花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

My favorite songs. 2

2009年02月26日 | 心に残る音楽
「~手紙~拝啓 十五の君へ」。昨日、アンジェラ・アキさんが
SONGSで歌われていました。

聴けば聴くほど、大好きになっていく曲。
ご自身が十五歳の時に、書かれた詩を元に作られた曲と
昨日初めて知りました。

私の十五歳の頃。
まばゆい光の中での中学校の校舎が浮かんできます。
正面から映る景色の中に
自分が学んでいた教室が東側の校舎3階にあります。
担任の先生は、「熊哲(くまてつ)」「てっちゃん」
と呼ばれ、私たちは大好きでした。
体育と社会の先生で、一見強面であるけれど
笑うと目じりのしわが優しくて、真っ黒に日焼けしていたっけ。
自分は加山雄三に似ていて、奥さんは八代亜紀に似ているとか云ってたな。
子どもたちは、微妙な笑い。

いつも、笑いにあふれていた教室。

十五歳という年頃に思いを辿っていくと、その歳なりの
心の葛藤があったのだと気づきます。
けれど、それは友達との間にも親子の間にも
交わされることのない心の奥に隠しているようなもの。

子どもでありながらも、大人びていくひとつの過程には
必ずある心の摩擦。
ずっと後になってから
かけがえのない宝物であったのだと気づきます。

~ 拝啓 この手紙読んでいるあなたは何処で何をしているのだろう
 十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです

    (中略)
人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて
    keep on believing

笑顔を見せて 今を生きていこう
拝啓 この手紙読んでいるあなたが 幸せなことを願います~

すべての子どもたちにも、そして大人になった私たちにも
どこまでも優しい名曲です。


                
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