ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

団塊世代。その構造を理解する(1)

2006年10月04日 11時37分32秒 | ベビーブーマー
日本も団塊世代の大量退職を目前にして、彼らの退職金を当てにした団塊世代ビジネスが活況である。
ただし今の社会変化を考えると『退職金』等という言葉も数年で死語になってしまいそうだが...。
とにかく、
団塊の世代と聞くと皆が同じ世代の親から同じ時期に誕生し、そして修学と就職。ついには退職と誰もが同じ条件で人生を歩んできたような錯覚を起しやすい。
それは今自分が生きる現在の社会環境を基底にして考えてしまうからであろう。
しかし実際には、
団塊世代の『親の世代』は様々な年齢層であり、兄弟(姉妹)らも多く基本的な家庭環境から大きく異なっているのだと思う。

【 社会背景 】
時代をさかのぼろう。
終戦直後の昭和20年(1945年)の日本はどのような社会だったのであろうか?
日本の民主主義や一般国民の投票権は、日本の敗戦後、米国によってもたらされた。
(戦争時代の元軍人や民衆層が現役世代だった戦後の日本では多くの人々から「日本は戦争に負けて本当に良かった」と聞かされていたのは私だけではあるまい)

戦前・戦中の日本社会は、君主政治であり、侯爵だの伯爵だのと日本にも貴族らもいたのであろう。
財閥ならびに(財閥とつながる)政界と軍部を中心に政治と金が動く、格差(階層)社会だ。
侵略戦争の一因である。

戦後のベビーブームで産まれた団塊の世代が、日本の戦後20年も経った頃、
大学生を中心とした学生運動で「日米安保条約反対」の他、「ブルジョア思想の否定」や「民衆からの搾取反対」などを声高に叫んだのは、彼らの親や親と同世代の戦争体験者らからそれら日本の過去の歴史を聞かされていたからであろう。

そんな学生運動の主義や思想は何年も引き継がれ、
私が高校生の時の同級生にも中国の文化大革命(共産化革命)を成功させた毛沢東の教え『毛語録』をポケットに入れてデモ等に出て行った者が多かった。

皆で今一度思い起こすが良い。

追加記事
2008/04/10 考察:日本の団塊、米国のベビーブーマー
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団塊世代。その構造を理解する(1) - 社会背景
団塊世代。その構造を理解する(2).- 親世代年齢
団塊世代。その構造を理解する(3).- 世襲
団塊世代。その構造を理解する(4).- 地方の団塊世代
団塊世代。その構造を理解する(5).- 都市部の世代?
団塊世代。その構造を理解する(6).- 学歴階層
⑦ 団塊世代。その構造を理解する(7) - (準備中)

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1 コメント

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親のくりごと (KK)
2008-04-07 10:20:12
日本の「団塊の世代」命名者は堺屋太一とのこと、欧米ではベビーブーマー世代というらしい。老生はたまたま九死一生で戦場から帰郷~結婚したので、いわゆるこの世代の親であるが、何かしら団塊世代なるネーミングに違和感がある。
 本ブログはこの世代の構造解説のようでありますのでちょっとぼけ親のくりごとを開陳させていただきました。
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