2008-09-11 22:18:59

あたしは、ものを捨てられなくて、
部屋の中はたくさんのものでわんさかわんさか。

美術館とか映画館にあるきれいなチラシとか、
面白そうなチラシとかももらってきては積んでいたんだけれども。

ある時、その溜まって行く様が恐ろしくて、
それ以来、
「これは行きたい行きたい！」と思うチラシだをもらう事にし、
表面的に消費してしまう雑誌も、買うのを辞めた。

自分の行った展覧会やお芝居のチケットもなんとなく一定期間をおいてから捨てるようにした。

ほんで、話はかわるけど。

去年、「原美術館でヘンリーダーガーの展覧会に行ったよ」という人がいて、というか、彼女はダーガーの名前は忘れていたんだけど、その絵の話を聞いて、「ダーガーとかいう？」と、あたしもよくもその名前がでたなぁ、ていうくらい衝動的に名前が出てきた。

５年くらい前にニューヨークでダーガーの大きな展覧会を見て胃の上のあたりがぞわぞわしたのを思い出した。
でも、５年の間一度も思い出したことのない、こんなつかみどころのないカタカナの名前をぱっと思い出すとは！すごい。
しかも、英語で展示の説明読んだのに、結構理解出来ている上に覚えてるんだよねえ。彼の生い立ちやらを。
あたしなかなかのイングリッシュスピーカーだったんだろうよ。ねえ。
で、話のポイントはそこではないんだけどさ。
でもそれだけ覚えてるというのは当時かなり衝撃を受けたのだろうなあ。
その辺は覚えてないんだけど。

で、その展覧会を見た時に、「あたし、この絵見たことある気がするんだよなあ」と思っていたのだけど、
ダーガーは少女雑誌だったかお菓子の包み紙だったか、そういうのの既成の絵を模写したりしているから、そういう意味で見たことある気がするんだなあ。と、
思いながら、それ自体を忘れていた。

ダーガーの作品が好きという訳でなく、（どちらかと言えば嫌いだろうねえ）
でもなにかが引っかかるので、原美術館には行かなかったんだけど、映画を見た。
これもまあ、なかなか嫌な感じの映画でしたが。

でその映画のチラシに、９３年に世田谷美術館で何点かの作品が展示されたと書いてあったので、
おお～、これに行って見たのかなあ。と思って早や数ヶ月。

昔にファイルしていたチケット類を見ていたら、ありました。ありました。

チラシにダーガーの事も少し書いてありました。

は～、積年の悩みが解決した瞬間のお話。

てか、ずいぶんと忘れていた上に、悩みですらないんだけどね～。

で、結論として、チラシとかファイルしとくのもいいもんだ、と言うことね。

ペラペラめくっていたらいろんな事を思い出した。


ＰＥＡＣＥ！！ラ☆。