■ブルーベリーの栽培ポイントその②「かん水」「防鳥」で汗をかく。
根が浅く、毛根をもたないブルーベリーは乾燥に弱く、
とにかく「かん水(水やり)」が重要です。
しかし、圃場には水道がありません。
標高が高くで井戸を掘るわけにもいきません。
近くに川も用水もありません。
そのため軽トラックに300リットルのタンクを積み込み、
往復4キロ距離を水汲みに行きます。
昨年よりエンジンポンプを利用し、比較的な時短になりましたが、
夏の干ばつ時期には1本の樹木に対して約5リットルのかん水が必要になり、
5月の果実肥大期から収穫までの間欠かすことができません。
また、果実が熟す約一か月間、鳥との戦いです。
昨年はほとんどが鳥に食べられてしまいました。
また、既述のとおり、かなりの暴風で簡易ハウス用のパイプでは歯が立たず、
パイプごと折れてしまいました。
失敗を糧に、今年は建築資材を使い
暴風にも耐えることができるネットを立てました。
地道な作業ですが、おいしいブルーベリーの実のためと思うと、
汗を流し費やす時間も惜しみません。
大きなネットを設営し、鳥害の心配はなくなっても、
カメムシやカミキリムシなどの害虫からも守らなければなりません。
受粉の要となる蜂や害虫を食べてくれるカマキリなどの益虫もいることですし、
農薬は使いません。
害虫を発見するとすぐに退治しています。
派手さはありません。地道な観察が実を結ぶのだと実感しています。
6月中旬から、私たちの初めての挑戦である「売るための収穫」が始まります。
そこにどんなドラマがあるのか、今から楽しみです。
■生産者になって思うこと
わたしは、農業分野の挑戦において、生産部分にかかわる機会が
これまでも多くあり、その中で感じた気づき・思いを3つの思いがあります。
①「相手は自然、待ってはくれない」
季節を感じながら、天候や天災の影響を受けながら、
でも、育っていく・変化していく作物を相手にしていること。
こうなる、こうしたい、という期待を全く持って裏切られるかもしれない。
でも、生命力はだれにも止められない!やるしかない!というのが生産だ!
②「観察から導いて予測することが大事」
育つ・変化の中にもその作物によってのルールや方法があり、
本や情報で知ることや経験することで知識として蓄積されていくことを、
日々の観察から、次の展開を予測していくこと。
予測には、観察のデータがないと裏付けできません。
つまり観察することで初めてビジネスの計画が動き出します。
③「攻めの農業をプロデュース」
作物を「生産することだけ」の守りの農業から
「ビジネス」や「仕組み」攻めの農業にジャンプできるかということ。
ただ、生産農業をやっていても
既存の農家さんや大規模な商業農家にはかないません。
生産力という点で力を失った耕作放棄地に
もう一度同じアプローチで挑んでも、
新しい視点や感覚で生産農業から超越するプロデュース力が必要
ということを強く感じています。
ここから発信する、攻めの農業の挑戦に、期待と応援を!!
(商品の注文は次回ブルーベリーブログにてお知らせいたします!!)
根が浅く、毛根をもたないブルーベリーは乾燥に弱く、
とにかく「かん水(水やり)」が重要です。
しかし、圃場には水道がありません。
標高が高くで井戸を掘るわけにもいきません。
近くに川も用水もありません。
そのため軽トラックに300リットルのタンクを積み込み、
往復4キロ距離を水汲みに行きます。
昨年よりエンジンポンプを利用し、比較的な時短になりましたが、
夏の干ばつ時期には1本の樹木に対して約5リットルのかん水が必要になり、
5月の果実肥大期から収穫までの間欠かすことができません。
また、果実が熟す約一か月間、鳥との戦いです。
昨年はほとんどが鳥に食べられてしまいました。
また、既述のとおり、かなりの暴風で簡易ハウス用のパイプでは歯が立たず、
パイプごと折れてしまいました。
失敗を糧に、今年は建築資材を使い
暴風にも耐えることができるネットを立てました。
地道な作業ですが、おいしいブルーベリーの実のためと思うと、
汗を流し費やす時間も惜しみません。
大きなネットを設営し、鳥害の心配はなくなっても、
カメムシやカミキリムシなどの害虫からも守らなければなりません。
受粉の要となる蜂や害虫を食べてくれるカマキリなどの益虫もいることですし、
農薬は使いません。
害虫を発見するとすぐに退治しています。
派手さはありません。地道な観察が実を結ぶのだと実感しています。
6月中旬から、私たちの初めての挑戦である「売るための収穫」が始まります。
そこにどんなドラマがあるのか、今から楽しみです。
■生産者になって思うこと
わたしは、農業分野の挑戦において、生産部分にかかわる機会が
これまでも多くあり、その中で感じた気づき・思いを3つの思いがあります。
①「相手は自然、待ってはくれない」
季節を感じながら、天候や天災の影響を受けながら、
でも、育っていく・変化していく作物を相手にしていること。
こうなる、こうしたい、という期待を全く持って裏切られるかもしれない。
でも、生命力はだれにも止められない!やるしかない!というのが生産だ!
②「観察から導いて予測することが大事」
育つ・変化の中にもその作物によってのルールや方法があり、
本や情報で知ることや経験することで知識として蓄積されていくことを、
日々の観察から、次の展開を予測していくこと。
予測には、観察のデータがないと裏付けできません。
つまり観察することで初めてビジネスの計画が動き出します。
③「攻めの農業をプロデュース」
作物を「生産することだけ」の守りの農業から
「ビジネス」や「仕組み」攻めの農業にジャンプできるかということ。
ただ、生産農業をやっていても
既存の農家さんや大規模な商業農家にはかないません。
生産力という点で力を失った耕作放棄地に
もう一度同じアプローチで挑んでも、
新しい視点や感覚で生産農業から超越するプロデュース力が必要
ということを強く感じています。
ここから発信する、攻めの農業の挑戦に、期待と応援を!!
(商品の注文は次回ブルーベリーブログにてお知らせいたします!!)