います。