幻想伝説エッセイ

早く船を完成させて、大海原に飛び出したいのよ。

冒険者は英雄ではない?

2005-01-07 23:13:14 | エッセイ
最近ではあまり見かけなくなりましたが、以前カードワースでよく主張されていた価値観に冒険者は英雄ではないというのがありました。
まあ、同じように主張されている価値観はいくつかありまして、カードワースの戦闘は屑だとか連作物はつまらないだとか地味シナリオこそ正統派だとか作り込み重視だとか、それ以外にも色々とカードワースを覆っている価値観があるわけです。

で、自分のシナリオというのはそういった価値観をことごとくひっくり返す要素を持っておりまして。
先ほど挙げた価値観はいわば権威のようなものを持ち合わせていますので、そういったものにしがみついている連中からすれば自分のシナリオというのは不愉快で邪魔な存在なのではないかと。
ゆえに自分には敵が多いというのは十分自覚がありまして、これは『蜃気楼の塔』を発表する前からわかっていたことですし、批判が巻き起こってくるということも当然のことながら予想の範囲内でした。
もっとも最近までは批判というよりも徹底的に無視される存在でありましたが。

それで今回のテーマである冒険者は英雄かどうかという問題ですが、冒険者=英雄でもなければ冒険者=非英雄でもない、冒険者は文字通り冒険をする者であってそれにどのような性格付けをするかは個人の勝手というのが結論となります。

あえて正統性を問うならば、ASKの公式サイトでレベル11以上の冒険者を後世に英雄として長く語り継がれる存在と明記されているのですから、少なくとも英雄を否定するものではないというのはっきりしています。

ところがカードワース界の一部に英雄というものを否定したがる者がいるようで。
自分はどちらの冒険者がいても一向に構わないと思っているのですが、こういった連中は逆に英雄というものを何とかして排除したいと思っているようですね。
こういった点を見てみますと、少なくとも器の大きさとしては非英雄な冒険者よりも英雄の冒険者の方が大きいと言えるようです。

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