この10日から1週間ほど、一生懸命歌を歌っていた。昨日開かれたX’mas Concertと銘打った日頃のヴォイストレーニングの成果発表会に備えてであった。昔々の受験勉強の追い込みのようなもので、適当な緊張感がなかなか快かった。コーラスは別として6曲も歌うのだから覚えるのが大変である。しかし直前になると、間違うことを気にするよりは、とにかく歌うことを楽しもうという気持ちに切り替えたお陰でとても楽しく歌えた。そのプログラムをそっとお目にかける。
このプログラムでお分かりいただけるように、歌い手の好みで選んだ曲であるがジャンルが広く、芸術の薫りがふくよかに漂いでているではないか(と自画自賛)。日本の片隅でのささやかな文化活動でもある。また歌い手もピチピチ20歳代の女性からばりばりの後期高齢者までとこれも多彩である。とくに女性には入場料をいただくコンサートの常連出演者もいるので、プログラムの流れを要所要所で引き締たことと思う。「夜うぐいす」というコロラトゥーラの歌ではうぐいすの鳴き声のカデンツァがスムーズで美しく、その上とても自然にD6(ト音記号音符で上第2線と上第3線の間)の高音を綺麗に出すものだからうっとりとして、こんな素晴らしい歌い手が仲間なんだと嬉しくなった。
私にとって一番の大曲は以前にも述べたが「椿姫」でジェルモンが歌う「Pur siccome un angelo ・・・」で始まるヴィオレッタとの掛け合いの二重唱であった。先生がヴィオレッタになってくださったが、心の中ではミューズの女神に「素人を引っ張り出してごめんなさい」と詫びておられたのかも知れない。しかし私にしてみたらこういうチャンスをよくぞ与えて下さったものだと、大いにチャレンジング魂が揺すぶられたのである。その成果は?いざ本番となって、何をどう間違えたのか、掛け合いでヴィオレッタが言い終わるのを待たず、1小節早めに歌い出し、ハッと気付いてすぐに同じ文句を繰り返して歌えるぐらいまで成長したのである。妻にも「この調子なら、来年は友達にも声をかけられそう」と言われた。
来年はどのような歌を歌うことになることやら、今から楽しみである。
このプログラムでお分かりいただけるように、歌い手の好みで選んだ曲であるがジャンルが広く、芸術の薫りがふくよかに漂いでているではないか(と自画自賛)。日本の片隅でのささやかな文化活動でもある。また歌い手もピチピチ20歳代の女性からばりばりの後期高齢者までとこれも多彩である。とくに女性には入場料をいただくコンサートの常連出演者もいるので、プログラムの流れを要所要所で引き締たことと思う。「夜うぐいす」というコロラトゥーラの歌ではうぐいすの鳴き声のカデンツァがスムーズで美しく、その上とても自然にD6(ト音記号音符で上第2線と上第3線の間)の高音を綺麗に出すものだからうっとりとして、こんな素晴らしい歌い手が仲間なんだと嬉しくなった。
私にとって一番の大曲は以前にも述べたが「椿姫」でジェルモンが歌う「Pur siccome un angelo ・・・」で始まるヴィオレッタとの掛け合いの二重唱であった。先生がヴィオレッタになってくださったが、心の中ではミューズの女神に「素人を引っ張り出してごめんなさい」と詫びておられたのかも知れない。しかし私にしてみたらこういうチャンスをよくぞ与えて下さったものだと、大いにチャレンジング魂が揺すぶられたのである。その成果は?いざ本番となって、何をどう間違えたのか、掛け合いでヴィオレッタが言い終わるのを待たず、1小節早めに歌い出し、ハッと気付いてすぐに同じ文句を繰り返して歌えるぐらいまで成長したのである。妻にも「この調子なら、来年は友達にも声をかけられそう」と言われた。
来年はどのような歌を歌うことになることやら、今から楽しみである。