ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

[年金問題]: 仕組まれた 老後保障の不安 の中で..

2007年06月09日 15時05分43秒 | 格差社会と政治
[現代日本史]: 老後保障 年金記録問題 社会保険庁改革 加重失態

<年金不信政治>
老後保障の 年金 について、 大きな衝撃が走ったのはいまから 20年ほど前、 日本全体がバブルの余韻に酔いしれている時だった。

ウラでは 官僚・議員らと財界の癒着政治の中で)
年金資金を流用して 全国各地に 無駄に豪勢な 保養施設を次々と建設し、 経営が成り立たないまま 日々莫大な赤字を計上していく事を隠したまま、
たてまえとして) 将来の 団塊世代の大量退職時期に備え、財源確保の為に 年金支給開始年齢の段階的引き上げの政府発表があった。

<団塊の親世代は支給でも..>
当時、 (団塊世代を含む) 戦争を知らない世代親世代 が 日本の政財界の頂点に立っていた。 だから...、
団塊の親世代までは 無事に60歳から 年金支給を受けたが、 昭和一桁生まれはまともに 被害を被った。
支給開始年齢引き上げに該当する世代は、 定年退職後、 年金支給開始までの数年間を 退職金や預貯金を食いつぶしながら 生活して行かなければならないのだ。

<団塊世代も支給可..>
当時の若い世代同士でも 年々引き上げられる支給開始年齢は さらに引き上げが有るだろう事は誰しもが考えた。 社内にもいた 終期団塊世代 はギリギリ何とか受給出来そうなのだが それより若い年齢では 受給できない可能性が大きい事は明白だと話し合った。

<介護保険と同じに.官から民 .>
老後保障の不安が社会全体を覆ったとき、 出てきたのは 生命保険会社が販売を始めた 『養老年金保険』 だ。
発売当初から 「日本の年金はアテにできないから」 というのが 保険のオバチャンたちの セールストークだった。
当時の若い世代の老後保障を 国家に変わって民間(保険金融機関)が乗り出してきたのだ。

<そして失敗>
年金破綻を隠し 官から民 への老後保障政策は意外な障害をもたらした。
若年層の年金未加入問題である。
職業を持った社会人から 学生 にまで 強制加入年齢を引き下げても 親世代自体が 「将来、年金は貰えない」 と理解しているのだから 金持ち(資産家)家庭ほど 年金加入には否定的だった。 民間の金融商品に資金が流れたのだ。

バブル崩壊後、 :国家公務員(官僚・議員) と :財界 の癒着政治の故に いくら血税を投入しても 日本の景気は回復してこない。
景気が回復しないのは 政治屋と癒着する企業の上層部にだけゼニが集まり、 下層にまで ほとんどゼニが流れてこないのだから 理由は至極当然だ。 社会構造の末端が潤わないのである。

<満期時保証に目処無し>
(官民癒着政治のために)数年経っても 景気が回復しない中、
資金集めの為に 保険販売時に 考えられないほど有利な 金利商品 を設計・販売した 保険会社 の先行き (満期時保証) に大きな不安(破綻)が 露呈 していった。

<格差社会と戦争景気に希望を託し>
再び 国家としての年金に 頼らざるを得ない さらなる社会不安へと進んでいったのである。

※ 官 というと 官僚の意味のほか、 官職としての一般公務員も含まれてしまうので、
公務員法改正関連で 政府・与党 から使用を推奨されている 国家公務員(官僚・議員) と云わなければならないのは 誠に面倒である。 いかにも 官僚 らが 一般職員 を盾として 悪事に手を染めてきたかを現す 言葉になろう。
真面目に働く 一般公務員 と、 弱者に仕立て上げられた多くの国民 は浮かばれない ..。


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