日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

橋下徹大阪府知事を早すぎるかもしれないが首相に!

2009-06-20 13:24:23 | Weblog
昨日の日経ビジネスONLINEに面白い記事が出ていた。シリーズものでその「第22話 橋下徹首相候補のウルトラC、に…」である。

 「今、とても気になる政治家がいるのです」
 次期衆院選で3度目の当選を目指す民主党代議士・Aが、そう言って名前を挙げるのが「橋下徹・大阪府知事」である。
 「橋下さんの人気はすごい。今、仮に首相公選制が導入されたら、(自民党や民主党の国会議員を押しのけ)当選する可能性もあるのでは」
 確かに現在、橋下氏は最も“旬な”政治家だ。

 しかし、いくら国民的な人気を誇る政治家とはいえ、橋下氏は知事である。国政レベルの総選挙とは関係ないはずだ。
 「そうとは言い切れません」
 Aによれば、橋下氏が総選挙に絡んでくるシナリオが2通り考えられるのだという。
 まず、総選挙の前に自民党が総裁選を行い、新たに発足した内閣で橋下氏を閣僚に抜擢する。その後、衆院を解散し、橋下氏の人気を頼りに選挙を闘うというのだ。

 そして、Aが指摘するもう1つの可能性が、いきなり橋下氏を“首相候補”として迎えるというウルトラCである。
 「総選挙で、橋下さんを自民党比例候補として近畿ブロックのトップに載せる。そして当選後、首相に担ぐことを約束して選挙に臨む。自民党総裁は別の人が務め、総理を橋下さんがやるのです。私が自民党幹部であれば、そのくらい劇的な手段を考える」

橋下さんが大阪府知事に選出された日に日曜ドラマ三題 福士加代子選手 白鵬関 橋下徹弁護士で次のような感想を記している。

夜に入り大阪府知事選挙の開票が始まって間もなく橋下徹候補の当選確実が報じられた。38歳、全国最年少知事の誕生である。この年齢だけでも橋下氏に大きな期待をかけることが出来ると私は思う。(中略)

橋下氏に行政経験があるわけではなし、政治には全くの素人同然と言っていいのだろうが、だからこそそこに強みもある。ある一つの問題についてその本質が何であるのか、それを健全な常識で見抜く能力さえ備わっておれば、その解決に向けての方策を見つけるには大阪府職員が力強い助っ人となり実行に当たっても強力な戦力となってくれるであろう。大阪府民の生活向上に自分の人生を賭ける不退転の決意がありそれが府民に伝われば必ず人はついてくるものである。(中略)

自治体に議会などは不要というのが私の持論である。橋下氏はすべてを府民に直接訴え、その支持を基盤に大胆に自分の信じる道を歩んで頂きたいと思う。勇み足を恐れずに大いに問題発言をし、大いにもめ事を起こし府政を府民に分かりやすく伝えて頂く。過ちを覚れば直ちに改める柔軟性さえあれば、勇み足は前進への着実な跳躍台となる。府民との意思疎通に欠かせない広報活動にも新機軸を持ち込んで頂きたいものである。日和見の関西経済連合会のおじさまなどにも籠絡されず獅子奮迅の活躍を期待したい。

この時からすでに1年半の時が流れ、橋下知事は当初の期待通りに清新な政治手法を大阪に根付かせつつある。せめて一期、知事としての職務を全うしていただきたいとは思うものの、この閉塞感溢れた国政に国民の関心を引き寄せ、世襲議員を国会から排除する動きに駆り立てる大きな原動力に今こそなってほしいと思う。とっかかりとして自民党が橋下知事を担ごうと私はあえて反対しない。なんせ日本社会党を引き込み、村山富市委員長を首相に担ぎ上げた実績がある。一旦選ばれればその先に大きな政界再編が確実に待ち受けていると思うからである。

私はかって橋下知事を大久保利通のイメージに重ねて見たことがあるが、平成維新の先鋒として期待する気持ちはますます高まってきている。明治維新を経て1885年に伊藤博文が初代の内閣総理大臣に就いたのは44歳、橋下知事にはその記録を打ち破る可能性のあるのが嬉しい。伊藤博文はその後三回、計四回首相の座に就きその期間の合計は7年半におよぶ。最も長かったのは1892年から1896年まで4年1ヶ月に及ぶ第二次伊藤内閣で日清戦争を経験している。橋下知事が首相の座に5年もあれば必ずや地方分権制への道程をつけ、中央集権制最後の首相の座を飾ることになるだろう。それを可能にするのは有権者の意志と行動である。

日経ビジネスONLINEの記事に刺激されて、つい期待を膨らませてしまった。同じような思いを抱く大勢の国民とともに、これからの展開を見守っていきたい。


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