Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

ママンの料理教室~トリュフチョコレート~

2017-10-11 | グルメ

【4歳3ヶ月】
先日、日本では絶対にありえないであろう、給食センターがストライキでお休みとなりました。つまり、シャモニ中の全学校が給食ナシ、と言うわけです。だから子供を昼休みに迎えに行き、午後の授業に間に合うよう送り届けたりして、フランスのママンは、おちおち仕事にも行ってられません。
いきなり言われても、母たちは困りますよね~。でも、これは「フランスあるある」。フランスでは、賃金値上げだとか、就業状況改善のためにだとか、とにかくストライキはよくあることなので、誰も怒らない(文句はぶー垂れるけど)、誰も焦らない。明日は、自分がストライキする立場になるかもしれないから。しかしね、「常に現状には満足しない」「自分の意見を持って人の意見に左右されない」、そんなフランス人の働き方と言うか、生活の質の向上にこだわり抜く姿勢は、少し見習いたい部分もあるのです。


さて、昨日は、幼稚園主催の『パパ/ママによる料理教室』にて、フランスっ子相手に豆腐を使った「チョコトリュフ」を作りました。やっぱりね、豆腐を見たことも食べたこともない子が多いから、白くてモロくて味のしないコノ食べ物に、そりゃもう大騒ぎさ。
ネットで「幼児 料理 火を使わない」と検索して、日本テイストが入っている『簡単&ヘルシー☆豆腐を使ったチョコ!( cookpad.com/recipe/1677899 )』に決定。


今回、ママンにとっては、昨年のリベンジでもあるんです。そう、ママンは知っている・・・調理室などなく、使える調理器具は電子レンジのみと言うことを! 昨年はこんな状況であることを知らずに、大胆にも鶏つくねなんぞ予定してしまったから、大変だったタイヘンだった。だから、検索キーワードに「火を使わない」…。
それで今年は、全てが想定内。カンッペキなる準備です。


豆腐をつぶし、チョコをレンジで溶かします。使っている用具は、我が家にいくつもある耐熱用のタッパ。なぜなら・・・


ここから先、冷蔵庫で2時間冷やさないといけないので、タッパの蓋を閉め、食品を運んできたクーラーボックスの中へ戻して~、「ちちんぷいぷい!(当然、日本語で言ってます)」。
ジャジャーン、実はママンが先に自宅で冷やしてきたものとすり替えて出したから、子供たちはビックリ。まあ、まだ4歳だからね。


ここからが、本番。泥団子を作る要領で、チョコレートを丸めます。好きだよねー、子供はこういう粘土作業が。


最後に、デコレーション。ココアパウダーだけでなく、粉砂糖とか、カラフルな細かい粒状のカラースプレーなどを持っていったら、喜んだよ。フランスは、味覚と同様に視覚が大事。とにかくケバケバした色がうけるんです!


そして迎えた今日の試食会。はい、昨年はママン、「3歳児と45分クッキング」もハードだったんですけど、その完成料理を明後日の試食会まで傷まないよう冷蔵庫へ入れるなりして保管しておかなければならないことにナーバスになったんですよねえ。だから今年は、自分のクッキング日は、試食会前日を死守しましたー!
もう、見てくださいよ、この「フランス人大好きチョコ菓子」と「見た目のカラフルさ」のダブルパンチで、一番に完売よ!! らりほ~♪


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親子クッキング~ラーメン~

2017-10-04 | グルメ

【4歳3ヶ月】
シャモニへ帰ってきた夜、中秋の名月でした。それでも満月はすぐ出て来ず、遅くまで待ってようやく出てきた、おぼろ月。日本ではススキを飾って、お団子を作りますね。「あー、お団子が食べたい!」と我が双子。昨年の一時帰国時に覚えてしまった団子の味が忘れられなくて、大騒ぎですよ。「海外で和菓子」とか、ホント無理だから…。


しかし今回、キャバレールでは「ラーメン」をよく食べました! ラーメンってもう、「和食」って言ってもいいですよね?


