吉田屋のブログ。「新・自給ライフ研修旅館」を発信します!

「ミニマム」でいい「持続可能」であれば。あの日からそんなふうに思う。笑いながら汗を流し、ドンと構える社会を掴みたい。

島根へ来る前に、出雲弁を理解しよう!

2006年06月28日 | 2011年3月までのブログ内容はこちら
 突然ですが、あなたは純島根人(しまねびと)にお会いしたことがありますか?

 島根に来て半年、私がまだまだ越えられないハードルのひとつとして「出雲言語」の聞き取りと読解があります。

 私が初めて出雲弁に出会ったのは、奥出雲でした。大自然とおいしいお米、地元を愛し、誇りに思い、島根の豊かさをイキイキと語る人々・・・。感動と感銘ばかり受けた日々だったのですが、ひとつ、難解な問題は、とにかく、言葉が分からない!出雲の方が本気で出雲弁を語られたら、日本語のセンスを捨て、英語をひたすらニュアンスと雰囲気で掴み取るあの感覚をもって対応することが必要です。

 旅館吉田屋のお客様の中にも、若女将塾に協力してくださる方にも、出雲からおいでてくださる方もいますが、私はニュアンスを理解し、集中力と気迫で対応していることも多いのが現実・・・。まだまだ、私は出雲弁勉強中の身・・・。しかし、島根にいらっしゃる皆様に是非、この出雲弁の奥ゆかしさと、事前知識を身につけていただき、より面白い島根の旅を楽しんでいただこうと、ウェブサイトを立ち上げました!http://www.waa-bc.com/okuizumo/その名も、しまね観光講座です!

 私が大変お世話になった奥出雲町の魅力がぎゅっと詰まっただけでなく、「出雲弁ヒアリング力」を検定風アレンジ。実際に語り部さんの聞き取り調査をリスニングでき、その答えをメールで送信していただくと、あなたは何級か?という結果診断もいたします。この取り組みは、6月15日の産経新聞にも紹介されました。

是非島根にいらっしゃる前に、この検定で、出雲弁の予習をしてみませんか?!興味がある方はこちらにアクセスを!!http://www.waa-bc.com/okuizumo/

25歳のハロワ ★第2話~道路づくりはロマンの追求~

2006年06月16日 | 2011年3月までのブログ内容はこちら
普段何気なく車を運転している道路。「あ、でこぼこしている」「あ、この標識かわいい」「あ、カーブが多いな・・・」「あ、ここで休憩しよう」「あ、また9号線工事だよ・・」。車を運転することが当たり前の世の中になった今、道路も電気やガスのように、あたりまえに私たちの生活の傍にあるものですよね。

ですが「道路設計をするひとたちがいる」ってこと、考えたことってありますか?
私はこの当たり前な事実を認識しないまま、25年間がすぎていることに最近気づきました。

道路を創る工程は、地理的問題、地質的問題のクリアといった「なんとなく想像できる仕事」以上に深いところの議論もなされるようです。その土地にある伝統は?神話は?歴史は?というところを紐解いて議論していくところも、大事な道づくりなのです。島根県で言えば、三瓶山と大山をロープの軸にして引っ張ったといわれる「くにびき神話」から、「やまたのおろち」までが議論され、それがどんどんソリューション化され、最終的に地形議論にいたります。

以前、鉄の道、銀の道ということで、韓国と日本の民間交流のあたらしい「道」づくりに関わっていたことがあります。これは、韓国と日本に形成されていた技術支援、物流、文化交流全てに感謝し、お返しの気持ちを持って、お互いとお付き合いし、文化交流・信頼関係という新しい鉄の道、銀の道をつくろう!というコンセプトでした。

「地元の人が新しく行きかう生活文化、そして過去から受け継がれてきた歴史に尊敬を抱き、どうそれらが結びつくのか・・・」最善の道を探り、形にするのが「道路づくり」なのです!交流の道も、実際の道路づくりも、元は同じ、「尊敬とロマンの追求」だったなんて、目からうろこな一日でした。


「いかに、面白い道路を創るには、どうしたらいいだろうか?」という質問も投げかけていただいたのですが、私は「人々の知恵が集まって出来たという証拠を看板したらどうか」と答えました。ここのスポットは、「地形が大変じゃってねぇ~」「ここはカーブになってるけど、歴史的にも尊敬すべきところなんでわざとまっすぐにせんかったんよ」とか、ばーちゃんの似顔絵付き方言で書いてある看板がかかれてあったら、絶対面白いはず!人々が道路を創る大変さも理解するし、面白い職業だなと思うんじゃないかな?と思うんです。ちょっと飛びすぎてますかね・・。

面白い、道づくり。ぜひみなさんも面白いアイデアがあれば、教えてください!!

毎日新聞に温泉津温泉、掲載!

2006年06月15日 | 2011年3月までのブログ内容はこちら
毎日新聞の九州、西中国地方版に、温泉津温泉のことが紹介されました。レトロに今アレンジと題した内容の記事で、ひなびた温泉街に新風を吹き込んでいる人々の取り組みが紹介されています。創業96年の旅館吉田屋のことも無線ランの取りくみ、英語・韓国語などのウェブサイトの充実などの動きが取り上げられました☆