日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

駒大苫小牧野球部事件 軽々しく『暴力』という言葉を使うな

2005-08-23 10:24:24 | Weblog
駒大苫小牧野球部長、6月と8月に部員に暴力 謹慎処分 (朝日新聞) - goo ニュース

「駒大苫小牧野球部長、6月と8月に部員に暴力」と報じられたその『暴力』とは記事によると次の通りである。

《会見した篠原勝昌校長によると、3年生の部員の保護者から8月8日に「子どもが暴力をふるわれた」と学校に通報があった。翌日に同部長に確認したところ、6月2日に練習態度が不まじめだとして素手で数回、8月7日にスリッパで頭をたたいたと認めたという。この部員は甲子園では登録外で、ベンチ入りしていなかった。》

この強調した部分が『暴力』と言うことらしいが、この程度のことを『暴力』とマスメディアが騒ぎ立てると、全国の真性『暴力団』が看板を傷つけられたと抗議に立ち上がるだろう。

この度の夏の大会開会の直前にも高知県代表の明徳義塾が野球部員の喫煙や部内暴力が判明したとかで出場を辞退するハプニングがあった。

このニュースに接したときにダン・ブラウン大好きの私は高校野球をビジネスに利用出来そうだと思った。手強い相手、嫌な相手に『スキャンダル』を起こさせて出場辞退に追い込むことが出来るのである。その手立てはいくらでもある。でも無料では公開しない。

今回の駒大苫小牧の場合も明徳義塾の場合も『事件』を高野連に報告しなかったとかどうとか報じられている。何故そのようなことを一々報告しないといけないのだろう。そういうことは各野球部・高校にまかせておけばいい。

私は高校野球部、その部員に『模範優等生』のイメージを被せるようなことはしない。少々の悪(わる)ぐらいどういうことではない。それよりも今回の駒大苫小牧事件で、3年部員とあろうものが自分自身で問題を解決すべきであるのに、そこに保護者が登場することの方に不健全さを覚える。

もちろんいかなる部活動において暴力を容認してはいけない。しかし暴力を禁じたからといっていわゆる『暴力行為』が消え去るものではない。各部の運営・監督責任者は真剣に部活動の実情に目を配り不祥事の発生を抑えるべきである。いったん不祥事が発生した際には先ず「部活日誌」などに記録を正しく残し、その処理を迅速に行う。必要とあれば当該者の処分を行う。それらをすべて記録に留めておけばよい。後日のために。ただそれだけのことである。高野連に報告しなかったとか報告が遅れたとか、これらは謂われなき『被害者』を作るための悪しき取り決めでしかありえない。

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1 コメント

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親の顔が見たい。 (茨木童子)
2005-08-28 07:48:19
親の僻み根性は大変なものです、野球・サッカー等プロへの道が開けているスポーツの親の狂信ぶり、自分の子供が先生や先輩や指導者に対してどのような態度をとっているのか知らない親が一杯です。

今回や明徳義塾の事件のようなことで学校の校長が頭を下げているのを報じて喜んでいるマスコミのレベルの低さや学校内での生徒の現況を知らずに単に誰も反論できない「暴力はいけない」というお題目をかかげ反論を塞ぎ面白可笑しくメデアを売り込む手法をいいと思いますか。

一部の真面目で真剣にスポーツに取り組んでいる先生や指導者・生徒諸君の応援をしながらこの生徒の学校での姿や親の顔が見たいですね。
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