キャスト ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ドン・チードル、エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチ、ベネディクト・ウォン、トム・ホランド、チャドウィック・ボーズマン、ダナイ・グリラ、レティーシャ・ライト、クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、カレン・ギラン、ジョシュ・ブローリン、グウィネス・パルトロウ、ベニチオ・デル・トロ、ウィリアム・ハート、コビー・スマルダーズ、サミュエル・L・ジャクソン
2018年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF、ファンタジー、シリーズ
【あらすじ】
6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。
【感想】
世界中で大ヒットしているにもかかわらず日本では今一つの興行成績であることが日本市場の特異性を示している作品。本作はネタバレすると面白さが確実に失われるのでどうしても抽象的な内容になってしまう。
第一印象としては人気キャラクター総登場のわりにストーリーがごちゃごちゃせずになんとかまとまっていたのと、正統派ではなく意外な展開だったことを挙げたい。個人的には正統派のストーリーも嫌いではないので無理に人の予想を裏切るような展開にしなければならない必要は一切ないと考えているのだが、本作に関して言えば風呂敷を盛大に広げたけど次回作で回収できるのか?という印象を持ちました。本作に関してはいいけど、こういう展開にしてしまった以上、次回作でどうやってまとめるのか非常に不安が付きまとう。
サノスという敵側のキャラクターがアメコミヒーローが束になっても勝てない強さであることも強いインパクトを与えている。逆に言えばサノスが強烈過ぎて他の敵側のキャラクターが今一つかもしれません。サノスは敵キャラなのだが、単純な悪役ではなく独特の信念の持ち主で時折弱みも見せるあたり魅力はあったと思う。サノスの信念である星を全滅はさせずに半分を滅ぼすという理屈については少々無理があったように感じました。
これは人気面も関係するのである程度仕方がないが、マーベルヒーローの扱いに差が大きいのは個別のファンにとっては不満が残るところか。アイアンマンはかなり優遇されていましたね。ソーも活躍していた。一方でスパイダーマンは出番こそ多かったもののあまり強くないというマイナスの印象を持ちました。やはりオールスターものである限り、誰もが満足できるような作品にはできないのはやむを得ないでしょう。
本作自体は満足だけど、このシナリオを次回作でどうやって回収するのかそこが気になって仕方ない。正直、かなり不安です。
お薦め度:★★★★★★★☆☆☆
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー