フランス語習慣

仏検1級合格者によるフランスとフランス語のおいしい話。語学とフレンチに舌鼓。(Opera 推薦)

Goutte d'or Crattini

2007-01-29 06:59:06 | グルメ
今年に入って最初のグルメ・イベントは丸の内のイタリアン。グット・ドール・クラッティーニは西麻布にあったときから何度もお世話になっていたお店なのですが、その当時はいつも遅い時間にお邪魔していました。本当に遅かったので、文字通りお邪魔だったと思うのですが、この日は知人と早い時間から開始。実際、丸の内という場所柄、11時にはみなさんお帰りになるそうです。

生ビールをお願いしてから、メニューを眺めることしばらく。前菜をお願いして、パスタを三種類頼んでそれぞれ取り分けてもらうことに。メインで迷っていると、三皿は三名ではかなりの量ですよとのことでしたので、二皿お願いしました。ワインは、参加者の方の意見を反映して、白ワインをいただくことに。ただ、シャルドネーという選択は凡庸なので、少しひねって、シチリア島の白ワイン。シチリア島特有のセパージュも入っていて、さっぱりした味が魅力的でした。


根菜のスープ。この日の参加者は全員が激務の方々。癒しの根菜に全員ご満悦。


早くも記憶が飛んでいます。お魚を使った前菜ですが、何のお魚だったかは不明。


三皿目は確かフォアグラを使った料理。イタリアンなのに、まるでフレンチのような料理が出てきて驚きました。後で、倉谷シェフに言ってみたら、「少し遊んでみました。」とのこと。


四皿目からパスタに突入。最初から参加者それぞれに均等に取り分けてくれるのはうれしいですね。写真は最初に登場したパスタ。一見、明太子スパゲッティのようですが、ソムリエさんが薦めてくれたカルボナーラ・フォルテッシモ。


次に出てきたパスタが「とっておき、生うにのスパゲッティ」。やはり、ソムリエさんのお薦めの一品。ぼくは、ウニのスパゲッティは少しなら食べたい派なので、これくらいの分量がちょうどいい。


最後のパスタは、スパゲッティ・アラビアータ。お店のメニューではペンネ・アラビアータがありましたが、ぼくのわがままで、スパゲッティに変えてもらいました。アラビアータはいろいろ食べていますが、倉谷シェフのアラビアータは、かなりパンチが効いています。辛いです。アルデンテに辛さは効きます。おいしいです。


主菜は、二皿お願いしました。残念ながら、もう一品は酔っぱらったのと、お腹一杯だったのと、話し込みすぎで写真を取り忘れてしまいましたが、写真は「信州和牛のタリアータ 新サラダ添え」。かなり肉肉していておいしかったです。

最後に倉谷シェフとお話をすることができました。いつもおいしいパスタをありがとうございます。どうやって、あんなアルデンテになるんですか?

「タイミングです」

きっと、パスタに関しては悟りを開かれているに違いありません。悟ったことを伝えようとすると、言葉はシンプルになるのです。悟りは物事を凝縮するので、表現も凝縮されるのです。いわば、エッセンスだけが表現される。

場所はやや分かりにくいところにありますが、お店もきれいで、料理もおいしい。今度はランチに行きたいお店です。


グット・ドール・クラッティーニ (Goutte d'or Crattini)
【住所 】東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内仲通りビル1F
【定休日】日曜日
【電話 】03-6212-6882