和食もユネスコ無形文化遺産に登録されましたしね。海外でもラーメンが売ってるんだ、と思うでしょ? チッチッチッ、つ・く・る・ん・で・す! カレーライスだってカレールーはないからカレー粉から作る、シチューもブールマニエから作る、餃子の皮も小麦粉から作る・・・決して料理好きなママンではありませんが、食欲には勝てません! 今年の夏、日本人の友人から技を伝授してもらいました。もう、早く教えてくれよ!


ラーメンを作るにあたって、具は冷蔵庫のあり合わせ、スープはチキンブイヨンで良いんですが、中華麺がネックなんです。それで、大事な材料がコレ。まずは「パスタ麺」。スパゲティも、太めのリンギーニも試しましたけど、一番ラーメンに近くなるなと思ったのが、極細の「カッペリーニ」です。ツルツルってやった時の食感が一番、ラーメンぽかった。まあ、これは、お好みです。


そして、パスタを中華麺にかえる魔法の粉! この真っ白な、空港の税関で所持していたら絶対に怪しまれそうな、この粉、いったい何だと思います? 重曹( Bicarbonate de sodium )ですよー。「重曹って掃除に使うものじゃないの!?」と思うかもしれませんが、フランスでは昔からベーキングパウダーの代わりとしてお菓子作りなどに使われています。重曹は薬局で買えるのですが、今回初めてふと疑問になり、薬剤師の主人に聞いてみましたら、疲労回復など薬用で使う人も多いんですって!


麺のゆで方はパスタの要領で。大き目の鍋にたっぷりのお湯、塩と一緒に、同量の重曹を入れて麺をゆでます。ぜーったいに、いつもより大きい鍋を用意してくださいね。なぜなら・・・


いきなり膨れ上がってきます! これが楽しくて、双子がラーメンばかり作りたがる…。


指定時間よりちょっと長めにゆでるが良し、さらには、パスタでは考えられないんですけど、お湯から上げたら蕎麦のようにしっかりもみ洗いします。そうしないと、臭いよ(ナトリウムだからプールの臭いって言えばいいかなあ…)。


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仔羊のロースト

2017-04-17 | グルメ

【3歳9ヶ月】
昨日は幼稚園のPTA会主催の、一昨日は体操教室で、我が双子は卵探しを楽しみました。「3歳でチョコをそんなに食べて大丈夫!?」と心配になるぐらい。いや、だって、親がセーブしきれないですよ。自分が拾ったチョコは、止められる前にサッサと包みを開けて食べちゃうか、自分のベッドへ隠しちゃうんですもの。
しかし、「復活祭と言ったらチョコレート!」ではなく、本来は仔羊(ラム)を食べるのが伝統です。毎年、主人からリクエストがありながらも、あまりラム肉を食べたことのない私は、何をどうしていいのか分からず逃げ回っていましたが、今年は観念した・・・子供も大人と同じものを食べるようになってきた今、やはり頑張ってみようと!


嬉々として主人がラム肉の塊を買ってきました。ドドーン!
これは、肩の部分( épaule d'agneau )です。1キロぐらいは、あったんじゃないかなあ?
自分では絶対買わない大きさだよね。


で、こんなデッカイ肉の塊なんて、扱いが分からないから速攻、義母に電話しました。
教えてもらったレシピは、以下の通り。

耐熱皿に玉ねぎの薄切りを敷き、その上にのせたラム肉にオリーブオイルを振りかけて、肉にニンニクを差し込みいれ、上からローズマリー、ローリエ、タイムをのせたら、辛口白ワインを振りかける。
オーブンth.7~8(220℃ぐらい)で、まず20分焼き、肉に塩コショウしてちぎりバターをのせる。
この時にジャガイモやらニンジンやら大きめに切った野菜をすき間へ並べて、一緒に再度20分。
途中、肉汁を肉にかけながら焼くこと。



簡単なのに、おいしくできました! ラムの臭みも気にならず。双子も興味しんしん。
だけど、すっごい肉の量で、「ガッツリ食べた!」という感じ。これは1年に1回でいいかな…。


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親子クッキング~クレープ~

2017-02-02 | グルメ

【3歳7ヶ月】
本日2月2日は、クレープを食べる日! そう、フランスでは。
本当は、シャンドルー( Chandeleur )と言う聖燭節(ろうそく祝別の日)の日です。フランス語でロウソクを意味するシャンデル( Chandelle )が語源のようで、つまり英語で言うキャンドルですよ。この日は、イエス降誕であるクリスマスから数えてちょうど40日目にあたり、聖母マリア様が出産後に初めて神殿にてお清めの儀式を受けたとされる宗教的なお祝いの日なんです。
で、ロウソクとクレープの関係は? ハハハ、主人も分からないって! いろいろ読んでみると諸説がいくつもあって、その中で私が一番「良いな♪」と思った説は、「ロウソク → 光 → 太陽 → 丸く黄金に輝くクレープ♪」なんて、いかがでしょう?

