ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

団塊世代。その構造を理解する(6)

2006年10月06日 16時25分48秒 | ベビーブーマー
正直に云えば、団塊世代は職場内において「叩かれ役」の社会就業にさらされて来たのではないか?と思っている。

【 中学卒の団塊層 】
戦後20年近く経っても、地方の中学卒業者は「金(きん)のたまご」と大手企業に尊ばれていた。
従って 中学卒の団塊層 、つまり10代半ば(中卒)で社会に出た人々は非常に多いと思う。
20歳~60歳の幅広な年代が中枢を成す社会(職場)に10代半ばで加わるのだ。長い時期を『ひよっこ(未熟者)』として下働き時代が長かったものと理解できる。
まして当時は、
『きんのたまご』と呼ばれていたのは劣悪な労働環境下で働く低賃金労働者である。企業にとってはまさに『金(カネ)の成るタマゴ』である。
(私の高校始めの頃にも、20代半ばで身体を壊し帰ってきた遠戚に会ったことがある)

【高校卒の団塊層】
都市部には多いのであろうが、地方では少なかった 高校卒の団塊層 は、成人年齢にも近く社会に出ても優遇はされたであろう。商売を始める者も少なくなかったはずである。

【大学卒の団塊層】
10代半ばで社会に出た級友も多いのである。その7年後。成人年齢(20歳)も過ぎ、かつての同級生らは一人立ちしている企業社会に新人として加わっても同僚らの助け無しには仕事にならない。
やっかみも加わって 大学卒の団塊層 が、多くの場所で冷遇されたのは理解ができる。
一方で 学歴を賞賛され有頂天になれるのに、他方、職場の実務では高卒の諸先輩らから踏みつけられ、現場作業では中卒の先輩らから軽んじられる。

初期の団塊世代にとっては『惨憺たる状況にあった』と聞いても容易に理解もできるだろう。

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