21世紀に突入してから幾星霜が流れた今、「デモクラシーは健在か?」が問われているような気がする。
「自由主義」と「民主主義」とは本当に二律背反か?であるとすれば、「日本」は一体何処に向かおうとしているのか?眠れぬ夜が続きそうな・・・
○適度な自由選挙制を維持:'88・147カ国 → '99・191カ国
○2000・米国大統領選:民主主義は必ずしも順調ではない
○'80年代後半:金融市場が世界規模で自由化 → 大量消費から株式取引に
○米国がモデル:活力ある資本主義と富裕エリート層
←→ 平等主義的価値観、強力な労働組合、ニューディールの福祉政策 → 創造的妥協
○最先端の企業はほぼ全ての事業を外注と下請けにまわし、唯一戦略上の本部の財務意志決定能力を残しておく → 実際の生産はほとんど関与しない
○市場化テストとベストバリュー政策:学校設置 → 少数の大型校が高速道路付近に存在
○21世紀の典型的政党:自己繁殖する内部エリートで構成される
→ 社会民主主義政党ではなく右派政党(例:フォルツァ・イタリア)
○WTOが自由競争から保護する権利は特許権
○アダム・スミス:政治が実業界を腐敗させるのと同様に、実業界は政治を腐敗させる
○選挙以外の方法で大きな変化を求めて騒ぎを起こすものは、民主主義自体を攻撃することになる
○私たちが民主主義者として歓迎するものと、平等主義的民主主義者として実際に支持するものは異なる