Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

孫正義のクレージー経営者宣言 竹村健一(太陽企画出版)

2011年04月11日 | 本と雑誌

Hitorigaten

 戦後日本人が遭遇した最大の試練「東日本大震災」に対して、義援金100億円を献金したソフトバンクグループ総帥孫正義氏。桁違いの行動は、桁違いの発想力の賜物か…
 そして、幸福感、価値観等が一瞬にして瓦解したとき、当事者の絶望感に寄り添い、共に涙し一歩踏み出す勇気を、人は持ち得るのだろうか。「審判の瞬間」という言葉が浮かんだのだが…

○マイケル・パウエル長官:アメリカに足りないものがひとつだけある-クレージーな経営者
○クレージーな経営者が消費者に恩恵:①非常識な価格、②普及していなかったADSL、③大幅値下げ
○「僕は死ぬまで青くいたい」
○ソフトバンクグループは今後100年間、監督官庁からの天下りをいっさい受け入れません
○三つのステージ:①農業革命、②筋肉の革命-産業革命、③情報革命
○人間の脳:約300億個のシナプス
○ワンチップに入るトランジスタの数が1年半ごとに二倍になっている→2018 300億個!!
○人間の頭脳の本質が解明されるにつれ、本当のデジタルなんだということがわかってきた
○デジタル情報産業:4つのC-①コンテンツ、②コミュニケーション、③コミュニティ、④コマース、つまりわれわれにとっては、映像をつくることが重要なのではなく、映画を流通させることが重要
○メディチ家:フィレンチェ-大富豪、ルネサンスの庇護者
 →アカデミア芸術の拡大再生産
○企業の目的は企業価値を高めることにある
○コンピュータを最大限に利用したうえで、コンピュータには出せないような創造性、味付け、革新性などを出すことに能力を集中する
○孫正義の最大の役割は、ソフトバンクグループを貫く哲学の創始者であり、グループのDNAを設計したアーキテクトだったといわれたい