カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

映画「駆込み女と駆出し男」

2015-06-14 | 映画
どうにか時間が取れたので、何観ようか悩んだすえ邦画で
「駆込み女と駆出し男」を観ることに
この季節、紫陽花と言えば鎌倉が思い出され~
鎌倉と言えば、縁切り寺で有名な東慶寺も花菖蒲や紫陽花が美しいお寺
この東慶寺が舞台のお話なら、観ておこうかと
でも、最初に言ってしまうと、鎌倉の東慶寺では撮影はされなかったよう。。
映画の中の東慶寺は、尼寺のこじんまりした佇まいというより、修行道場の寺院のように描かれていました
寺院内の撮影は、兵庫県姫路の圓教寺だったようですね。
昔行ったことがありますが、山中にありながら、立派な堂宇が建ち並ぶ、荘厳な雰囲気の寺院です。
ある意味懐かしく~
話が逸れました
でも、撮影場所も行ったことがあったりすると、俄然興味が沸いてきます
原作は、井上ひさし小説「東慶寺花だより」
監督・脚本は、「わが母の記」の原田眞人監督

お話は、江戸時代後期、天保年間の頃。
鎌倉に幕府公認の縁切り寺・東慶寺があった。
離縁を望む女たちが、駆け込んでくる
夫の暴力から逃げてきた、にょご(戸田恵梨香)
そして、豪商の妾のお吟(満島ひかり)
その他にも駆込み女の縁切り理由は様々…
ここに駆込めば、旦那と縁切り出来るのかと思ったら、先ずは門前の御用宿にて聴き取り調査が行われる。
この御用宿の主人であり、離縁調停人の源兵衛に樹木希林
その甥っ子で、ここに居候することになった戯作者に憧れる見習い医者の信次郎に大泉洋
女たちのさまざまな事情に向き合いながら、女主人の源兵衛や信次郎たちは女たちに寄り添い、救いの手を試行錯誤
大泉さんは真面目な顔をすればするほど面白く思えてしまったり
最後までいろいろな事件が次々起こり、140分飽きることなく面白く観ることできました~

そして、駆込んだ女たちもお寺で2年間のお勤めを終え、晴れて離縁し自由の身となり、
それぞれが前向きに歩き始めて行く
離婚という、マイナスイメージのお話が、何か元気がもらえるお話に~~

また、東慶寺、院代の法秀尼さま(陽月華)の凛とした佇まいが印象的。
あまり知らない女優さんですが、ぴったりな感じでした。