日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

森麻季さんと「フレンチ・カンカン」

2008-04-11 20:39:32 | 音楽・美術
来る6月、西宮の芸文センターで催される佐渡裕プロデュース喜歌劇「メリー・ウイドウ」に出演予定の森麻季さんが懐妊のために出演取りやめになった。そのことを歌仲間の友人から聞いて「へぇ~」と思ったが、私は冷静に受け止めた。と言うのは私のブログ塩田美奈子さんと歌う「津軽のふるさと」に書いたように、森麻季さんがヴァランシエンヌ役で出演する日のチケットを狙ったのに早々と売り切れで入手できず、すでに彼女の舞台を諦めていたからである。苦労してやっとこのチケットを手にされた方々は大勢ががっくりされたことだろう。

森麻季さんのホームページには《ご報告 この度、新しい命を授かることとなり、9月末に出産予定です。なお、公演活動は、身体的負担の大きいオペラ公演などを除き、基本的には7月末まで行い、・・・》とあった。

今度の公演はどのような演出になるのか知らないが、私が最近見たDVDの第三幕ハンナ・グラヴァリ邸のサロンでは、そこがキャバレー「マキシム」と化して「フレンチ・カンカン」を大勢の踊り子たちが踊る場面がある。その中心にいて踊り子と一緒にあの激しい「フレンチ・カンカン」をオッフェンバックの「天国と地獄」に合わせて踊るのるのがこの男爵夫人のヴァランシエンヌなのである。あちらではオペラ歌手でも芸達者である。歌手でありながら踊り子と一緒に遜色なく踊るのだから凄い。足を振り上げると180度以上に開脚して足のつま先は頭の天辺を越える。これでは出産三ヶ月前の森麻季さんには無理であろう。というより、そんな物騒なことは止めていただいた方がいい。私も森さんのこの舞台姿を見る人を羨ましがらずに済むというものだ。

ところで本当に「フレンチ・カンカン」が登場するのだろうか。芸文センターからのメールマガジンに《当センターでは、オペラ公演の舞台演技上の問題、森さんの現状とご本人のお考えを配慮した結果、今回の配役を変更することになりました。》とあった。この「舞台演技」というのは「フレンチ・カンカン」に間違いないと信じる。期待を裏切らないで欲しい。

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