旅館で年間百人を超すインターンを受け入れて来た。今、社会の課題は派遣切りに象徴される格差や失業の問題だ。学生だけでなく失業者も受け入れ仕事を作り出す試みは、その社会問題のど真ん中だったと気づかされた。
そうだ、この問題にもっと真正面から取り組み、「農と個性で稼ぎ、食っていけ!」と稼ぎ方・食い方を具体的に教えようと決心した。地域が雇用を創出する実践。そんな時、飛び込んできたのが大國史英さんだ。
私たちの受入の仕組みに1ヶ月毎の給与評価会議がある。インターンを決して甘やかさない。彼らに自分の抱負や、できた事・できなかった事を書いてもらう。それを受け、私も真正面から一人一人とぶつかる。
彼らがどんな気持ちで働き、自立しようとしているのか、最近の若者の「働き方、生き方」の事例になると思うし、地域がどんどん若者や失業者を受け入れる参考にして欲しいので、少々長くなるがご紹介したい。
『4月から吉田屋のインターン生となり、現在は主に東出雲町で“のろNOLOブルーベリー”の生産を担当しています。この3月まで約5年間、地元の広告代理店で企画営業を担当していました。
広告の仕事を選んだ理由は、様々なメディアを通じて「地域の人と人とを結び付ける」事ができると考えたからです。しかし、地域は不況という激しい嵐に呑まれ、自分の立ち位置や進むべき方向を見失っている状況です。 私がここに来たのは、何かその解となるヒントが見つけられるのではないかと考えたからです。
吉田屋に来て、まず驚いたのは、「自分たちでできる事はやる」という精神です。冊子の印刷から風呂場のペンキ塗り、大型トラックの運転、ブルーベリー畑の防鳥ネット張りと、私の今までの感覚では、業者に発注するであろうと思う仕事でも、何でも「まずは自分たちでやってみる」という姿勢が貫かれていることが衝撃的でした。そこから自分自身を変えていくことが、起業の第一歩であることを学びました。
地域の歴史や風土、脈々と受け継がれてきた伝統、そこに住む人々、また後継者不足など地域が抱える様々な問題など、“のろNOLOブルーベリー”の栽培を通じて、今ゆっくりと見えてきたように思います』。
売り上げも現在3年で5倍を超え、順調だ。この余剰を、様々なところに投入している。その一つが旅館が経営する農場で、彼には現場が良いだろうと、そこを担当してもらうことにした。真剣勝負なのは、ここに紹介したような感想が彼から書かれた時に、私がなんと答えるかだ。ここで甘い答えをすれば、彼は去っていく。
同じ事が地域にも言える。甘い地域には人は留まらない。さて、皆さんだったら、なんと彼に答えるだろうか?
=================
8月の山陰中央新報「いわみ談話室」に掲載されました。
そうだ、この問題にもっと真正面から取り組み、「農と個性で稼ぎ、食っていけ!」と稼ぎ方・食い方を具体的に教えようと決心した。地域が雇用を創出する実践。そんな時、飛び込んできたのが大國史英さんだ。
私たちの受入の仕組みに1ヶ月毎の給与評価会議がある。インターンを決して甘やかさない。彼らに自分の抱負や、できた事・できなかった事を書いてもらう。それを受け、私も真正面から一人一人とぶつかる。
彼らがどんな気持ちで働き、自立しようとしているのか、最近の若者の「働き方、生き方」の事例になると思うし、地域がどんどん若者や失業者を受け入れる参考にして欲しいので、少々長くなるがご紹介したい。
『4月から吉田屋のインターン生となり、現在は主に東出雲町で“のろNOLOブルーベリー”の生産を担当しています。この3月まで約5年間、地元の広告代理店で企画営業を担当していました。
広告の仕事を選んだ理由は、様々なメディアを通じて「地域の人と人とを結び付ける」事ができると考えたからです。しかし、地域は不況という激しい嵐に呑まれ、自分の立ち位置や進むべき方向を見失っている状況です。 私がここに来たのは、何かその解となるヒントが見つけられるのではないかと考えたからです。
吉田屋に来て、まず驚いたのは、「自分たちでできる事はやる」という精神です。冊子の印刷から風呂場のペンキ塗り、大型トラックの運転、ブルーベリー畑の防鳥ネット張りと、私の今までの感覚では、業者に発注するであろうと思う仕事でも、何でも「まずは自分たちでやってみる」という姿勢が貫かれていることが衝撃的でした。そこから自分自身を変えていくことが、起業の第一歩であることを学びました。
地域の歴史や風土、脈々と受け継がれてきた伝統、そこに住む人々、また後継者不足など地域が抱える様々な問題など、“のろNOLOブルーベリー”の栽培を通じて、今ゆっくりと見えてきたように思います』。
売り上げも現在3年で5倍を超え、順調だ。この余剰を、様々なところに投入している。その一つが旅館が経営する農場で、彼には現場が良いだろうと、そこを担当してもらうことにした。真剣勝負なのは、ここに紹介したような感想が彼から書かれた時に、私がなんと答えるかだ。ここで甘い答えをすれば、彼は去っていく。
同じ事が地域にも言える。甘い地域には人は留まらない。さて、皆さんだったら、なんと彼に答えるだろうか?
=================
8月の山陰中央新報「いわみ談話室」に掲載されました。
コメント (0) |
トラックバック (0) |