我が家でも初めて、クレープを焼きました。クレープ発祥の地に長らく住んで、クレープさえも焼いたことのない私を友人は笑いましたが、そのぐらいフランス人にとってクレープは、おやつと言うよりは食事、生活に密着した食べ物です。ブランチだけでなく、夕食にクレープを食べる夜があるほどに、慣れ親しんでいます。一汁三菜の日本人からすると「楽でいいな~」と思いつつ、やっぱり夕食に甘いものは遠慮したいが本音…。
はい、小麦粉に卵を割り入れます。双子、ただいま卵を上手に割る練習中。今日は殻が入らなかったけど、まだ完ぺきとは言えない。成功する日がきたら、公表するよ!


砂糖に牛乳、溶かしバターもドンドン混ぜるよ!
実は、今日の功労者はパパ。えっ、クレープなんて作ったことあるの!?


焼いたのも、パパ。不器っちょママンはこういう繊細な薄さに焼けない。
なんだ、アナタ、やろうと思えば料理できるんじゃない。その証拠に、嫁いだその日からこれが何なのか分らなかった、愛用のクレープパンが登場。目玉焼きを焼くには浅すぎて、「使えない!」と戸棚の奥にしまいこんでいたソレが、クレープを焼くためのものだったなんて…。


大変おいしゅうございました。ただ座って待っていれば食べられるということは。
日本で食べていたクレープはクリームの中に果物が埋め込まれているようなモノでしたが、こちら本場のクレープとは、砂糖をかけるだけの、とてもシンプル。


忘れてはいけないのは『シードル Cidre 』、クレープはリンゴの発泡酒と共にいただきます。こちら、シャモニがあるローヌ・アルプ地方唯一のサボワ地方産シードル、どうしてこれが我が家の酒蔵に眠っていたのかは謎ですが、これが本当においしくて、クレープに合う、合う。これからは、いつクレープを焼いてくれてもいいように買い置きしておかなくっちゃ。


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パピィがやって来た!~シャモニ土産は何にする?~

2016-10-31 | グルメ

【3歳4ヶ月】
本日、実父が帰国します。その同じフライトで、私たち家族も日本へ遊びに行きます!
あまり経験のない夕方発のフライト(ヨーロッパ便格安航空券を買うとほぼ、早朝出発を強いられる)だから、出発当日に最後の荷物確認しちゃったりして、なんか気持ちに余裕! ついでに、洋服の量とかいっちょ前なのに鞄を持てない双子に代わって、荷物分担をしてくれる実父がいるから、スーツケースの重さも余裕!


さて、日本へ帰ります。シャモニのお土産は、何がいいでしょう?
実父が滞在中に気に入ったシャモニ特産品を紹介します。ワインやらチーズやらチョコレートなど、食品を扱うお土産屋さんの店頭で必ず目を引くモノ・・・なんだか馬糞に似ているものもありますが、これらは「サラミ( Saucisson )」です。いや、厳密にはサラミではなく「乾燥ソーセージ」なんだそうですが。これが、ビールのおつまみによく合う! スライスして、外の皮をむいて(腸なので食べられますが…)、いただきます。形も太かったり丸かったりと様々ですが、味もシンプルなものからハーブ入りまで色々。実父が好きなのはナッツ入りでしたね。シャモニのあるローヌ・アルプ地方が産地です。


ところで、お土産に持って帰りたいと思っても、ヨーロッパの肉製品は日本に持ち込むことができません。「どうしても…」の方は、没収されるのを覚悟の上で、真空パックにしてもらうといいでしょう。スーパーや朝市ではなく、肉屋や免税店などきちんとしたお店なら、真空パックをやってくれますよ。


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