この三連休は穏やかな天気が続きます。アウトドアにはもってこいの天気ですが、我が家では文化的な日を送っています。初日は話題の新名所、
国立新美術館に行ってきました。都知事選で有名になった黒川紀章氏による設計です。
何を隠そう、あるイベントでチケットを一枚いただいたので足を運んだのです。場所も、自転車で行けばすぐのところだし、ちょうどサイクリングがてらいいじゃない。途中、迷いそうになりながら目的地に着くと、お客さんがいっぱい。といっても、原宿の比じゃありません。館内はスムース。
家内の方は
カフェ・レストランに興味津々でしたが、こちらの方は満席。2時過ぎなのに満席とはどういうこと? プライスとメニューを見て作品展へ。
お客さんがたくさん入っていたのは
モネの方。行列が入り口からできていました。ぼくたちは、
異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005 ポンピドー・センター所蔵作品展の方。通常、美術館はコレクションを持っていますが、国立新美術館はコレクションをもたないため、今回のように他の美術館からコレクションを借りて作品展を行うことになります。
ポンピドゥー・センターと聞けばぴんと来る人なら分かるでしょう。作品は現代および近代の作品が主。実際、フランス語のサイトではこのようにその歴史が要約されています。
Le Centre national d'art et de culture Georges Pompidou est né de la volonté du Président Georges Pompidou de créer au cœur de Paris une institution culturelle originale entièrement vouée à la création moderne et contemporaine où les arts plastiques voisineraient avec le théâtre, la musique, le cinéma, les livres, les activités de parole...
パリの中心に現代および近代の芸術に捧げたオリジナルな文化施設を作りたいというジョルジュ・ポンピドゥー大統領の意志から生まれたのがポンピドゥー・センターなのです。実際、今回展示された作品はモジリアーニ、カンジンスキー、シャガールなどに加え、五つの時代に分けて写真などもありました。
カンジンスキーの絵画を初めて見れるとあって期待をつのらせていたのですが、今回は少し空振り。それよりは、シャガールがよかった。あの絵の複製なら家にあってもいいな。ちなみに、入り口で音声ガイドが500円で利用可能になっていましたが、「報道ステーション」(テレビ朝日系列)でおなじみの、テレビ朝日・武内絵美アナウンサーによる録音だったと後で知りました。
会場を出ると外は怪しい天気。東京地方は午後に雷雨を経験。